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アルサッドの誤算

こんにちは。パルです。間隔が空いてしまいすみません。前回は、アル・ホールSC戦のプレビューを書いていきましたが、今回はアルサッドの冬の移籍での誤算について書いていきます。

最初に

アルサッドは冬の市場でマルコ・ファビアンを補強するとともに、レンタル期間の終了に伴ってアル・ワクラSCからモハメド・ワエドの帰還を発表しました。しかし、本来の最優先事項であったエストレーモの獲得は出来ずにシーズン後半戦に臨むことになりました。そこでシーズン後半戦での誤算について書いていきたいと思います。


1.ジェルヴィーニョの獲得失敗

アルサッドにとってジェルヴィーニョの獲得失敗は最大の誤算でした。先程書いたようにアルサッドにとってエストレーモの補強は最優先事項でした。そしてジェルヴィーニョに目をつけたアルサッドは冬の移籍市場で所属元のパルマ・カルチョ1913と金銭面での合意をし、ジェルヴィーニョともアルサッドへの加入で合意をしているとの報道がありました。そして晴れてジェルヴィーニョがアルサッドへの加入となるはずでしたが移籍市場が開いている間に移籍を済ませることが出来ず、ジェルヴィーニョのアルサッドへの加入は白紙に戻ってしまうというアルサッドにとって最悪の事態が起きました。他の選択肢についても交渉出切るはずもなく後半戦に臨むこととなりました。

2.ハサン・アル=ハイドゥースの負傷

アルサッドにとってエストレーモの補強が出来なかったことは最悪の事態であり、そこにもうひとつ不運な出来事が起こりました。それはアルサッドにとって精神的にも戦力的にも必要不可欠な選手であるハサン・アル=ハイドゥースの大怪我でした。アルサッドのエストレーモの補強は、ハサン・アル=ハイドゥースが元々怪我をしていた為に戦力として計算出来るかが分からないといった所で、出てきた話でした。
ハサン・アル=ハイドゥースはACLの第2節のセパーハーンFCで復帰することとなり、彼自身もアルサッドの力になることを示すことが出来ました。この活躍により、冬の移籍市場でのミスを忘れられそうでしたが、彼はその試合で再び大怪我をすることになり、再びエストレーモの問題が生まれることとなります。

3.マルコ・ファビアンの戦術への不適合

アルサッドにとってマルコ・ファビアンの補強は急展直下で決まった移籍であり、シャビの意向を完全に汲み取って獲得した選手であるのかと言われれば、そうではなかったと言えます。
アルサッドでのマルコ・ファビアンは、中盤でサイドにボールを散らす役割を求められていました。また、ただ単にサイドにボールを散らすというのではなく、一本のパスで状況を打開出来るような選手として求めていました。しかし、実際のマルコ・ファビアンは、サイドチェンジをするものの、滞空時間が長いサイドチェンジの為に、相手にすぐに寄せられてしまう展開が非常に多く見られました。また、足もそこまで速いとは言えない選手だった為に、仕掛けも上手くいかず、サイドハーフとしてもシャビの戦術には上手くはまらなかった選手だったと言えます。
これらが三つの出来事が重なってしまったが故にアルサッドは後半戦で更なる失速をしてしまうことになりました。

最後に

今週もご覧いただきありがとうございました。COVID-19の感染が拡大しているので、気をつけてお過ごしください。
次回はシャビの戦術などについて簡単に解説していきたいと思います。
ブログの感想や、Al Sadd JAPANとして活動したいなどコメントやTwitterのDMにてお待ちしてます。

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