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#7 こういう時

前回の続き。



話が一段落したので、お風呂に入った。

お風呂上がりの恋人がアイスを食べている。

「●●さんもアイス食べていいですよ」

そう言われたが、とにかく喉が渇いていたので水を飲んだ。(ちなみにアイスは食べ忘れた)


恋人はお腹が空いていないけれど
僕はお腹が空いたので晩ご飯を作る。
とはいっても、冷凍餃子を焼くだけ。
人様のお家なので食器の取り扱いにぎこちなくなる。

恋人がインスタントの味噌汁を出してくれた。
ありがとう。

ご飯と餃子と味噌汁を食べながらアニメを見る。
美味しい。

アニメを数話見て、キリのいいところで寝ることにした。

自分の飲み物がなくなってしまったのだが
恋人がポカリをくれた。優しい。

この日は同じベッドで寝てくれた。


少しいちゃいちゃする。
とはいえ、距離を感じる。
恋人があまり甘えてこない。

生理が来ていないから不安だろう。
それにこんないろいろ大変な話をして疲れたんだ。無理もない。

そのまま寝て、翌朝も少しいちゃいちゃしたけど
乗り気じゃないなって分かった。
それでも僕を不快にさせないようにしようと気を遣ってるなって分かった。
こういう時もある。今はこういう時。




午前11時。

起きて顔を洗って服を着替える。

恋人がご飯を作ってくれた。
ウインナーを焼いてくれた。

「あなたが料理してるの見ると、ん〜〜!!って
 なるので、料理は私が担当します。
 あなたは洗う担当で。私洗い物嫌いなので」

「俺洗うの好きだからいいよ」

「嫌いなものを押しつけるって考えると
 嫌ですね…… あれですね、
 得意なものを分け合ったんですね」

昨日の残りの餃子と一緒にお昼ご飯を食べる。
美味しい。
昨日のアニメの続きを見ながら食べた。

食べ終わって僕が洗い物をした。


帰る時が来た。


続く。

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