こんにちは。天野です。
少しずつ読み進めていたサーバントリーダーシップをようやく読み終えました。講演などを後から書籍にまとめた内容が多く、けっこう読むのが大変なタイプの本でした。
全体的には含蓄に富んだ内容でとても参考になったので、メモを引用しながら感想を残します。
道徳的権限
サーバント・リーダーが持つ他の人との決定的な違いとして、「良心」つまり善悪の区別をつける道徳的感覚を挙げています。
「良心」を道徳的権限と呼び、サーバント・リーダーは道徳的権限を強めていく存在として解説されています。
トラスティ(受託者)
組織の中には、運営を担うリーダーとその監督を務めるリーダーという二種類のリーダーが必要だと書かれています。後者のリーダーを本書ではトラスティ(受託者)と呼び、そのリーダーシップについてかなりのボリュームで解説されています。
コーチの必要性
上記で引用していますが、卓越した奉仕を組織ができずにいる理由として「トラスティシップのレベルの低さ」と「CEOをひとりだけに頼るというコンセプト」を挙げていることにハッとしました。
卓越した組織を作るためには、1人の全知全能のリーダーに頼ることではなく、リーダーとしての彼・彼女らを監督する仕組みが必要で、傲慢なリーダーを許さないようトラスティシップを発揮しなければならないんですね。