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最期の一息 愛猫の死

 今、厚洋さんが可愛がっていた猫。チャーちゃんが、逝きました。23:15でした。
 今夜は、このままチャーちゃんのお通夜を独りでします。出来ればチャーちゃんが厚洋さんと一緒に彼方に逝ったと思いたいのです。
 厚洋さんが迎えに来たと思いたいのです。
 厚洋さんが可愛がっていたニャンコですし、独りぼっちになった真愛を支えてくれていたチャンコですから…。
 10年と1週間の命でした。

 ニャンコでもワンコでもインコでも、可愛がって育て一緒に生活した生き物には、沢山の思い出があり、生きていた時間の一部なのです。
 だからこそ、その死に逝く姿を見る事は、言葉にならない切なさがあります。
「畜生にそんな事を思って、可笑しい。」
と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、分かってくださる方も多い事は間違い無いと思います。
 誰とも語れない「お通夜の話」をnoteに書かせてください。

 チャーちゃんとの出会いは、「ニャンコ歴」に掲載してあるのですが、
《下記のアドレスをコピーして、検索欄にペーストしてください。》
https://note.com/am4234/n/nb4da477de198
 それはそれは、物語のような出会いだったのです。どこのうちの子(ニャンコ)も沢山の運命的な出会いがあるように、我が家は厚洋さんも真愛もなんの相談もせず、バラバラに出かけチャーちゃんの前に立った私の後ろに彼がいたのです。
 こういうの「引き寄せた」っていうんですよね。そんなご縁のチャーちゃんです。

 更に、アメリカンショートヘア独特の模様が左右のお腹に「ゆ」「め」の文字を持っていたのです。
 退職してhome pageを立ち上げた真愛は、「ゆめにゃんこちゃーちゃ」の名前にしたのです。
http://87451bc49964457d.lolipop.jp/
 毎月の更新には、チャーちゃんの写真を撮り我が家の思い出を綴りました。
 チャーちゃんの思い出を語りたいと思って、写真を探すうちに、チャーちゃんとの楽しい思い出が蘇り、「お通夜」なのに微笑んでしまいました。
 お線香をあげに行くたびに、眠ったようにしているチャーちゃんを見て
「お通夜って、亡くなった人を偲ぶんだよね。
 あんたを偲んでるよ。
 沢山の幸せな思い出ありがとう。」
と言ってしまいました。
 最期の一息の時にも、同じ言葉でした。

 チャーちゃんの10年のうち、8年は厚洋さんと一緒でした。

 出会ってからの2年は、真愛が働いていたので、トイレの世話もご飯もブラッシングもみんな厚洋さんがやってくれていましたし、夜も一緒に寝ていたので、真愛は、チャーちゃんにヤキモチを焼きました。

 そんな溺愛していた厚洋さんが病に倒れ、帰らぬ人になってからは、「猫と二人暮らし」https://note.com/am4234/n/n7f355f8bcc84
になりました。


 厚洋さんに会いたくて真愛がベットで泣き出すと
「どうしたの?大丈夫?」
と必ず2回に上がって来てくれました。
 泣いている真愛の肩に手を当てて心配をしてくれました。

 このnoteを描き始めてから、10記事程度チャーちゃんだけの記事を書いています。
 チャーちゃんの思い出写真はほとんどnoteに掲載されていたことが今わかりました。
 山ほどの写真をとっているのです。
 こんなにあるチャーちゃんの写真をどうしたら良いのだろうかと悩みました。
 亡くなった厚洋さんと真愛が一緒に撮った写真がなくとても悲しい思いをしました。
 でも、山ほどの写真も切ないです。
 チャーちゃんが逝ったことは、直ぐに息子に知らせました。
「遅くにごめん。
 チャーちゃんが逝きました。
 厚洋さんが迎えにきてくれたようで、
 苦しんだのは、4時間ぐらいです。
 明日、桜の下に葬るつもりです。
 きっと、真愛の目の手術の重荷にならないよ
 うに逝ってくれたのかもしれません。」と。「そうかぁ
 最後に起きて動いたのは、
 母ちゃんに向けて挨拶してくれたんだな。
 悲しいねぇ。」
と返信が返ってきました。
 チャーちゃんの具合が悪くなったのは、
 「ニャンコの喘息」で書いたように、
https://note.com/am4234/n/n9951e4d24711
 10歳のお誕生日を迎えた頃からでした。
 昔から「喘息の発作」のような状態はありましたが、直ぐに良くなり元気に過ごしていました。
 厚洋さんが亡くなった頃は、真愛も激痩せしましたが、チャーちゃんも痩せ細りました。
 真愛と二人暮らしに慣れた去年の秋頃から(厚洋さんの三回忌後)2人とも太って来たのに…。
 1週間前、喘息症状が酷くなりました。
 それも3日間ぐらいで、治ったように見えました。ご飯も食べるし、大きな〇〇〇もしたので元気になると安心していました。
 しかし、真愛が出かける時に寂しそうに見送るのが気になっていました。
 歩くのが難しくなったのは、一昨日のことです。歩くとゼーゼーハアハアするのです。
 それでも、真愛の帰って来たのが分かるのか、いつも通り玄関前のドアを開けると

 ちゃんと
「お帰り!」
って、両手を揃えて待っていてくれるのです。
「苦しくなるんだから、
 迎えに出なくていいの。」
って言うのに、歩いてはゼーゼーハアハアしていたのです。
 しかし、今日の帰って来た時は、倒れ込んでいました。
 苦しいと思うので、摩ってあげるとゴロゴロいうのですが苦しくなるのでしょう。更に苦しそうにしました。 
 抱いても苦しそうでしたので、触らずいました。 
 でも、ダメですね。
 チャーちゃんを撫でながら、
「苦しいね。大丈夫、怖くないよ。
 お父んが迎えに来てくれるからね。
 真愛を支えてくれてありがとう。
 幸せをありがとう。」
と語り始めてしまいました。そして、
「今度生まれて来る時は、人間におなり。」
と言ってから悩みました。
 人間だって、辛い人生を歩んでいる人もいるのですから、何に生まれ変わることが一番幸せかわからなくなったのです。
 不届なことかもしれませんが、
「こんなに思いやってくれて、
 真愛は、幸せだったよ。ありがとう。
 出来れば彼方で仏様になれたらいいね。」
と言わせてもらいました。
 歩けなくなった身体で、真愛の側によってきます。そして、また倒れます。
 最期の一息の前には、
「にゃ!にゃーあ。」
と鳴きました。

 呼んだら、起き上がって来そうなように、チャーちゃんのお布団の上に丸まって寝ているように見えます。
 お線香を継ぎ足すたびに、髭が動いて息をしているのではないかと思えるように穏やかな死に顔です。
 猫の世界でも「成仏」って言葉がある事を信じたい気持ちです。

 書き力をくれたチャーちゃん

 笑わせてくれたチャーちゃん

「幸せ」と「夢」をキャッチさせてくれたチャーちゃん

 厚洋さんに抱かれて、仏になってください。
 そして、いずれ真愛が其方に行く時は、先に逝ったニャンコ達と厚洋さんや母さんや父さん達と迎えに来てください。
              合掌
チャーちゃんの記事

https://note.com/am4234/n/n5acc9f8a7e01

https://note.com/am4234/n/ndc7acfa75df9

https://note.com/am4234/n/nf9eb552cc482

https://note.com/am4234/n/n8f6f579c3896

https://note.com/am4234/n/n4ac2db980f20

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります