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師走 し忘れ 大掃除
冬至を過ぎたのに、大掃除が進んでいない。
厚洋さんが元気な時は、必ず「大掃除の計画」を書いて、洗剤やワックスを買って来てもらった。
末広の28日には、すべの掃除を済ませて、お正月飾りをしっかりするのが我が家のしきたりだった。
母が他界した年は,何もする事がなかったが、大掃除だけはしっかりとやった。
綺麗好きの厚洋さんに似て来た真愛が、
「掃除しないと年が越せない!」
と言い
「お前、俺より綺麗好きになったな。
何があってもいいように、毎日綺麗でいたい
よな。」
部屋の床に余分な物を置かない。
食器を洗わないまま長く置かない。
それは、厚洋さんが亡くなってからもやっている。
特に、一人暮らしになったのだから、
“いつ死んでもいいように”
寝る前には
“誰に見られても恥ずかしくないように”
綺麗な部屋を保ちたいと思っている。
しかし、コロナ禍で来訪者も少なかった今年は、ワックスをかける回数が減り、窓掃除をしていなかった。
気がつくと、様々なメディアで「大掃除」のことを伝えていた。
掃除は、ただ綺麗にすればいいのではないらしい。
ー片付けと掃除で安心快適な家づくりー
家の中が片付いていて清潔な状態は、安全で健康な生活に繋がる。年末に大掃除をするだけでなく、毎日「ちょこちょこ掃除」をして、一年中安全快適な家づくりを…。
安全掃除の四か条
⓵廊下や床に物を置かざるべし
②軽い物を上に、重い物を下に収納すべし
⓷寝室に大きな荷物を置かざるべし
④ドアや窓への動線を確保すべし
⑤防災用品を見直そう
5番目の飲料水の交換をしなければ。
それ以外は、全部出来ている。💮
健康掃除の四か条
⓵健康のために、除去すべきものを知るべし
細菌・埃・ダニ・カビ
②気流の特性を知って、操るべし
⓷「舞上げない」「広げない」を徹底すべし
④重曹やクエン酸の上手な使い方を知るべし
3番4番は、出来ているが、一人だと換気に気をつけなくなる。結構な加湿をしているから、カビやダニにも気をつけなくてはいけないと反省。
新聞にも特集が組まれていた。
ここでの面白い記事は、
大掃除といえば,換気扇。
そんなイメージを持ってる人も多いと思うが、(完全に真愛だ。)私も以前はそうだったが、数年前から,換気扇の掃除は寒い冬ではなく固まった油が緩んで落ち易い夏にしている。
一年の汚れを落として新年を気持ちよく迎えたいことは分かるが、無理なく行うのが「シニア流」の大掃除。
そして、「掃除のために片付けがある。」の言葉も目から鱗だった。
明日は毎日の掃除の他に、冷蔵庫の中の片付けをしようと思った。
「シニア流の大掃除」の開始だ。
「ゆっくりやれよ。
焦るとまた、怪我するぞ。
大掃除も大事。整理も大事。
でもね。心と身体の掃除も大事。
胃をゴミ箱にしない事。
怨みと嫉妬でドロドロな心でいない事。」
厚洋さんが笑いながら言った。
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります