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Rangasthalam(ランガスタラム)感想とか翻訳調べたメモ①

はじめに

チャランさんの2018年の主演作『Rangasthalam』の感想メモです。
3/18 SKIPシティのバースデー上映会にてWikiであらすじ読んだ上で初見、ざっくりした流れは理解出来たけど細かい会話の内容とかは分からなかったのでスクリプトや海外アマプラの字幕翻訳しながら見返したりして、そのあとスペースボックスさんのAC市川妙典の上映で2回目を観てきました。
翻訳して分かったことや自分が思ったこと、さらに他の方の感想(感謝!)を読んで参考になったことなどをメモります。このnoteではとりあえずチッティが警察に捕まっちゃうあたりまで。
語学力は皆無なので多分間違ってるところとか、翻訳の解釈を間違っているところはあると思う。ご指摘があったりあとから間違いに気付いたりしたら随時訂正などをするかも。あっあとバリバリインド初心者で、初っ端からゴリゴリのネタバレです!!

とりあえずストーリー順に思いついた感想から

・チッティが一心不乱に自転車を漕いでいるところから始まる導入。この時点でクマール殺害の黒幕を知った状態のはずなんだけど、ダクシナの事故を目撃したとき本当どういう心境だったんだ。観客にミスリードさせるため本気で心配しているように見えなきゃいけないのはそうなんだけど、もうあの瞬間に「回復させてから自分の手で仕留める」ってガンギマっていたのかと思うとぞわぞわする。もしくはあの時点で「回復させてから」までは考えてなくても、本能的に「自分の手で仕留めるためにとにかく助けなきゃ」とかは素で思ってそう。チッティ…。

・チッティの自己紹介と村の紹介パート。(良くも悪くも)難聴をあまり気にしていないのと、読唇はまったく出来なくもないが~って感じかな。チッティの難聴は生まれつきではなくて後天性のものらしいのだけれど、その話が出てくるのどの辺なんだろう。この前のコブラのくだりは「自分に噛みついたやつは絶対に見つけ出して殺す」っていうチッティの執念深さを表わすエピソードっぽいし。そして「本日の取りこぼし」を毎晩教えてくれるのがマヘーシュ。マヘーシュほんと良い子だな…。見れば見るほどマヘーシュに結構目が行くようになってしまう。

・借金の取り立てで土地と畑を奪われてしまった一家の息子の死。村長ブパティは「何故悲しむ。我々が頃合いになった果物をもいで食べるのと同じようなことを神が自分たちにしているだけ」みたいなことを言ってるっぽい。あとすごい信心深くていつもお祈りしてるみたいなのがブパティのキャラクターなんだね。神妙さを演出しているのか、あるいはなんとなくカーストアピールな感じするなあ。

・ブパティがラジオ大好きなの、「自分の心地の良い音しか聴かない」というキャラクターの表れと指摘している方がいて、「うわ!! ぽいな!!!」とビックリした。そのキャラ付けも深読みしたくなっちゃう(特にチッティと絡めて)けど、まずそこに気付くのすごい…感受性のおばけ…? このラジオはのちに「チッティが補聴器の周波数を使ってブパティの居場所を突き止める」際の小道具にもなっているらしい。よう出来とるやで…。

・お兄ちゃんの帰省。前に起きた喧嘩(クマールのシャツをチッティが勝手に着たとかどうとか)を引きずってむっくりしながらクマールの荷物持ってあげてるチッティの「弟感」がすごい。クマールが謝ったらようやく「今、”ごめん”って言った!? 元気だったか、兄貴! で、ドバイのお土産は?」って言われて今度はクマールがむっくりする。この純然な【兄弟】の様相を見せられて俺たちは「フゥーーーーーーーー…」って深めの深呼吸をするしかなくなる。そしてなんだかんだお土産にサングラス買ってきてくれてるクマール。フゥーーーーーーーー…

・ブパティ邸にやってくる制服を着た人、役名は「BDO Officer」ということなんだけど、国の監査官みたいなことなのかな…? 「DD」という固有名詞っぽいものも何度か言っていて、とにかく村の監査に入ろうとしてるけど賄賂渡されて追い出されて「なんだここは!」って怒ってるという流れだろうか。ブパティが飲ませているのはバターミルクらしい。字幕では「tea」と言ってるけどブパティしょっちゅう乳しぼりしてるから実際自作のバターミルクなんだろうな。自分の作ったものを口にさせる、「冷める前に飲みな」と催促する流れが、私の好きな日本のインディーズ映画『メランコリック』という作品に出てくるヤクザがよくやってたことで、権力側に回った人間はあれをやるっていう一連の演出に使われていたのでインドのヤクザも同じなんだねえ! ってちょっと感動した(そこ?)。確かヴィジャイさんのタミル語映画『MASTER』でもチキンビリヤニ食べさせてて「嫌だ~~~!!!」って気持ちになったな…。
コップを自分で洗わせるのもカーストを知らしめるものらしい。外部から来た偉いさんさえああやってあしらって追い出してるのがランガスタラムなんだね。
こういうのなんて言うんでしたっけ…あの、治外法権…じゃなくて、独裁国家…じゃなくて…ここだけは法律が通用しないみたいな…なんか…。

・ヘビを探してラッキースケベ&一目惚れ! 手際が良いね! 普段からヘビ退治ならチッティにおまかせ!ってことでおばさんがチッティを呼んだのかと思ってたけど、冒頭の「自分を襲ったコブラをずっと探してる」チッティだから呼ばれたんだね。そしてコブラを探してるとよく別のものも見つけるんだ(その時は叔父の腕時計)みたいなこと言ってたけど、ここではそれがラクシュミだったと。えらい文字量で悪態をついておられますけども。最近知ったんですけど、手で相手をふわ~ってやってこめかみでコキッとする動き「邪視よけ」の動きなんですね! 鶏さんにも連発。なにあのおとなしい鶏、チッティに負けず劣らず可愛いんだが。農村ののどかな風景とサマンタさんの村娘ぶりを堪能するダンスソングって感じだ。

・ラクシュミがチッティにポンプを頼みたくて訪ねてくるところ、何か言われるたび聴こえなくてランガンマおばさんと家に引っ込んで、出てくるたび仕切り直してくるチッティがコミカルで可愛い。そのあともお祈り中のフリしたりエンジン音で聴こえないフリしたりして、難聴を気にしてないと言いながらも多くの人やラクシュミには知られたくないのが複雑だね。そのせいでクマールに買ってもらった補聴器もつけないわけだし。

・市場(縁日?)みたいなところでのラクシュミとのやり取り。チッティがラクシュミのお腹つまむのが(やりとりとしてはコミカルで楽しかったけど)よく分からなかった。大きい声を出させるためだったんだね。二度目見返したらかなり分かりやすかったんだけど、直前とつままれたあとで同じこと言ってるって気付けなければ分からないかも。いずれにしても二人とも可愛い。エンジン代のお釣り分である20ルピーではなく40ルピーのバングルをチッティが買ってくれるというのでちょっとラクシュミの顔がほころぶんだけど、なんか素行の悪そう~な男たち二人にからかわれてラクシュミは怒ってバングルを突き返す。ここの男たちが言ってることも「嫌なこと言ったんだろうな」って雰囲気しか分からなかった。アマプラ字幕翻訳すると(チッティがクマールから貰ったシャツを「良いだろ」と言ってるのに対して)
「What do you mean, "Is it good?" This chick is so hot.  You must be loving it.(”良い”ってどういう意味かな? この女イケてんじゃん、気に入ってるみたいだ)」
「If she falls for bangles, she would hook up for anklets.(バングルで落ちるならアンクレットでも引っかけられそうだ)」
って感じか…? つまりは軽い女だと見るようなことを言ったんだと思うけど自信ないな~。ただここも「男が(チッティには聴こえない小声で)何か言う→ラクシュミが顔をしかめる」というのが2回繰り返されるので、「チッティには分からないように嫌なこと言ったんだな」というのは分かる。

