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我慢!思い出して我慢❣️

 愛しい人を亡くした真愛が、後追い自死をせず今を生きていることができているのは、「愛しい人の思い出を辿る」事ができたからかもしれない。(「白い花にそえて」文芸社)
 また、折角、厚洋さんにもらった命なのだから「人のために何かしたい。」と思ったのだから「今は、外出しない事が人のためのなる事」だと思う。
 で、真愛が大好きな喫茶店(こいとコーヒー)で食べた美味しかったスイーツをここにまとめる事にした。
 食べに行きたいが、我慢!

桜のムース。
 春色が美しい。トッピングの桜の塩漬けが嗅覚を刺激する。(まだ、感染症に罹ってないぞ!)桜の香りを楽しみながら…。堪らん。

アップルパイ。
 パイ皮の上はサクサク。下はもっちり。
りんごも自家製なので酸味も絶妙。厚洋さんに作ってあげた事を思い出しながら…。
 この日のBGMは、「思い出枕」だった。

ice cream in donuts。
 これは、特注。材料さえあれば
「あるよ!」って言うマスター・スタッフさんなので、「焼きドーナッツの穴の中にアイスクリームを入れて。」と頼んだ。キャラメルソースのトッピングがいいね。

プリンケーキ
プルプルプリンではなく、ちょっと硬めのプリンケーキ。添えられたのは大きな「紅ほっぺ」
満面の笑顔になる。
 草野心平の「春の歌」だ。

イチゴのムース。
ムースの口溶けと酸味と香りがたまらない。
「別腹。プールで泳ぐ距離を300米増やそう」
って、自分に言い聞かすのも幸せな時。

ガトーショコラ。
 真愛の好きなコーヒーは、「moca」。
厚洋さんが好きなのは「グァテマラ」だったので、家では「グァテマラ」を飲む。残念ながらここに「グァテマラ」は置いてない。
 「moca」の酸味とchocolatの甘味・苦味が大人のmoodになる。厚洋さんは、ロンシャンの「moca」ってケーキも好きだったね。

桜のシホンケーキ。
 真愛は、桜が好きだ。見るのも、描くのも、食べるのも。
 香草料理を「臭い」と嫌がって食べない厚洋さんが桜餅の葉を「美味い」って好んで食べたからかなあ。春になると「桜湯」を一緒に飲んだね。
 だからかな?シホンケーキの桜色もトッピングの桜の塩漬けも良い。
         甘い思い出と涙の味だ。

アップルパイのアイスクリーム添え?
オレンジパイ?
 何がパイ皮に包まれていたのか覚えてない。
が、いつも美味しい。ice creamの上にグラノーラがトッピングされて、その食感がたまらない。 
 ここのスイーツが好きなのは、きっと
「巡り合い」があるからだと思う。何時も同じじゃ無い。食も「一期一会」だと思う。

バナナクレープ。
 厚洋さんにも作ってあげた。ドーナッツ・パンケーキ・クレープ・シホンケーキ。自分が食べたいから作ってたのかもしれない。
 あんことアイスクリームを入れて巻いたのを「母さんが作ったお焼きだ。」と言っていた。
厚洋さんと喫茶店に入ると自分はコーヒーだけ。真愛の頼んだプァフェを「一口」って言って食べてた。「男が甘いものを食べるのが恥ずかしかった様だ。」
 御多分に漏れず、バナナクレープも美味しい。1人になって作らなくなったので、ここで食べるのが一番。

これもバナナクレープ。
チョコレートソースもなかなか捨てがたい。

baked cheese cake。
 焼き具合が絶妙。硬くなく柔らかくなく。
濃厚なチーズが喉を通った後、スッキリするのが不思議な感じだ。

rare cheese cake。
 毎日のように食べた。
 サッパリしたチーズ味。冷たい感じもスッキリする。何より、チーズケーキの下に何も敷いてないのが嬉しい。
 「男のスイーツだ。」とマスターが言った。

うーん。
「皆さん。外出自粛して早く感染症を封じ込めましょう。いや、終息させましょう。」
 行きたい所に行ける幸せを痛感。
我慢しなくて済むように
   「今は、我慢。」

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります