見出し画像

地震雲

4月17日、5時。我が街の西の空に「走」という字の文字がくっきりと見られた。
 千葉市には雨柱が見られ、猛烈な豪雨だった後の空である。
 2011年3月11日。
 その日の数日前にも見た変な雲だ。
 あの日は、神様がたくさんのバツ✖️を書き殴ったような黒い雲を見た。
 細く尖って、空を切り裂くように夕日に不気味に映えていた。
 厚洋さんは
「それは、地震雲!」と言った。

 地震雲の話を他の人にすると笑われることが多かった。
『偶然よ!』『科学的根拠がないじゃない。』とぐうの音も出ない。 
 しかし、厚洋さんがいた頃は共感してくれる人がいたので、空の観察も結構話し合った。

筋雲にしては‥

 で、4月の17日の5時に西の空に嫌な黒い雲で「足」の象形文字が見えたのだ。

地震 あった!


 翌日、四国で地震があった事を知った。
 珍しい四国の地震だ。
 能登が揺れ、千葉東方沖が揺れ、沖縄が揺れ九州が揺れ、四国が揺れている。
 当然南海トラフを疑ってしまう。
 昔々の「日本列島沈没」の主人公が深海に潜った時に見た亀裂。高温の海水を噴き出している海底の地割れ・断層とそっくりの映像をニュースの画像から見ることが出来た。
 予想したらそうなるようで言いたくないが
「来る!
 南海トラフ地震が絶対に来る。
 それもこの数ヶ月で来るのだろうと思う。

2019.6.16 夕方
16日

これらの雲を見た後、
2019年06月17日 08時00分頃
震源地 茨城県北部
最大震度 震度4

 2019年06月18日22時22分頃、
 山形県沖を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、新潟県村上市で震度6強、山形県鶴岡市で震度6弱を観測。
 山形県で震度6弱以上の揺れを観測したのは観測史上初だったそうだ。
 発生時刻 2019年06月19日 00時57分頃
震源地 新潟県下越沖
最大震度 震度4
 偶然だとは思うが、3日連続である。

 地震雲(じしんぐも)は、大きな地震の前に、通常とは異なる、特異な奇異な形の雲が現れたとして報告されるもの。
 地震の前兆として報告されるさまざまな現象の中で、人間の感覚に基づく異常現象に分類され、よく研究され科学的理解度が高い地質学領域の現象に比べて根拠は無い。
曖昧であるとされている。
 しかし、能登の時の妙な雲も台湾の時の変な雲も今回の四国の地震も不安に思うのは、地震雲の曖昧な的中率を信じているからだ。
 地震は断層の亀裂。
 その予兆として、エネルギーが放出され、それが空高く見えるのは何の不思議もないと思っているのは、勝手な思い込みだ。
 科学の進歩によっていずれ100年後には研究が確信に変わると思う。

 何故本格的な研究をしないのだろうか。
 きっと、一般peopleがみんなで空を見上げて一喜一憂し始めては経済も混乱し、情報は多くの人心を惑わせるから、本当は研究してある程度の結果も見えているのに、隠しているのかもしれない…。
と邪推してしまう。
 
 厚洋さんがよく言っていたのは、
「大きな地震を知りたかったら、
 地震学者の家族の動向を掴むことがいいな。
 日本にいるのが危なくなったら
 逃げるだろう?」
と笑っていた。
 何の研究かわからない。
 地震学者の家族の動向調査!馬鹿みたいだが本当のことになりそうだ。
 ここ最近本当によく揺れている。

怖がらせない様に言っているが…。

 ニュースでも南海トラフ地震について取り上げていた。まんざら外れていない気がする。
 現在のところ震度5弱以上のものが23回も発生している。それもプレートの流れが見えるように動いている。
 地下の地表部分に繋がる地盤がバリバリ剥がれているのが見えそうだ。
 土台騒いでも仕方がないのだ。
 私たち日本人は、火山帯の上で生活しているのだから、いつ、どんな地震雲がてでも仕方がない。
 一応、防災対策グッズを揃え、避難生活2週間を過ごせる様に訓練して、腹を括って待つしかないのだと思うが…。
 どうしても「地震雲!」と思ってしまう。
 写真をしっかり撮って記録しておかないといけないな。
で、で、噴火した。
 日本時間の17日午後9時ごろ、インドネシアのルアング火山で大規模な噴火が発生したという。
 真愛の見た地震雲は、「地殻変動前のエネルギー放出準備雲」だと思う。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります