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みんな来て!国際交流

 国際交流パーティーに参加した。
 参加者は、お国の料理を持ち寄って、なんか特技を披露するというもの。
 最近の土曜日の日本語教室の学習者さんが減少して、真愛のお客さんがいなくなる事も多くなった。
「我が街に来てくれている外国籍の方に
 笑顔で生活してほしい。」
という思いを持ってこのボランティアに参加したので、ちょっと残念な状態である。
 そこで、このパーティーに参加することになったのだ。

奥のお重箱

 当日が、厚洋そんの命日16日であったので真愛は、いつも通りの「稲荷寿司」を20個作って持って行った。
 写真を撮り忘れたが、黒のお重箱にお稲荷さん・紅生姜・黄色の小菊を詰めて二重箱で風呂敷に入れて持って行った。
 お料理の説明コーナーがあってので
「お商売の神様お稲荷様のお使いが「狐」で、
 狐は油揚げが好きなので、油揚げで包んだ
 酢飯を「お稲荷さん」と言います。
 お商売が上手くいく縁起の良いお寿司です。
 お稲荷さんの中には、よく見通せる蓮・
 朱のめでたい人参・体に良い椎茸・サヤエン
 ドウも混ぜました。
 みんな縁起の良い食べ物です。
 隅に入っている黄色の小菊は抗菌剤の代わり 
 です。よくお刺身に黄色い菊がついています 
 が、菊は魔除けでもあり抗菌剤です。
 これも縁起の良い花ですね。」
これを言ったおかげで、スタートして数分で売り切れとなった。
 真愛は、ひょっとしたら、「ガマの油売り」のように、販売業もいいのかななんて思った。
「お前は、口八丁なんだよ。
 うどん屋の窯の中みたいに、
 湯うばっかりで中身がない!」
って厚洋さんの声も聞こえるが…。

着物友達

 真愛は当日、お稲荷さんを持っていくことよりも「お三味線の演奏」の方が主だった。
 外国の方に「日本の伝統楽器」を知ってほしいのが願いだった。
 うまくないけど、踏ん張ろうと思ったのは、
「日本人が日本の音楽を着物を着て演奏する」ことが、外国籍の方にとって珍しい光景になると思った事もある。
 お三味線の曲は二曲。
「大井川」と「小曲集から20番」を用意していた。
 しかし、着物友達の頼さんが来てくれたので、急遽変更。
「ねぇ?
 真愛のお三味線と一緒に踊ってみない?」
 なかなか度胸の座った女性なので、
「どんな曲ですか?
 今習っている振りと合わせられれば、
 やってもいいね!」
で、別室で合わせてみた。
 3回ばかりやり、彼女の踊りに合わせながら、最後は、三音の和音で閉めると決めた。

真愛ひとりの演奏

 それまで、楽器の演奏やインタビューがあっても、立食パーティーなのでザワザワしていたのに、真愛のお三味線の演奏ではシーンと聞き入ってくれたのだ。
 下手くそな真愛なのにも関わらず
🎶あんまり静かじゃ弾きにくい🎶なんて合いの手まで入れて、笑いをとってしまった。
 真愛のお三味線は、なかなか好評だった。
 そして、彼女とのコラボ!

大井川を踊り終えて

 残念ながら最後のお辞儀のところしか写真がないのだが、頼さんの踊りは誂えたようにピッタリと大井川の曲に重なった。
 初めての経験だったがとても楽しい瞬間だった。

 埼玉から声速バスで来てくれた台湾のご夫婦と仲良くなった。
 次の【KIESフェスタ】にも来てくれるという。その時は、頼さんと真愛で、着物を着せてあげる約束をした。
 我が街にもたくさんの外国籍の方々が仕事をしに来てくれている。
 言葉の通じない国に来て、一生懸命に生活してくれているのだ。
 困ったときに、手助けが出来る人になりたいと思う。
 折角、選んで来てくれた「日本」を好きになってほしいと思う。

サックスを聴くスリランカの女性

 更に音楽・料理・絵・民族衣装ってそのお国独特のものがある。
 それらの全てが好きな真愛は幸せだ。
 自分のできることを使って、外国籍の方と楽しい時間が過ごせたら嬉しい。
 全国の皆様
 2024年2月4日(日曜日)
 14:00〜16:00
  機密生涯学習センター「市役所隣」

 着付け体験やお琴体験・書道墨絵体験
 韓国茶コーナー・中国茶コーナー・
 抹茶コーナー・ビンゴ大会・楽しく歌おう
 参加費300円で全て無料体験できます。
(着付け体験だけ、着物の関係で要予約です)

お着物体験インタビュー
さくらさくら体験

 是非是非、
 みんな来て!
 凄く楽しいから…。
  君津国際交流協会フェスティバル❣️

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります