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子育てパニック 毒親

 親ガチャ失敗の次は「毒親」って…。
  テレビやネットで良く聞く言葉だ。
「毒親」とは、子どもの恐怖心や義務感、罪悪感を過剰に刺激し、子どもの考えや気持ちを無視して親の思い通りにコントロールをしようとする親のことだそうだ。
 そういう定義なら、真愛は完全に毒親だった。
 今年もそろそろ夏休みが終わるが、この頃になると、磯野カツオ君ではないが、我が息子も御多分に洩れず、
「宿題はやってあるの?
 えっ!まだあー?
 何が残ってるの?」
と、母親真愛は、身体中から棘やツノを出して起こりまくる。
「途中で聞いて計画的にやらせればいいのに
 今頃、聞いちゃ遅いわな!
 いいじゃん。
 やれませんでしたって言わせれば…。」
「そんなこと出来ません。
 教員の子なのに恥ずかしいじゃないの!」
「いや、俺は恥ずかしくない。
 恥ずかしいのは拓だろう?
 お前でもない。」
 いつも、理解あるいい加減な父親役をやる厚洋さんには、なんと言っても駄目である。
 そうなると、ぐだぐだと息子に小言を言い
「やるんなら、手伝うから…。」
と仕方がなくやらせる方向に向かわせる。
 息子は真愛の剣幕に恐れをなし、
「うん。」
と言わざるを得ない。
 子どもの恐怖心や義務感・罪悪感をを過剰に刺激している母親なので「毒親」であった。

厚洋さんとゴンとチカちゃん

「毒親」は、誰がなってもおかしくない。
 子育てというのは、大変なストレスや不安を感じるし、子育ては各家庭によって違いが大きいため独自性が高く、誰にでも当てはまる正解なんてないのだ。
 自分の育児の不安にうまく対処できず、子どもにイライラして怒鳴ったり、いう事を聞かないので、つい手が出そうになったりと結構な親が毒親寸前になっている。
 これがエスカレートして「毒親」になるのだ。親自身が気が付かず「毒親」に近い事をしていることも多い。
 自分が毒親にならないためには、「自分がされて嫌なことはしない。」相手が、自分の子供であっても「されて嫌なことはしない」を考えることが大事なのだ。
 子どもに同じ事を言っておきながら、言った親自身がやっていたら、聞く気にはならない。

カラカラな庭に

 毒親になる兆候があるそうだ。
❌家事を完璧にやらないと気が済まない。
 家事で完璧主義に陥っている人は、それを
 育児にも当てはめて、子どもに完璧を求め
 やすい。
 これは子どもを追い詰めることになる。
❌世間的に良いとされることは、取り入れたい
 世間体が気になるのは、子育てに自信が無く
 なった時。世間がどうであれ、優先すべきは
 子どもの気持ち。
 世間という枠組みに子どもを押し込めよう
 としているのだ。
❌子どもがどこで何をしているかを把握して
 おきたい。
 子どもをコントロールしようとするのは毒親
 の特徴。親自身がコントロールできないもの
 に対してストレスを感じているのだ。
❌兄弟で比べたり、人格を否定したり、
 親が間違えても謝らない。

 要するに、子どもの考えや気持ちを無視しているのだ。平気で子どもの部屋に入ったり、隠しているものを見たり…。
   親子であってもお互いを尊重しあう距離感を適切に保つことだそうだ。

ありがとうございますって!

 毒親にならず、健全な気持ちで子どもと向き合うためには、親も子どもも幸せでなければならない。
 まず、親が幸せであってほしい。
❤️親自身が自分を満たすこと
 何より親が笑顔でなければならない。
 自分が幸せならばパートナーや子どもも幸せ
 になり、その幸せはまた、自分に返ってくる
 この幸せのループを意識した上で、喫茶店で
 コーヒーを飲んだり、ジムに行ったりと親
 自身が自分だけの時間を楽しむことも大切
 なのだ。
❤️大人の価値観で評価しない。
 大人の常識と子どもの常識が違う事。
 子どもには子どものなりの価値観がある事。
 無理に大人の価値観を押し付けていないか
 気をつける事だ。
 特に、習い事。
 親は、「役に立つかどうか」で決める。
 子どもは、「楽しかどうか」で決める。
❤️不足に目を向けすぎない。
 不足しているところに目を向けすぎると、
 足りないものを子どもに提供したくなり、
 それを子どもが嫌がるとイライラするという
 悪循環を引き起こす。

不倫アラモード

 家庭内の愚痴を吐き出せる場を持つことが良いそうだ。不倫アラモードを食べるのではなく「プリンアラモード」を美味しくゆっくり頂けるその1時間が大事。
 子育てはストレス満載!弱音や愚痴を吐きたくなるのは当然。
 ちょっと(毒親化してるかな?)って感じたら、家族の中だけで解決しようとせず、外に助けを求めることも有りなのだから…。
 【自分がされて嫌なことは
       誰に対してもしない。】
これって、毒親にならないだけでなく、世界平和にも繋がるよね。
 だから、とっても難しい心の有り様なんだと思う。
 今気づいたのでは遅いかもしれないけど、
《頑張れ!
 でも一人で悩むな!
 子育てって結構しんどいものだから。》

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります