タイムサービス 690円（12~15時）

こうやって書くと飲食店のランチタイムみたいですが違います。ハローズ（スーパー）の敷地内に店舗があるヘアースタジオ「IWASAKI」のカットの料金です。いわゆる1,000円カット系の美容院ですが、タイムサービスがちょっと尋常ではなく安いなと、車で前を通るたびに思っていました。この「IWASAKI」は一説によると全国に800店舗を構える美容院の最大手だとか。ホームページが無いので定かでは無いと言うミステリアスさ。

今年の4月にコロナに対する暴発からセルフ坊主にしてしまって、それが何かの地雷を踏んでしまったのか、髪の伸び方が異常に遅くなってしまったんです。体感では今までの3倍ほど遅い。とにかく、トップが伸びてくれないと「ヘアスタイル」として成立しないので、横と後ろだけを小豆に刈り上げてスッキリ感をキープしたいなと。それが今の俺が出来る、髪型への全てです。

当然ながら、いつもカットをしてるヘアスタジオはあります。例の横と後ろの刈り上げ部分が伸びて来て精神的にモゾモゾとして来た頃です。今月末には9ヵ月ぶりのライブもあるし、そろそろカットだなと思っていた矢先に、普段はタイムサービス時には人が並んでいる IWASAKI に人が並んでないではありませんか！男溝渕、意を決して入店。

スタッフは4名。全員女性。俺と同世代の方が2名と、若い方が2名。席に案内されたけどスタッフ4名はすでに仕事中で。あれ？ひょっとして少し待つ感じかしら？と思った直後に奥から62,3歳ぐらいの女性が出て来ました。←あくまで俺の見立てね。実際は50代かもしれない。俺の後ろに立ち、どんな感じで切りますか？と話しかけられました。

もうこの瞬間に腹をくくったよ。「横と後ろをスッキリと刈り上げて下さい」。。。俺からのオーダーは以上。おばちゃんの潔いバリカン捌きに身を委ねる心地よさ。小学校の高学年の時は色々な理由で近所の散髪屋で坊主にしていたんだけど、思い返せばそれ以来の「おばちゃんに坊主にされる」体験を味わいました。なんだろうね、この感覚。うまく説明が出来ないけど、妙な心地よさがあるんですよ。諦めがつくと言うか、何もしてないけど反省してる気分になると言うか。もちろん、おばちゃんも普通にカットで出来る方に違いないんですが、俺のオーダーがオーダーだったので。

自称おしゃれ番長に憧れるダンディズムを追求する男、溝渕。ついにIWASAKIデビューを果たしました。他の1,000円カット系の店はカット後に専用の掃除機？みたいなやつで吸引をしてくれると聞いたんだけど、IWASAKIはタオルでババっと払ってからドライヤーで飛ばすと言うタフさ。顔や首に刈り上げられた短い毛がチクチクした感じでハローズで買い物をして帰りました。

なんせ 690円 ですよ！刈り上げゆえに所要時間は15分。カットの用途によってヘアスタジオを使い分ける時代だなと思ったね。←そんな大袈裟な話でもない。