・何を言ったか分からないけど何か彼女に嫌なこと言ったんだな!!って怒るチッティ。まさか英字幕読めない私とシンクロしてしまうという貴重な体験。クマールが止めに入って何があったか聞くけど「あいつらが何か言ったんだ、ラクシュミに…何か…」みたいな歯切れの悪いことしか言えないチッティに、前髪くるくるカシ兄ちゃんが「分かるわけないだろ、こいつ聴こえないんだから」って言おうとしたところで(こういうとこもカシ兄ちゃんが耳をトントンするのでわりと分かるね)クマールがそれを止めるために引っ掴む。ここで結構クマールも喧嘩っぱやいって感想見かけるんだけど、なんかもう私は「お兄ちゃん~~~!!!! 弟のために~~~~~ラクシュミに聞かれないために~~~~~!!!!」ってグッと来ちゃってもうもう。どちらかというと普段は別に喧嘩慣れしてないけどああなったときはとにかく弟をかばうことに必死すぎて極端なことしちゃう、なんならちょっと真面目過ぎて不器用な人って印象だった。

・ハヌマーンさまから棍棒借りて相手をボコボコにするチッティ。ここでせいやっ!と棍棒肩に担いだチッティに花びらが降ってきて周りのハヌマーンさまたちが一緒になってウワッて威嚇するところ、機序は分からないけどめちゃくちゃ面白くて大好き。ハヌマーンさまはチッティの味方なんだね。(気付かなかったけど他の方の感想いわく、チッティはずっとハヌマーンさまのネックレス下げてるらしい。しょっちゅうチッティの胸元に目が行ってしまっていたはずなのに私ったら…)

・マヘーシュ本当にいい子だね。お顔が良いし、背が高くて手足が長くて、チッティといつも一緒にいてくれて、ときに根気強く付き合ってあげたり、たまにほっといたり。一緒にいてくれてありがとうね。

・チッティの行動に感激して、「花婿を探してる、私と結婚する気ない?」とラクシュミ。時間差で「ラクシュミが結婚したいって言ってるよ!」と聞いたチッティがラクシュミの家に忍び込むところは言葉が分からなくてもアクションで笑えてほんと最高。あれはもう完全にドリフ。途中床で寝てるお父さんまたぐところなんかほとんど志村けん。

・おそらく「うち花婿を探してて…もし悪い気しないなら…」ぐらいのつもりだったラクシュミと、求婚されたと思っているチッティのテンションの差はあれど、ラクシュミはちょっとおおごとになっちゃって恥ずかしくなってチッティを思わずぶっちゃったんだろうな。ここで襟引っ掴まれて追い出されるときも、家の外に出されて男たちがドヤドヤ集まってきたときも、チッティが傷付いた目をラクシュミから外さないのが切ない。

・ランガンマおばさんが「好きな者同士で話したかっただけでしょ、こんな大騒ぎして!」って間に入ってくれるんだけど、そこで集まってきた男の一人が「お前は夫がドバイにいるから男が出入りしても気にしないかもしれないけどよ!」みたいなことを言うからチッティが怒ってビンタするところも好き(なぜ)。胸倉掴むとか取っ組み合うとかじゃなくて咄嗟に手が出た感じが、ランガンマおばさんに可愛がられているばっかりじゃないチッティが表れている感じがする。
市場のシーンでラクシュミが絡まれたシーンとか、ここのランガンマおばさんのこととか、この時代こういう農村ではこんな風に女性が軽んじられがちだったのかな。尻軽女的な。このあとのチッティのおばあちゃんの件もそうだし。

・川のほとりで飲んだくれるチッティと付き合ってあげてるランガンマおばさんのシーン、良すぎ。ぐじゃぐじゃに泣いて甘えるチッティの可愛さで空が落ちるよ。「兄にも打たれたことないのに! ねえ、見てよこの涙!!」って見つめってるところでランガンマおばさんが「ちょっと! 私はドバイに夫がいるのよ!」というのは一連のギャグなんだろうが、ここのランガンマおばさんが普通に綺麗だからちょっと私もオホホってなっちゃう。一曲目のダンスシーンの『Ranga Ranga Rangasthalaana』のランガンマおばさんも可愛いんだよな。チッティ見守ってニコニコしてる顔が。ジャイアンみたいだけど元気で陽気なチッティにランガンマおばさんもどこか救われてたよね、きっと。

・借金に絶望して川に飛び込むおじさんと、それを追うようにチッティが飛び込む一連を映したショット、めちゃくちゃ好きです。一人の命が大きな水面にボチャンと落ちるさまをまるで覗き込むような大俯瞰からとらえるその残酷さとやるせなさ、そこからしばらくするとジタバタと手足をばたつかせたチッティが落ちてくることでぐわっと空気が変わる感じがたまらない。チッティの存在ってちょっとピーキーなところもあるけどやっぱり希望なんですよね。

・直前の会話で絶望してるおじさんにチッティが適当なことを言って追い打ちかけてたみたいな流れはブラックだけど、あのおじさん冒頭でチッティに「木を切ってるから気を付けて!」って大きい声で言おうとした(らチッティに止められた)人で、身投げから助かったあと「聴こえないのに何故飛び込むって分かったんだ?」ってチッティに聴いてるので、チッティが聴こえないの知ってるし、必要であれば大きい声でチッティに話しかける人なんですよね。それなのにわざわざチッティにぼそぼそと嘆いたのだから、なんならチッティに適当な返しで背中押してもらって、ついでに川に落ちる音も聴こえないからちょうどいいや的な、ちょっぴりズルい部分が全くなかったわけもない気がする。いや危なかったよ、あのままおじさん死んでたら「直前までチッティと話してたのに…」「近くで飛び込んだのに…」という業をチッティに背負わせるとこだったぞ!! 洞察力あって心優しいチッティがそれを打ち砕いてくれて良かったな!!! 元気でいてくれ、おじさん!!!!

・ちょっと待って、「直前までチッティと話してたのに」「近くにいたのに」ってクマールのときも一緒じゃん。まだそこの話まで行ってねえよ、ウッウウッ……。

・チッティが耳が聞こえないことと心の優しさを知ったラクシュミはそこで恐らく色々な疑問やら誤解やらが解けたということかな。「実はあなたが好きなの」とささやくラクシュミに「あなたはバカで役立たず? 誰があなたと結婚するかって!?」ととんでも読唇をしてしまうチッティ。(こういうくだらないの好き)
Rangamma Mangamma』の押せ押せラクシュミと子供みたいにイヤイヤしてるチッティがま~じで可愛い。YouTubeでダンスシーンだけ見てたとき『Yentha Sakkagunnave』で明らかに主人公がヒロインに一目惚れしてるのに、こっちでは逆にヒロインが迫って主人公がイヤイヤしてるのでこの間に何があったの!? しかもそのヒロインの「ハア?」みたいな煽りフェイス何!? って思ってたんですけど、聴こえなくて聞き返すチッティの真似だったんだ。それってアピールになるのか?
黄色い踊り子衣装?でアピールして倒れそうになったところでチッティに手を握らせて「えへへ~」ってなったあと手を離されて地面にぽとりと落ちるラクシュミ、子犬みたいで可愛い。チッティと合わせてダブル子犬カップル。

・ラクシュミとクマールが組合に掛け合うところ。ラクシュミの家の借金は10000ルピーで母が完済したはずなのに、20000ルピーに書き換わってる!という感じかな。ここでまたクマールが組合の役員に手を出しちゃうんだけど、ここも正義感が強すぎてうっかりやっちゃっただけで喧嘩っ早い感じはしないかも。はわわしてるし。愛せる~お兄ちゃ~ん。

・このあと行われるのが「パンチャーヤット」? 偉いさんたちで行う議会というか、もはや尋問って感じかな。クマールは借金のせいで苦しんでいる村民が沢山いることを訴え、ラクシュミは借金額が違うことを訴えるが、飲んだくれのラクシュミの父親が「20000ルピーだ、恥かかせやがって」って感じでラクシュミを連れて帰ってしまう。役員に手を出したクマール(というか父親)は罰金20000ルピーを支払うよう命じられてしまう、という流れかな。

・ここでどうやら役員どもに嫌なことを言われたみたいなんだけど初見では当然分からず(上記のやりとりもふわっとしか分からなかったが)。家に帰ったあとの食事のシーンもお母さんはわざと小声で話して、チッティ一人だけ「お父さんお腹空いてないならもらっちゃうよ!」みたいな感じでやっぱり何も分かってない様子。私もだよ、仲間だね。そのあと話を聞いてたマヘーシュからようやくその侮辱の内容聞き出して松明持ってズンズン向かうチッティを追うカメラワーク素晴らしかったですよね、感想読んでてもあそこのカメラワーク好きって方が結構いた。役員たちをボコボコにしてる間チッティが字幕で何度も「Grandma」って言ってたから「あっおばあちゃんのこと何か言われてたの!? そりゃ怒るだね!!」とぼんやり把握するなど。

・ここで台詞を整理。パンチャーヤットの役員の台詞が
「Was it hard-earned? Then why do the villagers say that the president's father has written it to your mother's name?」
クマールとチッティのお父さんが「母が苦労して手に入れた土地だ、売れるわけない」と抵抗したのに対して「苦労した? じゃあなんで村の連中は村長の父親がお前の母親の名前を書いてくれたと言ってるんだ?」というのが直訳なんだけど、どゆこと? 慣用句か、もしくは農村の自治について分かってないとこれが直接的に侮辱とは分からないのかも。
次がマヘーシュがチッティの白状したときの台詞
「The president's father gave that to your mother in return for sexual favers.」
チッティのお父さんが土地の売却に抵抗したとき連中は「村長の父にお前の母親が体を売って手に入れた土地だろう」と言ったと。なんちゅうゲスい話。しかも沢山の村人の前で。そりゃお父さんは食欲無くなるし、マヘーシュもなかなか言えないよ。それをチッティが脅すから言わざるを得なかったマヘーシュも悲痛。

・チッティが役員どもをボコボコにするところ、結構前にこのシーンだけの動画をYouTubeで観た覚えがあって、ここ完全にクライマックスだと思ってた。クライマックスだと思ってたシーンが実はまだ序盤だったってRRR以外でもあるんだね。サービス精神がすごい。あとチッティが脇を抑え込んでるやつらを払って前転するアクション好きだなあ、それこそラーマ兄貴を彷彿とさせる。なんか歌うたってるところまでおハゲの役員追いやるところ、冷たい目で見ている村人の中でも特に女性たちの侮蔑の目を強調していたのが素晴らしかった。

・次の日、ランガンマおばさんがチッティのもとにラクシュミを連れてくる。そこでチッティがラクシュミ叩くんだけど(そしてランガンマおばさんが「女の子殴るなんて!」って怒るんだけど)、正直私は「まあな~」って思ってしまった。自分から結婚を持ちかけておいていざチッティが訪ねてきたら(ああいう形とは言え)家族の前で叩いて大勢の前でさらし者にするし、組合に借金のこと掛け合ったときも自分からクマールを巻き込んだのに、いざ父親に「恥をかかせるな」って言われたら協力してくれたクマールを置いて帰ってしまう。結局クマールたちは罰金の請求をされ大勢の前で祖母の侮辱されてる。ラクシュミは自分から事を起こしておいて、いざおおごとになると黙って裏切るようなことしてるから、実はだいぶタチが悪いと思うんだよな。このラクシュミの「保身」はのちのちのチッティにも起きているよなって思っているのでそれはまた別途書く。

・チッティが警察に連れていかれそうになってもみくちゃのままキスする二人のシーンすごく好き。ラクシュミにキスされたときのチッティ完全に顔が(>_<)になってたし、そのあとのハッとした瞳も綺麗で、展開としてはめちゃくちゃなのにすごいチッティに共感してしまう。ここで「泣かないで、泣けてしまうようなものこそ愛なんだよ」みたいなこと言うんだけど、ここはクマールがパドマに会いに行った帰りの「パドマは何で泣いてたの?」「愛ってそういうものなんだよ」っていうクマールの言葉を引用したんだね。こうやってチッティは教えと実際を学んでいってるんだね。しかしこの時点ではラクシュミもまだまだ「ノリ」なんだよなあ。

このnoteは一旦ここまで!
続きはまた書こうと思います。

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