日本の隣の国


ロシア海軍の艦艇10隻 津軽海峡を通過


防衛省によりますと10日午前2時ごろ、北海道の襟裳岬の東北東およそ180キロの太平洋を、ロシア海軍の艦艇10隻が航行しているのを海上自衛隊の哨戒機や艦艇が確認しました。
確認されたのは駆逐艦やフリゲート艦などで、11日にかけて津軽海峡を通過し、日本海に出たということです。
ロシア海軍は先月以降、オホーツク海などで大規模な海上演習を行っていて、10隻はこの演習に参加していたとみられています。
津軽海峡は「国際海峡」のため、軍艦を含めて外国の船舶の航行が国際的に認められていますが、防衛省関係者の1人は取材に対し「これだけの数のロシア海軍の艦艇が津軽海峡を一度に通過するのは珍しく、ロシアに制裁を科すなどした日本をけん制した可能性もある」と話しています。
防衛省は、ロシア軍が日本周辺での活動を活発化させているとみて、航行の目的などを分析しています。

ロシア 北方領土でミサイル使った軍事訓練

ロシア国防省は北方領土に配備された地対空ミサイルシステム「S300」の訓練を行ったと10日、発表しました。
「S300」は半径400キロ以内に接近した戦闘機やミサイルを撃ち落とす能力をもつ対空防衛のための兵器で、訓練では空中にある数十個の目標を、すべて撃墜したとしています。
ウクライナへの軍事侵攻のさなかに北方領土で訓練を行った背景には、ロシアに制裁を科し、圧力を強めるアメリカや日本をけん制するねらいがあると見られます。
【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(11日の動き) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220311/k10013525141000.html

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