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笑顔鬱

 我が街のキャラクターきみぴょんは、常に笑顔である。
 まあ、着ぐるみなので、中に入っている方はこの酷暑の中で熱中症と闘い半死半生状態で、笑ってなんかいられない。
 きみぴょんでなくても、職業上笑わなくてはならない方々がいて、その方達の中には、
【微笑うつ(微笑みうつ病)】を病んでいらっしゃる方もいるそうだ。
 微笑みうつとは、外見や社交性によっては微笑むことができるが、内心では抑うつ症状を抱える状態のことだそうで、表面的には元気そうに見えても、内部では抑うつ的な感情や心理的な苦痛を持っている病の状態。
 正確な診断と適切な治療が必要だという。
 繰り返すが、日常生活においてうつ病の症状が見られるものの、外見上は普通に笑顔で過ごしている人たちのことを指す。
 これは一般的なうつ病と異なり、患者が感情を抑えることで、症状を周囲に見せないようにしているため、見つけにくい特徴がある。
 そのため、微笑うつ病は「隠れたうつ病」とも呼ばれる。
 微笑うつ病の主な症状
▼気分の低下
 悲しみや無気力、
 希望喪失感などの気分の低下が見られる。

▼興味喪失
 以前は楽しんでいた活動や趣味に興味を
 持たなくなる。
▼疲労感
 日常生活で疲れやすくなり、
 エネルギーがない状態が続く。
▼無価値感
 自分に対する評価が低くなり、
 自己否定的な考えが増える。
▼睡眠の変化
 睡眠不足や逆に過眠の状態
▼食欲の変化
 食欲不振や過食が見られる。
▼激しい感情の抑制
 悲しみや怒りなどの感情を
 抑え込む傾向が見られる。(ここだね!)
▼社会的孤立
 友人や家族との関係が希薄になり、
 孤独を感じる。

 笑っているから、いつも元気だから
「大丈夫!」っていう捉え方がいけないのだ。  
 微笑うつ病の原因は、ストレス、遺伝的要素、脳内の化学物質の不均衡、環境要因など、さまざまな要因が絡み合って発症するらしい。

 微笑うつ病の診断は、一般的なうつ病に比べて困難な場合が多く、患者さんが症状を隠しているため、外見上は問題がないように見えるのが問題だという。
 側から見れば問題ない。
 しかし、沢山の生きづらさを抱えているのだ。そして、それでも「笑っちゃう・笑顔で対応しちゃう」自分自身で切なくなりそうだ。
(なんでこんな時に笑顔でいるんだろう。)
(笑って自分を誤魔化して
 さあ前を見ようなんて出来ないのに…。)

 その症状が長期間続くと、患者の心身に大きな影響を及ぼすため、早期発見・治療が重要と警鐘を鳴らす。
 日本の女性は微笑みを絶やさない優しい人が多い。なんて、作られた女性像なんのだ。
 ケツまくって、
「コノヤロウ!
 トットと失せやがれ!
 嘘つくんじゃねえよ!
 ぶん殴られたいか?」
って言ってやりたい時も、微笑んで…。
  真愛は、そんなことできなかった。

 微笑うつ病を見つけるために
チェック:
・自分の感情や行動に変化があるか
 定期的にチェックし、うつ病の症状が
 見られる場合は専門家に相談すること

・他人への関心:
 身近な人が普段と違う様子や症状を
 示している場合、
 微笑うつ病が隠れている可能性があるため、
 適切なサポートや助言…。出来ないなあ。
・コミュニケーション:
 定期的なコミュニケーションを通じて、
 友人や家族の心の状態を理解し、
 相手の悩みや問題に寄り添うことが大切
・専門家への相談:
 疑わしい症状がある場合、
 精神科医や心療内科医、
 心理カウンセラーなどの専門家に相談し、
 適切な診断と治療を受けることが重要。
(今は心療内科に行ったら、
 ちゃんと必ず、病名をつけてくれる。
 それは、返って自分を病人にする事にも
 なる気がするのは私の感じ方だけ?)

 微笑うつ病の予防策としては、
 ストレスを適切にコントロールし、
 メンタルヘルスを保つことが大切。
 定期的なリラクセーション、
 適度な運動、
 十分な睡眠(ここで寝過ぎな事が気になる)  
 バランスの良い食事、
 趣味や自分のための時間を持つこと。


どんなに悲しくても辛くても、心がつぶれそうでも、死にたくても、泣いても泣いても状況は変わらない。
  ならば、笑っていた方が良いってこと。
 心でどんなに泣いていても、孤独を感じていても、笑顔でいたらいいことあるでしょう?
 なんて絶対嘘!

 無理して頑張って、笑顔で頑張っていたら、いつか幸せになれるなんて絶対に嘘!
 疲れるだけだと思う。
 笑うことは悪いことじゃない。
 口角上がるし、若く見えるし幸せやって来そうだけれど、どっかで無理をしているのだ。
 泣きたい時は泣いても大丈夫な人のところでたくさん泣けばいいと思う。
 そんな人がいなかったら、人でなくてもいい
可愛いにゃんこでも、でっかいぬいぐるみでも泣くことが大事だと思う。
 目が流れるまで泣いても決して目は流れない。

何泣いてるの?

 無理して笑うことないと思う。
 自然に笑えることだけ笑えばいい。
  孤独を感じれば猫に頼る。
 猫がいなくなった今、誰かと繋がっていたくて「note」を書く。

 厚洋さんは、人前で笑う人ではなかったが、真愛の前では「ニヤリ!」と笑った。
 そして、
「俺は、お前の笑顔が好きだ。
 泣いたら顔より、笑ってる顔が好きだ。」
って言われたから、大好きな人のために笑顔を心がけた。

厚洋さんの遺影と彼が撮ってくれた真愛


 真愛が笑えば、厚洋さんが笑ってくれたからだ。笑顔なんて鏡を見ているようなものだ。
 自分が楽しくて笑ったら、それを見た真愛の前にいる人も笑うのだ。
 だから、無理して笑うことはない。
 心が泣いているのであれば、声をあげて涙を流して泣くほうがいい。

 しかし、職業で「笑顔」でいなければならない方・接客業・サービス業が増えて来た現代においては、無理して笑っているんだろうなあ。

頑張りすぎても幸せになれない。
ならば、
頑張りすぎず幸せになれるように
いつも笑顔で頑張りすぎないで

ムスッとした厚洋さんも大好き
ニヤリと笑うイタズラっぽい笑顔の
      厚洋さんも大好き
だった真愛は思うのです。
「無理矢理笑顔を作って
 病気になんかならないで❣️」

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります