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こどもに丸投げなっている

こどもの貧困、それは保護者や家庭の貧困。保護者や家庭の貧困、それは社会システムの貧困だと思っている。賃金や働き方が豊かでない。そんな状況にしたのは大人である私たち。

でも、保護者や家庭の状況、社会システムを変えるのは大変。だからこどもに手当てする。こども食堂、無料塾、子どもの居場所。
でも、根本解決にはならない。
根本解決を目指す手立てを考えているのか?

ヤングケアラーも似ている。
若くして、家事や家族のケアに追われてる方々。
ヤングケアラーの居場所作りをしたが、ヤングケアラーさん達が来ないと聴いた。物理的に時間が無いらしい。一家の大黒柱的に動いているヤングケアラーさんは朝から夜まで忙しいのだ。空き時間はない。居場所作っても行く時間的な余裕がない。
その前にヤングケアラーさんの『家事』を減らせないか。大黒柱を他に立てることはできないか。

それも同じように家庭や社会に手を出していくことになり、それは難しいだろうから、
結局ヤングケアラーへの支援で応急手当て。
でも、根本解決にはならない。

SDGsは大人の宿題のやり残しだと思いますが。いかがですか?
ミレニアム開発目標が未達成だからその後継バージョンだと。
その大人の宿題をこどもたちが学ばせられている。みんなの、これからの課題だからと。
「ごめんなさい、やり切れなかった。続きは一緒にお願い」という詫びもなく、
見栄え良くいつのまにか、大人から子どもへ課題が丸投げされていると見ている。

そしてSDGs学習から高校生が「貧困をなくそう」を調べ、私が店長をしているこども食堂に見学に来るという、丸投げダブルパンチ教育の着地点になっている。

今起こっている課題は私たち大人のミスだ。
こどもに丸投げすんな。

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