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booちゃんの不安 ごっくん❣️誤嚥は、ご遠慮願いたい。

 noteには、#maaをつけて公開している。 
 日々折々、雑感を書いているのだが、「嫁の子育ての大変さ」や「かつての教員として感じた事」を【子育てパニック ○○】として書く事もあった。
 二年目入ったnoteなので、【ばぁちゃんの不安】と称して、年寄りになるとこんな不安が出てくるぞって、伝えるのも面白いと考えて書き始めてみる。
 ただ、「ばあちゃん」と自分から言うのは嫌なので、ばぁは、「ばあ」でも、
「いないいない ばあ!」の「ばぁ」
「Peekaboo、Peek-a-boo」の「boo」。
『隠してた顔が出てくる!』→「驚愕」

 年取ったら「自分の変化」に怒るし、笑うし、不安になる。そんな日々折々の思いを綴るのも面白いかなと…。

 初回は、「誤嚥」の不安と笑い。
 厚洋さんが亡くなってから、食生活がだらしがなくなった。
 それまでは、毎朝、「厚洋さんが作ってくれる朝食」を頂くために生活リズムも規則正しかった。(彼の具合が悪くなってからの数ヶ月はbooが朝ごはんを作った。)

「今日はいらない。」
なんて言おうものなら
「お前が食わないなら、もう作らない。」
と言われてしまう。
 彼も朝食を取らず、お酒だけを飲む適当な生活になってしまうとも思ったので、2人きりになってからは、しっかりと食べた。
 朝食を食べるためにしっかりと起きた。
「おいっ!メシ! 起きろ!」
と言われることもあったが、
退職までは、6時〜6時半。
退職してからは、7時半。
 必ず一緒に食べた。
 彼の献立は、旅館の朝食より品数も多く飾り付けも素晴らしかった。何より、真愛の健康状態を考えてくれていた。
 必ず全部食べた。(だから、太った)
 朝食の片付けは、真愛の係なので洗い物をする。
 食後のコーヒーは、彼の残りをもらった。
 食事が終了すれば、歯磨き・洗顔・化粧。
 洗面を始めると同時に洗濯を開始する。
 化粧をしてパジャマのままではいられないので着替える。
 朝風呂に入っていた頃は、パジャマも洗えるし、歯磨き〜着替えまでがスムーズだった。
 それから、その日「やりたい事」に取り掛かった。
 ところが厚洋さんが亡くなって、生活リズムがバラバラになった。
「厚ちゃんいないんだ。ひとりで食べるのは
 面倒臭い。寝〜る。」
と二度寝してしまう。
 食事は、誰かとするから美味しいのであり、料理は、誰かの為に作るから楽しいのだと思う。
 さて、食事がつまらなくなったbooは、「簡単な物」で食事をとる。簡単な物は、飲む物が多くあまり噛まなくなった。
 咀嚼力が衰えたので、唾液の分泌が少ない。
 唾液が少ないと「ごっくん」がうまくできなくなるのだ。
 JAFの冊子に
「運転中の誤嚥は、事故のもと!
    運転操作に集中しましょう!」
と言う記事があった。
 ドライバー(79歳)がペットボトルのお茶を飲もうとして誤嚥し、「むせて」運転姿勢を崩し、ペダルの踏み間違いを起こした。結果、車は歩道に乗り上げ6人もの負傷事故になったそうだという。
 真愛も水泳の帰りに、ついつい喉が渇いてペットボトルのお茶を飲む。まだ、50代だったのに怖い思いをした。


 暫くなかったので、「私は大丈夫!」と笑っていたが、さっき、ラーメンを啜ったら
「むせた❗️」
 このnoteを書きながら、ホット桃酢を飲んでいないのに「むせた❗️」
真愛の「喉頭」の体力が弱まって、「動くタイミングがずれている」のだ。
 ✖️✖️✖️が衰えてきたのだ。
 飲み込む時の筋肉は

 嚥下筋(ごっくん筋)は、顎の下にあり、飲み込むときに硬くなって、喉仏ある喉頭を引き上げる仕組みになっている。
「食事中むせやすくなった。」
「咳払いが増えた」などなどは、「喉の力」「飲み込み力」が衰えている。この筋肉は、40代から衰え始め、60代になると嚥下機能の低下も始まるそうだ。
 加齢で、筋肉や感覚が衰えると、嚥下反射のタイミングがずれ、「食べ物」が気管に入り込みむせる(吐き出そうとする)のだ。
 気管から入った異物が肺に入り細菌が炎症を起こす「誤嚥性肺炎」や「窒息」で命を落とす人もいるのだ。
 booちゃんは、笑っていられない。
 手遅れになる前に、「飲み込み力」を鍛えなければならない。
⓵飲み込む動作を頭と身体で理解し、
 意識して筋肉を使う事
 喉仏の動きをつかむことだ。
 喉仏を触って、ごっくんと飲むときに、
 喉仏が上がる。
②喉仏トレーニングをする。
 喉仏を上げたまま、顎の下に力を入れて5秒
 間保つ。


⓷時々「チェックすること」
 ・食事中むせない?
 ・痰がたまることない?
 ・唾液が多くなったと感じる?
 ・声の感じが変わった?
 ・咳払いが増えた?
 ・飲み込む時に引っかかる?
 ・液体が飲み込みにくい?
 ・寝た時に咳をする?
 ・鼻に出てくることがある?

 厚ちゃんは、全ての臓器に癌の転移が見られていた。食道にも…。
 普通ならば飲み込むことが出来ないのに、亡くなる前日の夕方まで、真愛の作った料理(すり潰した流動食・アイス・シュークリーム)を飲み込むことが出来た。
 飲み込む事は、「生きる事」だと思う。
 口の中に食べ物を運ぶ事は、誰かにやってもらえる。噛めなかったら、流動食にすれば良い。しかし、「飲み込む」のは、自力でなければ誰にも手伝ってもらえない。
 

 そういえば、厚ちゃんは、どんな事でも「ぐっ」と飲み込んでくれた。だから、booちゃんは、自由に伸びやかに生きてこられたと思う。
 「飲み込む」ってことは、凄い力なんだ。
 
 文句ばっかり言って、人の意見も飲み込めず、顎の力も無くなって「誤嚥」、正しいものを正しく飲み込めなくなるなんて悲しいね。
 う?
 話外れた。
 
 誤嚥性肺炎なんかになるのは、ご遠慮つかまつりたい。

 高齢者でなくても、運転中の不安定な状態で、ペットボトル飲みはやめよう。
 安全な場所で、止まって、落ち着いて飲むようにしたい。
 繰り返す、誤嚥は若くてもある。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります