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真愛の心臓
「お前の心臓には、毛が生えている。」
と笑ったのは、厚洋さんだ。
「可愛い小心者の真愛に向かって、
毛が生えているとは何事だ❣️」
しかし、否定はできない。
2000人収容のホールで平気で司会をした。
全国大会で神奈川大学の教授に向かって、大反撃論をし、喧嘩越しになったことがある。
舞台に立つまでは、緊張しているが、一歩舞台に上がりスポットを浴びると平気になる。
面の皮が厚いのか、無知で失敗というその怖さを知らないのか、厚洋さんの言う通り、
「真愛の心臓には、毛が生えているしでかい。
30代の健康診断で「心臓肥大」と診断された。真愛の父親もそうだったらしい。
最近、ドキドキが不整脈になるので、ちょっと気にし始めて来た。
心疾患の予防の話を聞いた。
心臓は筋肉でできた袋のような臓器だ。
1日約100,000回の鼓動を続け、ポンプのように収縮と拡張を繰り返す。
そして全身に血液を送り出してくれる。
それが何十年も休みなく動いているのだからガタが来ても可笑しくない。
この心疾患は予防が大事だと言うことなのだ。
がんは発生原因が正確には明らかではない。
しかし、心疾患は血管が詰まってくるなどのメカニズムがはっきりしているものが多い。
だから予防が可能なんだと言う。
私たちの生活には心臓を蝕む危険因子が数多く存在している。
特に大きいのが
1喫煙
2糖尿病
3高血圧
4コレステロール
5家族歴なのだそうだ。
1、喫煙は血管を傷つけ、血栓を作る。
低ニコチンタバコに切り替えても心筋梗塞
のリスク低下にはならない。
2、糖尿病は動脈硬化を加速させ、心筋梗塞を
始めとする重篤な合併症の危険が高まる。
真愛も糖尿病である。
3、高血圧の患者数は43,000,000人と言われ
ている。真愛も含まれている。
上の血圧が10上がると狭心症や心筋梗塞
を発症する危険性は15%以上上昇する
と言う。
4、コレステロール
虚血性心疾患の大きな要因となるのが、
悪玉コレステロールや中性脂肪の増加
血液ドロドロの油ギトギトである。
5、さらに体質は遺伝するため、心血管病につ
いては家族歴の影響がある。
父も心臓肥大。兄も心臓の手術をしている
喫煙以外みんな当てはまる!
喫煙だって副流煙を考えれば、厚洋さんの副流煙を楽しく吸っていたので、これも当てはまる。
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5つの危険因子が全部あるのだからすぐ死にそうだ。
この危険因子は足し算ではなく、掛け算となるイメージで複合的に危険性を増大させると言う。掛け算だってさ!
真愛の場合は5乗と言うこと?
心疾患の危険因子は脂質異常症や高血圧、糖尿病のステージA。
これらは目立った症状がないのが怖いところ、この無自覚の状態を続けていると心臓肥大のステージB。
心筋梗塞、そして心不全の症状が現れたステージCと進んでしまうのだ。
ステージABの状態は、心臓の状態を維持、改善していくことが可能なのだそうだ。
Cに至ってしまうと後戻りが難しいと言う
だから、何とか維持改善をしなければいけない。
血圧は健康診断の時だけでなく、毎朝家庭で測ることがいい。日々の血圧を測定することで血圧意識が健康意識が高まり変化にも気づくやすくなる。
食事の管理と言う点では特に血圧を上げてしまう。塩分の取りすぎに注意魚や植物性の油と違い動物性の油には飽和脂肪酸が多く含まれ、悪玉コレステロールを増加させてしまうので気をつけたい。
しかし塩分や肉類を全く取らないと言うことも危ない。
5つの危険因子を持った真愛は、自分が心疾患で具合が悪くなるのを感じた。
母の言うように(ピンピンころり)ならいいが、何かで倒れてそのまま寝たきりなんて困ったもんだ。
そこで改善ポイントが書いてあった。
有酸素運動の効果についてである。
「お任せください。」である。
運動の有無で心臓の健康状態は大きく変わる。
慢性心不全の人が週2・3回の適切な運動療法を行うと、約3年間で心不全による入院が19%、心臓死が22.8%すべての死亡が42%も減少したと言う。
有酸素運動が効果的きたのだ。
十分に酸素を吸い苦しくない範囲で行う。
運動は全身の血流を良くし、不要な脂肪や糖分を追い出してくれる効果がある。
特にウォーキングは、あらゆる年齢の人が実践できる確実な方法。
ポイントは歩数よりも時間を決めること30分程度と時間を決め繰り返し行うのが良い。
きついと感じる速さで歩くと無酸素運動になってしまう。
まず「楽である」から「ややきつい)と感じる範囲が有酸素運動である。
無理なくコツコツ維持できてこそ効果を発揮する。
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真愛の水泳がまさしくそれだ。
ゆっくりとしっかりと息を吸って、しっかりと息を吐く。
早く泳がなくてもいい。
体をうんと伸ばしてしっかりと腕を後ろまでかく。
30分も泳いでいると、なかなかの運動量である。
そして膝が痛くならない程度で、プールの中で歩く有酸素運動だ。
プールに行っている間はいいが、行けないときは何をしたらいいか?
