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リスクオン・リスクオフの仕組み

株式会社ワイルドツリー代表 荒木孝之です。


トレードをする上で常に意識しておくべき相場環境。

特に、リスクオン(リスク選好)リスクオフ(リスク回避)の環境認識は重要です。


近年のように世界的に株価が上昇する局面では、単純に円安・株高の傾向が強いのでリスクオン一色ですが、

昔は、頻繁にリスクオフの暴落が起きていました。

・金融不安・・リーマンショック等
・地政学リスク・・・戦争等


暴落のメカニズムを解説しておきます。

為替相場は、常に通貨ペアの力関係だと初級者動画でお伝えしました。


クロス円 = ドルストレート x ドル円

この公式は覚えていますか?

例えば豪ドル円で解説すると、豪ドルドルxドル円です。

ドルを基準に考えると、
ドルが強い局面では豪ドルドル↓は下がりますし、
ドル円↑は上がります。

これが通常の相場なのですが、

世界的にリスクオフに傾くと、
有事のドルと言われるようにドルが買われ、
逃避通貨である円も買われるのです。

結果、

豪ドルドル ↓  x ドル円 ↓ = 豪ドル円 ↓↓

となり、クロス円が2倍速で暴落するのです。

これが、○○ショックと呼ばれる相場のメカニズムです。

(円が安全資産ではなくリスク通貨になりつつあるので
 逃避通貨とならないケースが増えている)


ちなみに、近年の相場はドル円の上昇の方が遥かに大きいので、
クロス円よりドル円の上昇の方が大きくなるのです。


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