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アンサングシンデレラの葵みどりから学んだこと

アンサングシンデレラのDVDが発売になった。
コロナ禍の物凄く大変な時期のドラマであり、ちょうど私もそのころコロナの煽りをうけて大変な時だった。
勤務先で陽性者が数名。
濃厚接触者がどんどん出社停止になる中、残った僅かなメンバーでの営業。
命がけで出社してくれたみんなに支えられたこと。
恐怖から涙を流し辛さを訴えるメンバーの姿。あの経験は今でも忘れられない。

その数日後、微熱が続き咳が止まらないという体調不良からまる1ヶ月会社に行けず在宅勤務になった日々。
いつも能天気でどちらかと言えばポジティブな私でさえ心が折れそうな暗い日々。
アンサングシンデレラを見ながら書いた文章。
今更だけれど、初心に何度も戻れるような内容なので記録として残しておきたい。
なんならこんな気持ち今すでに忘れていた。

以下は2020年9月に書いたもの。

長引く体調不良と、このドラマの視聴が重なっていた。
その間医療従事者や、保健所の人と何度も会話をした。
弱っている時、頼りは専門家で温かい声かけに何度も救われた。
コロナを何度も疑われたが、結果コロナでは無かったのだけれど。

会社にも行けず申し訳ない思いと、これまで経験した事のない不調。
皆んなに会えない寂しさもあり、そんな中さりげなくLINEをしてくれる同僚が意外な人だったりして。

そこから長らく会っていない友達や、同じく体調不良の同僚にLINEをするようになった。
自分がしてもらって嬉しかった事は、同じように人をほんの少し明るくできることなんだと気づいた。

ドラマの話に戻るが…みどりの誠実さや、人ととことん向き合うところを見ていて、自分に足りないところ、忘れていた気持ちを思い出すことが出来た。

人と向き合う仕事につきながら、本心を知るのが辛かったり、それにどう返すべきか悩んだりを繰り返すうちに見て見ぬふりをする事が増えていた。

会社に行けたらもう1度、ちゃんと人と向き合おう。
そう思って久しぶりに行った職場で、数人と面談の機会があった。

いえなかった本音を伝えられた人達が、少なからず最後に笑顔になるのを見て、やりがいは自分で作ることも出来れば、無くすことも出来るのだと感じた。

一度きりの人生、泣いて過ごすより笑って過ごしたいし、どうせなら沢山の人の笑顔を見たい。

多分こういう気持ちって忘れていくものだと思う。

そんな時はこのドラマのちょっとお節介だけれど、確実に人を変える力のある葵みどりを見て思い出そう。


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