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可愛いものが好き Vol 2

 可愛いものが好き!夜中の番組「おじさんはカワイイものがお好き」の記事を書いたが、結論は、「人それぞれで、何を好きであってもいいではないか。」となった。
 年甲斐もなく「可愛いものが好きだ。」恥ずかしげも無く「可愛い服」も着る。周りには迷惑をかけているのだろうが
   「この自由さが幸せだと思う。」 
と締めくくって、尻をまくった感じだった。
 
 その後、いろいろな方と「可愛いもの」について話すうちに、
「可愛い物が好き」共感団体が出来そうなほどたくさんの方が
「うん、うん。分かる。 
 可愛いものいいよね。
 ニャンコちゃんの肉球。
 ほっぺにちょんちょんしちゃうよね。」
「分かるなあ。ふわっとした感じいいね。」
「ただの袋でいいのに
 可愛い包装頼んじゃうね。」

 チョーダリさんに頂いた。
 クッキーが入っていた箱だ。ダンボールアートで、 何とも言えず可愛い💕。 

 美樹ちゃんに頂いたニャンコのしおり↑
(立体刺繍)メモをする度にニャンコの顔を撫でてしまう。
 本に挟んだら、きっと何冊も読めるだろう。
 ニャンコに会いたくて、何度も開いてチョコチョコ読んでしまいそうだ。「可愛いもの」を見ることが、それが好きな者にとって幸せなのだ。

 今日も、こいとコーヒーに行って、可愛いスタッフさんと「可愛いもの」の話に花を咲かせた。  
 飼っているニャンコの無防備なお腹が可愛いとか。
 ボテボテし始めたお腹が座ると前足のところにながれて来てるのも可愛いとか。  
「ねぇ。」と伸ばしてくるお手手には、つい握手しちゃう。肉球がたまらないとか。 
 ワンコの顎のたるみが、愛しいとか。 
 まるで、お祖母さん達がスマホの待ち受け画面の孫を見せている時のように「我が家の可愛い家族」を自慢し合った。 
 きっとチャーちゃんは、クシャミをした後
「お母ん。お父んに『バーカ』  
          って言われるよう。」
と言っているような気配を感じた。

「では、帰らねば」と立ち上がり、
         大好きなパンを購入した。 
すると、
「ちょっと待っててくださいね。」
      と、紙の袋に何やら描き始めた。
 嬉しそうに描いている彼女が可愛い。

 出来上がったのが、↓これだった。

 端っこにあるハートに向かって、トコトコと歩いている可愛いニャンコちゃんが描かれていた。  
 思わず「可愛い💕」と、声を上げてしまった。
 お客さんが少ない時間帯だったので、話もできた上に、絵も描いてくれた。
 
 数年前。どんなものを見ても
「か、わ、いい〜い!」
という若者を見て、厚洋さんが一言。
「他に表現方法はないのか?」
と、ムッとしていたことがあったが、今なら、
「可愛いものは癒されるのです。
「可愛い💕」と声に出すことで、己の鼓膜に
「可愛い💕」と感受し、一層の癒しを感じる   
 のです。
 人間が命を守ろうとするのも「可愛い」から 
 です。 
 赤ちゃんの目が大きいのも。
 小さなものを可愛いと思うのも。
 厚洋さんだって、ゴキブリも小さい時は可愛
 いって言ってたじゃない?」
と、屁理屈が言えそうだった。

 もしも、紙袋のニャンコ描きが有料であったとしても、少しの手数料を払っても、癒しのために「可愛いもの」を欲するのだ。
 この日のニャンコ描きは、彼女の心からのプレゼントだった。
 可愛いは、愛しいだ。
 全ての人が全てのものに「愛しさ」を感じたら、争い事なんて、人が人を殺すような戦いなんて、無くなるのではないだろうか。

 愛しいものの為に、
       我慢する自分に気づくからだ。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります