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陣馬形山

Good Morning Alps!
おはよう伊那谷。

2024年5月20日 月曜日(だが今日ではない)

上伊那郡中川村へ。長野県伊那市から国道153号線を南に進むと、次第に谷が狭くなり、2つのアルプスが身近に迫ってくる。宮田村、駒ヶ根市、飯島町、そして中川村、上伊那エリアのいちばん南にある村。

上伊那郡と呼ばれる地区には伊那市を含めて8つの市町村がある。私は長野県伊那市の学校教育課所属の地域おこし協力隊だけど、昨年度から伊那市の外、上伊那地区全般の小中学校でも情報リテラシー教育(デジタル・シティズンシップ教育)の出張授業を行っている。授業前には必ず一度学校を訪れ、依頼してくれた先生と対面でお話し、課題や要望、クラスの様子などをお聞きして授業を作成している。

時間もかかれば手間もかかる。それでも、やっぱり1コマの授業でお伝えしたいことを届けるためには、今のところはこのセミオーダー方式がしっくりきている。レディメイドの授業パッケージをコピペして拡大展開していくようなスタイルとは真逆。ビジネスとしてみれば効率的なやり方ではないのは理解しているけれど、私自身が、学校・学級・児童生徒・先生の様子をできるだけ把握しておいた方が、授業の精度は高まる。

中川村の小学校までは車で片道小一時間。水が張られた田んぼと南アルプスを眺めながら楽しいドライブができたし、のんびりとした放課後の学校の雰囲気もとてもよかった。上伊那の学校、メディア露出の多さからか伊那小学校が注目を浴びがちだけど、のんびりと穏やかな学校ばかりで、今私が小学生だったらどこでもいいから通ってみたい。単級(学年1クラス)の学校が多い。

中川村といえば陣馬形山(じんばがたやま)。頂上からの伊那谷の風景は素晴らしかった。風が強くて、雲が競い合うように谷を流れていった。ふだん暮らしている伊那市のあたりは広いのであまり谷という印象がないのだけど、中川村まで来ると高低差が目に見えて谷暮らしだな〜と実感する。伊那谷、あちこちいい。

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