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0526「やってみたいことがあるのだけれど」

京都千秋楽公演に行ってからひと月が過ぎようとしている。今日ようやくゆっくりと配信を見ることができた。延長の延長、本当にありがたい。
公演後のインスタライブで、特に話の繋がりとか伏線もないって言っていたけど、最初の入りからそれぞれのお話が続いて輪になって最初のに戻る感じがして、私は繋がっているように思えた。ゆら帝の『一つは二つ目に続く 二つめのは三つめに続く 三つめのは最初のに戻る』の感じ。

てんどん記以降のコントライブは見ているけど、今回はパントマイムがすごく登場するようになっていたり、歌ったり、これまではほとんどなかったものが入ってきていた印象。ギターを取り出して弾くところとか、少し奥から絵を運んできたり、絵筆で色付けをしたり、何をしてるのか動作でわかった。普段はパントマイムとかもうそういうことは一切やらずとにかくぶっとんでるコントばっかり見てるから余計に際立って見えたのかも。

自分のせいでお父さんは音楽を辞めたのかと気にして時代旅行するりょうた(トレーナーの「R」がサザエさんみたいですごくいい)、家族の将来を想って道を選んだお父さん、寿命をもらわないと最悪なかったことにされちゃうのに寿命を差し出さないで音楽を長くやっていた方がいいと言っちゃう悪魔、気を遣うせいちゃんに「おりたいからおるだけや」と言ってくれるかっちゃん。
最後のコントにあった、服に記憶が宿るっていうのがすごく好き。確かになあと気付いた。定期的にやっている服の断捨離の時、いる・いらないを決める際にはどんな時に着たのかどこに着ていったのかが薄く頭をよぎる。今まで全然気づかなかったな。「13年の記憶がない」の13年っていうのは芸歴かな。

ゆっくり記憶を辿るような全体の流れにうまく言葉がのせられなくて、いつもみたいに熱にまかせて感想を書くことができなかった。心が震えたところがあったのに、適切な言葉で表現できないままでいる。
ひとつひとつのお話の中に宿ってるそれぞれの悩みや苦悩やその後続いていく生活が気になる。悪魔の人と久保くんと博士と禅さん。良い具合に幸せなところに着地していてほしい。

千秋楽夜公演の物販の列に並んでて、あと数人のところで「ピンバッチ完売しましたー」のお知らせを聞く。おばけのピンバッチ買えず(のちオンラインで発注)。パンフレットは買えた。酔うのわかっていながら帰りの新幹線、我慢できずにパンフレットを読む。やっぱりだめで序盤で断念。翌日ちゃんと読んだら、ゴーストライター作のお話すごく良かった。

私の席は前から6列目の右端で、すぐそこにトニーさん。演奏する時以外はじっと舞台の方を見ていて、最後歌う時それまで一切声出ししてないのにいきなり歌うの大変そうだなと思った。系統としては違うけど、草野マサムネさんとかミヤジさんとか、歌うだけで歌詞の景色が絵になって浮かぶような声質。おばけのピンバッチつけてた。

もう1公演ライブで観たかったなあ。やっぱり1回だとすごい速さで目の前を通り過ぎていってしまう。

次のコントライブはもう来年とかよな。また今回みたいに東京以外のところで、全国6か所くらい巡るツアーでやってほしいな。見れる人・見れる回数が少しずつ増えますように。

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