それは、スクワットが良いそうだ。
太ももの筋力アップは歩く力を高め。
寝たきりを予防し心肺機能の向上につながると言う。
◯机を持ったデスクスクワット
・机に手をついて立ち上がり、
・机に手をついたまま座る。
・最初は10回程度。1日に3から5セット行うようにすると太ももの筋肉をつけることができるようだ。
また夏場のリスクについて書いてあった。
高温多湿の環境では、体温調節が難しくなり、心拍数が上昇する。
こうした中で激しく体を動かす事は心臓への負担を高め特に注意が必要。
(うーん。最近ミストサウナの中でスクワット
をやってる。
あれはよろしくないのかなあ。)
ヒートショックと言うのは冬場だけでなく、夏にも寒暖差によるヒートショックが起こるそうだ。
エアコンで冷えた室内から急に暑い外気に触れた時など10度以上の急激な温度差があると血圧や心拍数が大きく変化し、息切れ・動悸・しびれ、吐き気、めまいといったヒートショックの危険性が高まる。
暑い夏に心臓の過度な負担を避けるため、エアコンを使用する際は冷風が直接当たらないように気をつけたい。
扇風機でも直接体に当たると冷えすぎるそうだ。
夏になると熱中症予防のため塩分摂取を呼びかける報道が多くなるが、高温下での作業などで発汗が多い場合は、スポーツドリンクなどで塩分ミネラルを補給する。
一方、日本人の塩分摂取量は平均1日10グラム以上と多く、必要量をはるかに超えている。
高血圧の人は、原則夏でも適切な減塩が必要で、1日6グラム未満が望まれる。
小さなスプーン1杯だ。
お醤油にも含まれるし、
おせんべいもついてるし、
醬もついてるし、
マヨネーズにも入ってるし、結構塩ってとってるなぁ。
このため通常の食事をとっている方は、たとえ夏場でも過剰に塩分を増やす必要は無い。
減塩の方がいいのだ。
心臓への影響と言う点でも、塩分過多は高血圧や心不全をしく悪化させる。
水分不足は血液の循環を悪化させる。
血液の粘度が高まり、血管が詰まってしまうリスクもある。
血圧が正常な人でも高血圧の真愛でも暑い日や炎天下では不足なく水分を摂取しなければならない。
1日あたり1.2リットルを目安とした水分補給を推奨しているそうだ。
1.2リットルって結構な量である。
ただ分けて飲めば良いのだ。
水分は体に浸透するまでに約20分かかるため、喉が渇いたと感じる前にこまめに取ることが大切だと言う。
朝起きて口をゆすいでうがいをして、200ミリのお水を飲む。
お仏壇に上がったお水15ccもちょこっと飲んでしまう。厚洋さんが守ってくれると思うから…。
そして朝食でちょこっと薬を飲むために200は必ず飲む。
その後コーヒーに豆乳を入れて飲む。
水ではないが500cc水分である。
外の草取りに出れば必ずOS1を持っていって500は飲む。
家の中にいて、ノートを書いてる時だ。
水を飲まなくなって動かなくなってしまう
その時に30分ごとに立ち上がって水を100ずつ飲めばいい。
出かける前に水を飲む。200cc
プールに行って水を持っていくから、そこでも飲む500cc
サウナに入った時などはプールのコップでちょっと飲む。200cc
帰ってきたらうがいをして水を飲む。100cc
夕食の時にも水を飲む200cc
9時に薬を飲むので水を飲む。100cc
寝る前にトイレに行った後水を飲んで寝る。うん計算したら3リットル位になるかな?
心疾患の危険因子を全て持っている真愛は、ぜひともこれから塩分を控えて、このまま運動をし、バランスの良い食事をとれば、
【ピンピンころり】と逝くことができるだろう。
ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります