意味のない日記#4 8/4

二度と動かない時計の針。私の心は未だ囚われている。自惚れていた。何度も何度も何度も繰り返し叫んでいる。叫んだって失われたモノは帰ってこない。微かに変わる風の流れから、存在だけは認識できる。怪物となった私と対話をする者はわずか。一国の主だった頃には、彼ら以外にも多くの人間と触れ合えたのに。何もかもが間違っている。何もしていないのに壊れた人間が悪いのだ。それだけの事を何故ここまで怖がる?人間というちっぽけな器の中で留まれている者達は幸せなのだろうか?大きすぎる感情は人間には毒だというのに。それならば、大きな怪物となって大きな感情を受け止められる私こそが幸せなのではないか?誰でも良い、この疑問を解決してはくれないか。







飛べやしないその大きな翼はただの飾りである。それではただ図体の大きい人間でしかないだろう。まだ気づいていないのか?かわいそうに。

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