映画チャネルから見る日中関係

隔離生活はいよいよカウントダウンに入って、やっと外の空気が吸えるようになる。

隔離の間、現地ローカルのテレビをあまり見ていなかったが、ザッピングしながら、各チャネルの色を少しずつ覗いた程度。少し驚いたのは、CCTVの映画チャネルでは、週に1-2回は日本の映画が放映されていた。「舟を編む」、「お湯を沸かすほどの熱い愛」など。吹き替えになっていたので、かなり滑稽な雰囲気をしたが、子供の頃に見た「おしん」を思い出して、当時は吹き替えが当たり前だと思っていた。

思えば、丁度10年前に、息子を連れて、北京に駐在となったあの頃は、テレビで日本の映像はほぼ無。偶に日本人の格好したシーンがあっても、「日本鬼子」と呼ばれる中国映画・ドラマの一幕だであったりする。

いつになっても話題になりやすい日中関係は、日頃の映画チャネルからも少し感じ取れる。


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