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紫陽花のおまじない

 6月10日のおまじない! 
 朝早く起きて、全ての紫陽花に水をかけた。
今朝は、真っ青な空だった。
 水撒きの先に朝日を受けた虹が出た。
 おまじないをする前に、良い事がありそうだった。

 ↑note「紫陽花の庭」でも書いたが、
 「6月10日の朝。紫陽花の花を1本切って、
 それを逆さにして吊るすというだけで、
 その日から1年間はお金に困ることがなくな 
 る。」という「おまじない」だ。
 
 訳は、昔から家の軒先に蜂の巣を吊るしておくと「商売繁盛のご利益にあやかる」と言われていたことから、蜂の巣に良く似ている「紫陽花」を逆さに吊るしたのだろう。

 蜂は、女王蜂を中心に大きな家族を持ち、大きな家(巣)を作ることから、繁栄の象徴とされた。
 また、古代から、世界中で蜂蜜・蜂ロウ等が利用され、人間との関わりが大きいミツバチは、幸運の象徴、貯蓄の象徴だったのだ。
 特にミツバチは、ヨーロッパではとても大切にされ、飼い主の家族同様、それ以上に畏敬の念も抱いていたと言う。

 更に、ヨーロッパの農家では飼い主やその家族が死ぬと、ミツバチにも知らせる習慣があった。これは、ミツバチが神々の使者で、人間の死を神々に告げるという古い信仰から続いている。
 養蜂がさかんなヨーロッパだからこそ、「ミツバチ=安定した生活」の考え方だ。

 蜜自体がキラキラした金色で、あの甘さだ。
 甘味の少ない古来ヨーロッパで
「蜂蜜は天国からしたたり、落ちるしずくをミ
 ツバチたちが集めたもの」
と信じられたのも頷ける。
 蜂蜜は、「健康」「生命」「長寿」「家族の結束」「子孫繁栄」「ロマンス」「詩情 」という。詩情というのがよく理解できないが、後は蜂蜜・蜜蜂・蜂の巣からも想像がつく。
 特に、結婚という人生の最高の場面と、縁深いもの。
ミツバチは、働き蜂と言われるほど良く働く。
これは、健康や出世の象徴。
ミツバチは、ハチミツや花粉をたくさん貯めることが出来る。これは、豊かな財産を意味する
女王蜂は、多産。これは、子宝を意味する。
ミツバチ無くして、花の受粉は無い。
美しい花とミツバチの関係は、永遠の結びつきの象徴。更に、受粉して沢山の果実が実れば
「大きな成功・夢の実現」の象徴にもなる。

 蜂蜜の素晴らしさは“ハネムーン”honeymoonハニームーン(蜜月)の言葉からも…。
 ヨーロッパでは古来から新婚カップルにはハチミツが贈られ、祝福されたと言われている。

 蜂の巣が凄いのは、蜜蜂が凄いのだ。

 日本でも、蜂の巣は独特の呪力を持つと信じられていた。家の戸口などに蜂の巣があれば、誰でも怖くて近寄れない。そこで、泥棒除けや厄病除よけとして家の戸口に吊るされた。
家内安全というわけだ。
 蜂の黄色から連想されるものは、金。つまり金運上昇という縁起担ぎの意味もあって、招福万来、商売繁盛!
 これは、蜂が巣の中にワヤワヤと入ったり、飛んで行ったりと忙しい様が、その家の人の出入りの多さを客足上々なのだ。

 「紫陽花」のおまじないではなく、
  蜜蜂→🐝→蜂の巣→金運UP・健康UP
 の構造から、よく似た「紫陽花」が使われたのだ。
 しかし、真愛の金運はUPした。

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      ↓紫陽花

 追伸
 間違ってもスズメバチの巣を大事にしないほうがいい。
 3年前、我が家のベランダにスズメバチが巣を作った。
 厚洋さんは「縁起がいいから、そのままにしておけ。」と言った。
 どんどん大きくなった巣は、スズメバチがいっぱい。アナキラフィシーを持ってる真愛は、懇願して業者に取ってもらうことにした。
 なんと87065円(はちなんとむご い)もした。
 笑い話じゃ無い!

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります