『きみの瞳が問いかけている』 映画レビュー

<ストーリー>

視力を失くした女と、夢を失った男の、運命に翻弄される2人の、痛いほどの純愛−–−–。

目は不自由だが明るく愛くるしい明香里(吉高由里子)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星)。小さな勘違いから出会った2人は惹かれあい、ささやかながらも掛け替えのない幸せを手にした──かに見えた。
ある日、明香里は、誰にも言わずにいた秘密を塁に明かす。彼女は自らが運転していた車の事故で両親を亡くし、自身も視力を失っていたのだ。以来、ずっと自分を責めてきたという明香里。だが、彼女の告白を聞いた塁は、彼だけが知るあまりに残酷な運命の因果に気付いてしまっていた──。(映画『君の瞳が問いかけている』公式サイトより)


深く刻み込まれた罪悪感。

それはどのように癒されるのか、あるいは、永遠に癒されることはないのか。

光がない世界なら、恐ろしい傷を見なくてもいい。未来に進まなくてもいい。

だけど、

そのさきにある未来を自分の瞳で見たいならー。


全体的に暗い世界観に、時折、あたたかな光の差し込む映画。




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