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春一番の次は、寒の戻り。

 春一番が吹いてしまって、noteの公開に間に合わなかった。今年の春一番は、立春の翌日に吹いた。
「春一番が吹いた」と聞いただけで、気持ちがウキウキするから不思議だ。
 キャンディーズのメロディが流れて来る。
♪春一番が掃除したてのサッシの窓に
 ほこりの渦を踊らせてます♫
の「微笑み返し」のメロディである。
 長年に渡って、「春一番」の言葉といっしょに刷り込まれた「メロディ」なのだ。
 TVのニュースのBGMで、スーパーのBGMで毎年毎年聞いて刷り込まれたのだ。

 しかし、真愛は、「春一番」という曲の方が歌詞もメロディも好きだ。
   歌詞がきちんと刷り込まれている。しかし「ちょっと気取ってみませんか」
 と「恋をしてみませんか?」と間違えて出て
 来ることも少なくない。
 
※以前にも書いたが、歌なんて「サビの部分」 
 しか覚えてない。後でもう一度繰り返して聞
 いた時、
「こんな思いが綴られていたんだ。」
 と気づく。
 真愛の拙著「白い花にそえて」で
 さだまさしさんの「関白宣言」のラストと病
 床での夫の言葉が重なり、号泣したことが書
 いてある。
 真愛が「生き直す力」になった歌だ。
 歌だけではない。人は、兎角、部分しか記憶
 せず、後で反省する事が多い。
(私だけかな。)
 泣いてばかりいたって、幸せは来ないから
 厚洋さんを思い出しメソメソしてたら、
「お前らしくない。春になったんだから!」
 って言われた気がする。

 しかし、もう恋なんかしない。恋をするなら、相手は厚洋さんでしかない。
 亡くなった旦那に、もう一度恋してる自分が
 好きだ。

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 庭の隅っこの鉢の中でスミレが咲いた。
ちゃんと春を感じて、目を覚ましてくれたのだ。
 泣いてばかりいたって、幸せは来ないから、「春一番」が吹いたのだから、前向きになんかしなくっちゃと思った。
が、「寒の戻り」だそうだ。

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 霜柱が立って、
「まだまだ、考えが甘いな。
 尻だけ軽くなって、ウキウキするな。
 何をしっかり踏み締めて、
 どんなことを成し遂げたいのか
 考えろ~!」
って厚洋さんに言われた。   笑笑。


ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります