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オードリー若林さんを想う

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オードリー若林さんについて綴ったnoteの纏めです
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2021年1月の記事一覧

オードリー若林さんが「審査員長・松本人志」に独自色を加える為のmoveとキャスティングとは

若林さんが松本さんとコンビを組む特別番組「審査員長・松本人志」の第2回が1月2日23時30分〜0時30分に放送された。 この新たなチャレンジ、その裏側に透ける仕掛け人の意図と若林さんが番組に独自色を加える為のmove、その為に必要なキャスティングとは何か、を紐解いていきたい。 1.番組の構成若林さんがMC、松本さんが審査員長、ゲストを審査員として、新しい切り口の体験を紹介・審査するという番組で、審査員長と審査員が審査対象の斬新さや体験の面白さを笑いを交えて伝えるところが見

オードリー若林さんの出演番組ポートフォリオの最適化と事務所との折り合い

人に与えられた時間は等しく、イーロン・マスクも僕も同じ1日24時間だ(何という平等)。 その限られた時間は得意とする分野に割り当てて欲しい!と、本人の想いや事情を無視して外野は無責任に期待する。 マイケル・ジョーダンには野球を挟まずバスケを続けて欲しかったし、橋下徹さんには政治評論家としてではなく政治家として暴れて欲しいし、若林さんには独自色が出せない番組からは降りて欲しい。 若林さんの余力を捻出するには若林さんはとにかくレギュラーが多すぎて、若林さんにしか創り出せない

オードリー若林さんが内蔵する3つのスタンドと輝くフィールド

前回の投稿で若林さんの独自の価値を、 『人の内面に眠る真理を、独創的な着眼点と言語化の才能を駆使し、笑いの世界観で紐解く力』 とそれっぽく表現してみた。 うん、何ともそれっぽい。どことなく成立している感がある。 このそれっぽい表現をキャッチーにすると、 若林さんって、 哲学者×作家×お笑い のスタンド使いだよね、ということだ。 この複数スタンドの内蔵が若林さんの他芸人さんとの絶対的な棲み分けだ。 この3つのスタンドミックスはフィールドにより配分が変わり、その配分がその

自己肯定感で救いを与えるオードリー若林さんと現代日本社会のチャップリン

noteで若林さんに関する色々な方の投稿を読ませて頂いていると、「若林さんに救われた」と表現している方が少なくない事に気づく。 「好き」を超え「救われた」と。 なぜ若林さんに「救われた」と感じるのだろうか。この「救われた」とは具体的にはどのような状態なのだろうか。 どうやら最近よく耳にする「自己肯定感」という言葉が、本件の解像度を高めてくれる鍵となりそうだ。今回はここを起点に若林さんの人気の秘密を紐解いてみたい。 現代社会のパワーワード「自己肯定感」「救われた」という言