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部外者と言うなかれ


2012年11月29日 長髭の繰言

何度も引用した言葉だけど繰言する日記だからマタマタ書いちゃいマス^^

 ゲームをする目標は互いに勝利を目指す事。
 ゲームをする理由は互いに楽しむ事。
 この二つを絶対に混同してはならない。


チョイと髭親父なりの解釈を盛り込んではいるけど、この言葉を教えてくれたのは我らがチームBANDITSの関西支部長Noriさんで、彼がアメリカ留学中に所属してたウィスコンシン州のクラブチームディスカッションで聞いたそうデス。
さてさて、今年から日本でも開催されるようになった最大規模の公式イベントではルールパックに「ようこそ」の言葉で始まるイベントの精神が書かれてるのですが様々な解釈が可能な曖昧さを残してくれてる文章は毎度の「功罪」の部分デスナ^^
ではでは、この文章を髭親父なりに勝手解釈してみようと思いマスヨ。

 フレンドリーな競技精神を保つために重要なことは、相手の楽しみを
 犠牲にしてまで勝利や成功を追い求めないことである。


以前、イベントの精神について「勝敗を目的としない」との説明を受けたんだけど髭親父は断じて否!と思った理由は冒頭に書いた其れこそ何度も引用してる言葉を知ってるからデス。
要するに「ゲームをする理由」が勝利する事のみになってしまったらドウ?
「勝てなきゃ結局は全部ツマラナイ!」とか、ゲーム中に対戦相手を見る事もなく「自分のミニチュアの活躍のみ」を楽しむ「ひとり上手」とかに対するメッセージとして、イベント精神に「勝利や成功を追い求めない」と掲げるなら理解出来るデショ?
だってゲームをする理由は「互いに楽しむ事」なんだからサ^^

 最高のゲームが生まれたとき、自分が勝者の側にいるか
 敗者の側にいるかは、 実は全く関係ないのである。


これはホントに「愉しくエキサイティングなゲーム」を経験した時に感じる感覚だから理解出来るヨネ♪
でも髭親父は初心の頃のチョイと苦い思い出としてコンナ言動が多かったノネ。「勝つよりもゲーム中の過程で自分らしい見せ場があれば充分デショ」初心の頃はホビーに対する家族の理解も得られてなかったし、存分にミニチュアを買ったり塗ったりも出来なくって対戦相手とゲームのポイントは揃えられても手持ち戦力の遣り繰りばっかりで納得のいくロスターを組むのは難しかったから、ある意味で存分に戦力を投入してゲーム出来る対戦相手への負け惜しみとかプレイヤーとしての熟練度が不足してるのをノリの好さで誤魔化してたカモネ(チョイと自虐的に過ぎるカナ?当時は当時なりに自身のプレイスタイル考えてたのも確かだしナァ)
モチロン!今でも1ターン目から結果が出るまでゲームの過程を愉しむ姿勢に変わりはないけど、今なら昔と少し違う言い方になると思いマス。
「互いに勝ちを目指した結果、負けても自分らしい戦いが出来れば充分!」
(ここで大切なのは「自分らしさ」には人それぞれで多様性があって関心の赴く方向も多種多様って事を忘れない事カナ)
対戦する「ゲーム」と言うのは勝敗が発生するから勝ち負けを無視は出来ないし例えば未経験者と遊ぶイントロライクな場合でも対戦であれば勝ちは目指すモノ。ダイスロールの処理や動かし方を手解きするのは「レクチャー」であって対戦じゃないし、お試し編成で遊ぶにしたって相手の編成との対比において勝ち目が薄い場合はあれど「負けて当然!」と思いながら遊ぶのならば其れは相手に付き合って貰いながらの「テストプレイ」でヤッパリ対戦と呼ぶには対等じゃない感じもするノネ(かつての髭親父は勝敗を度返しし過ぎて相手に付き合って貰ってばかりだったのカモネ^^;)
ここで言っている「最高のゲーム」とはレクチャーでもテストプレイでもなくて戦場を挟んで相対する相手との時間や空間を共有する「対戦」だと思うし、なればこそ例え年齢や経験やミニチュア所有量の差があろうとも互いに対等でありたいヨネ^^

その昔のシタデル3コアゲーム「ロードオブザリング」での対戦風景。
勝利を目指した真剣勝負の先にある最高のゲームを実感させてくれる
トッテモ面白くてナイスなゲームシステムだったのデスヨ。

髭親父は仲間内でワイワイと盛り上りながら趣味の時間を過ごすのが大好きデス。コレクション、モデリングの工夫やコンバージョンネタ、こだわりのペイントや趣味人其々が持つペイント方法の違いを語り合ったり教え合ったりも楽しいし、賑やかなイベント目指し仲間や団員各位と企画や運営の打ち合わせをする時も馴染みの面々や新顔の面々に繰言しちゃってる時だって真顔でも愉しんでマス。そしてゲームをレクチャーする時もテストプレイに付き合ったり貰ったり「勝利がゲームの理由」とする相手とだって髭親父の好むスタイルが少しでも共感を呼べるなら自らのプレイヤースキルを磨く意味でも楽しむ姿勢は同じでありたいと思っているのデス。
そしてミニチュアホビーの数ある面白さの中で大きな部分を占めてると思うゲームでの「対戦」を互いが対等な立場で楽しみ、伴に「最高のゲーム」を作り上げるには、お互いに愉しむ事を理由として、お互いが勝利を目標に戦い抜く事が必要なんじゃないカナ?

いやはや、何だかスゴイ長文の繰言になっちゃってるナァ^^;
それじゃ最後に賑やかし好きの髭親父から、ダイスロールの一喜一憂に魅了され「お約束」の魅せるダイス目でギャラリーを沸かすのがクセになっちゃってる自身と愛すべきプレイヤーの皆さんに次の言葉を送らせて貰いマス♪

 さあ、みんなで楽しい時間を過ごそう。そして出目1 の多からんことを!

追補:2023年10月15日

中つ国の公式大会を目指し大好きなゲームを盛り上げる為の情報発信やイベントに注力していた時期に、今にして思い返せば「使命感」に囚われて「物申す!」事が多かったせいで「やらかし」ちゃって、関係各位に多大なる迷惑を掛けたケジメとして大会参加を撤回したら今度は多くの「勝手知ったる毎度の面子」に髭親父らしいけどチャント「冷え切った空気の後始末は考えてますよね?」的なコメントを頂戴して、続く宇宙戦争の公式大会前にゲームズワークショップホビーが大好きなミニチュアゲーマーとしての想いを書き綴ったゆえのタイトルなのデス(当然ながら参加は出来ないからネ^^;)

「指輪」は君だけの物語を戦場で再現してみないか?的なノリで遊んでたナァ。
ちなみに画像はペイント仙人と呼ばれた趣味人のローハンがトッテモ格好良かったから
劇場版のワンシーンを再現させて貰ったヤラセ写真^^;

ちなみに記事の文末にある文章はシタデル3コアゲームの公式大会として開催された「スローンオヴスカル」トーナメントのルールパックに書かれていた言葉で本来は「出目6の多からんことを!」だったのを書き換えてマス^^

宇宙戦争での当時のマイアーミーはウィッチハンター。
髭親父の40Kでのファーストアーミーに選んだ理由は何と言ってもシスターオヴバトルの
メタル製ミニチュアにゾッコン惚れ込んでコデックス未翻訳にも関わらず始めちゃいマシタ♪

この記事の冒頭にあるNoriさんから聞いた言葉はスローンオヴスカルのルールパックにある「最高のゲーム」に繋がると思うんだけど如何デショ?
「ブンドド」でも「ガチンコ」でも互いに勝利を目指してこそ成り立つのが対戦ゲームで「ナラティブ」だの「コンペティティブ」とか言ってもアナログゲームの対戦は相手がいて成り立つんだから互いに愉しめなきゃダヨネ!
いやはや、かつて「勝負としては物足りないけどゲームとしては愉しい」なんて評された髭親父だって様々な経験を経てコンナ記事を書いてたのデス。
まぁ今じゃゲームなんて浦島太郎状態でチンプンカンプン!なんだけどサ^^

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