見出し画像

1月の日本文化紹介

 あけましておめでとうございます。
 日本のお正月は、旧暦の1月の異称です。Happy New Year
New Year in Japan is another name for January in the old lunar calendar.
 
 お正月は、「睦月」と言います。
「睦」は、「睦まじい」の意味です。
 この月は、家族で仲良く過ごします。
The New Year is called “Mutsuki”.
The meaning of “睦” is “harmonious”
This month we spend time with my family.

 家を門松や鏡餅で飾ります。
訪れた「年神様」に見守られて、楽しく家族で過ごします。
It decorates a house with kadomatsu (a festival pine tree) and kagami-mochi (a mirror-mochi rice cake).
We are enjoying our family by the gods of the year we visited.
 男の子は、外で、凧揚げをします。
 凧を天高くあげて、子どもの健康と成長を願います。
 女の子は、羽根つきをします。
 羽根つきは、厄払いです。
 羽の下の黒いものは実です。
 黒いものは「ムクロジ」の種です。
「無患子」
 「子どもが患わない」と思っています。
羽根を落とすと、顔に墨を塗られるのも魔除けの一つです。

Boys raise kites.
We want the kite to raise our children's health and growth.
A girl plays feather games.
The feather game is a talisman
The black under the shuttle is a berry.
The black is the seeds of the mucro ji.
「無患子 mucro ji」
Children don't get sick.

if you drop the feather, you paint the ink on your face.
This is also a talisman

家の中の遊びは、「カルタ」です。
 私の家族は「小倉百人一首」で遊びました。
 遊び方は、和歌の上の句を読み上げ、下の句の書かれている札を取ります。

The play in the house is "karuta".
My family played with "Ogura Hyakunin Isshu".
To play, read the upper phrase of the waka poem and take the tag with the lower phrase written on it.

 一枚札は、「むすめふさほせ」で始まります。
One card starts with "Musume Fusahose".
 例えば
「む」
「村雨のつゆもまだいぬまきの葉に」を聞き
 「霧たちのぼる秋の夕暮れ」を取るのです。

When you hear
「M u rasameno tsu yumo madainu makinohani」
take
「kiritachinoboru akinoyuugure」

 では、この歌の下の句はなにかな?
「住之江の」
「巡り会いて」
「吹くからに」
「寂しさに」
「ほととぎす」
「瀬おはやみ」

 北海道の取り札は木で作られています。
 我が家は木札で遊びます。
  
Hokkaido cards are made of wood.
My family plays with wooden cards.

 国際交流協会でボランティア活動をしている中の一つ。
 学習者が来る協会の入り口に、「日本文化」を紹介するボードを作ることだ。
 コロナ禍にならなければ、我が街に住む外国の方の希望者を集めて、「日本文化」に接して貰う活動をしている…はずだった。
 日本語を学習する前の1時間で
「お花を生けたり・和服の着付けをしたり・
 お茶のお手前をちょっと体験してみたり
 折り紙をしたり、季節の行事をしたり
 …。」
 しかし、今年度は人を集める事が出来ず、
何も出来なかった。
 そこで、今、私ができる事を考えて、
「日本文化紹介ボード」を作り始めた。

順番がバラバラになったが、8月(団扇と夏)9月(お月見と秋)10〜11月(七五三とお祝い事)12月(熊手と暮れ)と掲示してきた。 
 下手くそな英語なので、読む方が大変だと思う。でも、絵を見て
「日本文化ですね。」
なんて言って貰うと凄く嬉しい。
 今回は、お正月(睦月と遊び)がテーマだった。
 これらを作っていく中で学んだ事は、「日本文化」の多くが「中国大陸」からの文化が起源になっている事だ。
 昔、学生の頃
「猿真似の日本」という話を聞いた事がある。
独自の文化ではなく、良いものを取り入れて、自分なりに解釈し、発展して、さらに良いものを作る能力を持っている民族なんだと思う。
「応用力」のある民族なんだ。
  
 なんだか、今の社会「独自性・差別化」なんていっているけど、「良いやり方」は、もっともっとしっかり見つめて取り入れていっていいのではないだろうか。
 どっかの国を差別視したり、誰かを馬鹿にするのではなく、根底にある「良いもの」を見つけて取り入れる心を持ちたいと思った。
 また、脈絡の無い文を書いてしまった。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります