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ヘンプリ感想雑書き② キャラクター所感編

次回作で青藍島独立運動始まりそう(宇宙戦争並感)

書き出し

初めまして、こんにちは。この記事ではアダルトPCゲームブランド『Qruppo』様より発売しているアダルトPCゲーム『ヘンタイ・プリズン』のプレイ感想を書き連ねております。

取り止めもない感想を書き殴ったものですので、お目汚しになるかと存じますが、誠にお願いします。

今回は第二弾です、前回の感想は下の記事から読めます。

https://note.com/alpharfa/n/n4bdf539d0ffc

さて、今回の記事では、このヘンタイ・プリズンに登場する魅力溢れるキャラに、筆者がどのような所感を抱いたかを書き連ねようと思います。一部のキャラはこの記事に収まらないので個別に感想を用意して、改めて書いていこうと思っていますので、ご了承ください。また、内容上どうしてもネタバレを避けることは不可能ですので、ここから先に関しましては自己責任で閲覧いただきたく思います。

なお、ここではキャラの呼称は筆者の愛称で記載しております。およそ一般的に流布している愛称ではあるかと思いますが、分かりにくかったら誠にごめんなさい。


以下ネタバレ注意



柊一郎

ご存じ我らが主人公。猫に例えられる。ヘンプリのロゴで鉄格子に見立てられたアルファベットを押し広げながらこっちを睨む猫目(ワオ、ナイスデザイン)は多分コイツ。尻穴開発済みなので名実ともにネコなわけだ。脳内CVは緒方恵美女史。

ある時は日本刑務所財政界(どこだよ)のドン、ある時はプリズンをソフィーヤ政権に仕立て上げた女装男子、ある時は波多江組組長最側近、そしてまたある時は株式会社ラーレ代表取締役(書類上は組長がトップ)。とまあ淳之介を上回るキャリアアップ能力を持っていますが、水城所長いわく聡いサイコパスは大成するとかなんとか。さもありなん。露出癖と天然っぷりが全てを台無しにする。

というか素の反応がクソ淡白で笑う。ピロートークで相手が延々喋った時に「うん」だけで返すんはダメだろお前…ソープのマグロ客か?お前マグロが好物なのにお前自身がマグロか?でも性については結構興味津々だったしアブノーマルなプレイも大好きだしな…

マグロで思い出したけど青藍島は鮮魚も人気だから、生魚好きな柊一郎にとってはまさにパラダイスなんすよね。ネコだから魚好きなのか…魚好きだからネコっぽく描写されるのか…。卵子が先かハメドリが先か。

ツッコミキャラとボケキャラ、前線タイプと暗躍タイプ、逸物に向ける感情と、全体的に淳之介とは印象が真逆。でもゲーム制作を奪われそうになった時の激情や、ドスケベESP物語に掛けたメッセージ、そしてグランドルート終盤での自分を見直す独白と、裡に秘めたアツさは主人公に相応しいものがあります。

千沙都

個別記事を用意しますので待っててください…

ノア

どうか個別記事を用意させてください…

組長

ここでは書ききれないです、個別記事を作らせてください…

ソフりん

ここで書き切れるお方ではないので個別記事をお待ちください…

我妻看守長

味方になったりHシーンがあったりしたときに素直に喜べない人1。ワインとピルをがぶ飲みする性職者。

体験版で抱いた嫌な予感を見事に果たして見せました。なんでフィクションのシスターて悪役にされるん?キリスト教のシスターっぽく見せていて実はドスケベ正教のシスターでさらにさらに本当は関連する全てを牛耳るファンキービッチサイコパス。電子ドラッグで洗脳は流石に許されざるよ。実家は恥を忍んでコイツを抹殺するべきじゃない?

グランドルートで助けに来た時に更生不能房の再起不能囚人たちをゾンビアタックさせてて、それまで熱狂してたのがスンッ…てなっちゃった。やっぱ味方にしたくねえよこの人。そういえば千咲都ルートだと野離しやんけ…。

生来持ったアタマのおかしさのせいで感情が理解できず、人体実験にまで手を染めて…どうやって就職したんや?と思ったが面接なんかあのスマイルでいくらでもだまくらかせるよなあ、当人はすごい優秀だし。幸せになれば笑顔になる、じゃあみんなを笑顔に「すれば」みんな幸せ!のロジックはまあ本人は正しいと思ってそうだけど、もうそれは幸せの定義の話になっちゃうよなあと。イカれたロジック。

バケツに頭突っ込んで「SMAP解散!?」とか「私はプロシュートが楽しみで生きてま〜っす!」はコイツ昼間から高級ワインキメてんな?と思いましたね、ええ。いや新約聖書のプロトタイプを自分でぶちこんでたりして。でもふざけ倒してる子供っぽく見えるし、それが素なんかな?と思うと業の深いアダルトチルドレンみが感じられてビビる。

組長ルートでの「酷いこと言いますね?」がこの人の自己評価を示唆してんだろうなあ。感情を持っているフリをしているのは自分でもわかってるけど、どうしようもない直しようもないっていう。自虐、自嘲、自罰…その結果理解者がいなくて孤独になってる。なまじ快楽としてのセックスばっか経験してるから、幸せな伴侶を得るのも難しそうだ。釘谷さんと並んで、柊一郎のIFとも言えますねえ。

ところでヘンプリ2がぬきたし2みたいな構成の場合、この人をメインヒロインにしないといけないんすか?マジ?

夕顔看守長

味方になったりHシーンがあったりしたときに素直に喜べない人2。二面性キツすぎおばさん。通称かんぴょう。太田部筆頭を僕にください。

過去はすごく同情できるし、特別警備隊への愛着は情を感じさせる。だが拷問趣味と千咲都虐待がそれを補って余りあるほどヘイトを稼ぐ。

千咲都虐待のツケを払わせた後、陰惨な過去を知ってこの人に同情し、「貧乏から抜け出して欲しい」とか「太田部筆頭に素直になって欲しい」とかいう感情を抱いた結果好ましく思うようになったという経緯で気に入ったキャラです。陥れた後に好きになるとかDV彼氏かよ。

仕事でも生活でも工夫と頭脳を全力で回す人なんで、憩いの暇がなさそう。趣味のガーデニングでさえも花にくっそ気を遣ってるのが…。

いつもはシリアス寄りのキャラだからギャグの威力が高いのも良い。太田部筆頭のアホさ加減に振り回されたり、歯医者で悲鳴をあげたり。組長ルートでの「お姉さま、アレをやるわ」「ええ、よくってよ」のところ、何をかましたんですかね…。

この人が美味しい思いをして終わるのは組長ルートとグランドルートなんですが、両方とも千咲都と和解してるんですよね。彼女にとって暗闇を象徴する千咲都と和解するのは、暗所で親に殺されかけた時から始まる自身のオリジンを乗り越えるのに必要不可欠だからでしょうね。

ところでヘンプリ2がぬきたし2みたいな構成の場合、この人をメインヒロインにしないといけないんすか?マジ?

樋口先生

大正義。人間の鑑。理想の大人。我らが希望。プリズンの良心。腕前以上の名医。普通に幸せになって欲しい人。欠点を差し引いてなお聖人君子にしか見えない女医。

あらゆる褒め言葉を以ってしても褒めきれないお方、それが樋口恵理子さんです。体験版発表時点で、あまりにも良い人すぎて方方から黒幕を疑われてたのは本当に笑った。穏やかな喋り方や否定をしない会話でこっちの棘を徹底的に抜いてから、理解を示す姿勢と余念がない患者の肯定で心が飴ちゃんになりゅ。あらゆるルートでこちらの味方をしてくれて、その上で心配してくれる…死刑を待つ柊一郎と最後の飴ちゃんどっちだをする場面は本作のベストシーン10選に入るでしょう。両手に飴を持ってるからどっちを選んでも良い状態にしてくれる樋口先生、そうと知りながら無邪気に振る舞い手を選ぶ柊一郎、お互いがお互いに優しさを抱くからこそ成立する簡単なゲームだったんですねえ。

樋口先生は、割り切りというか、思い切りの良さも魅力の一つですね。決めたらうじうじしない、過去は過去として現在とは分けて考える、瀉下薬を渡す、ストッキングを破る…ノアルートではノアが樋口先生と会って少ししてから初Hシーンに入るのですが、多分この時「抱いてもらっちゃえば?」とか吹き込んだんでしょうねえ。

樋口先生が嫌いなプレイヤーはまずいないでしょう。積み重ねてきた信頼が違うんや。彼女に酷いことしたらヘンプリプレイヤーが一斉に牙とチンポを剥きますよ。

この人と柊一郎が会話してるシーンだと、画面の向こうからセラピーされてる気分になって情緒が安定します。でも患者の女の子を助けられなかった自罰意識と前の職場から逃げ出した後ろめたさで若干おつらい精神状態なのがわかった途端、こっちのメンタルまでわやになっちゃった。せんせいしあわせになって。

パパみを感じてファザるプレイも、この人くらいになると許せちゃうんだよなあ。というよりこの人レベルの聖人っぷりじゃないと魅力に転化できないというか…。バブみ幼稚園は樋口先生のためにパパみにも対応した新サービスを設立すべきちゃうか?こんな聖人君子がまた溜め込んで年下をパパ呼ばわりしながら対面座位することがあると思うてみい、とても酷いことじゃろうが。

山岸さん

富野節乱用シーン0お姉さん。嘘。ソフりんの側近にしてコネ採用だけど真面目にやっている看守さん。度々ぶちかます富野作品ネタにキンゲのそれがなかったのが悲しい。シリアスをギャグに変えてくれるからすきだよ。

みんなは山岸さんのセリフで何が好き?俺はサイレンのモノマネとモールス信号とプリズン流の強がり。

真面目な堅物っていう上っ面はソフりんに似てるね、やっぱ尊敬する上司だからかな?この人のアペンド出たら死ぬほど笑うと思う。


太田部筆頭

ただいま最推しのための個別記事を作っております…

逆茂木さん

草wの者にして乱破。そして特別警備隊のナンバー2、逆茂木真城隊員。舌っ足らずでセリフがいちいち可愛いらしい(あ行がひ行に聞こえるから字幕ないと何言ってんのかわかんない)けど、深読みするならニンジャ訓練の結果か、もしくはそういう病気か。いずれにしろ経歴も個性も娑婆じゃ持て余しそうなお方です。

貧s小柄かつしなやかな体を活かした諜報は非常に有用で、夕顔看守長の持つ戦力としては正直パワーファイターでしかない太田部筆頭よりも脅威といえました。夕顔看守長が調子いい時は逆茂木さんが酷使されている時です。

「姉さん」呼びからして夕顔看守長より太田部筆頭のことが好きなように見えますが、両方大事にしてる良い子ですし、味方のためなら過労を厭わない精神性は非常に頼りになります。

それに加えてプリズンの外で農作業をしたり、犬の散歩をしたり、グランドルートアフターでは楽しそうにショッピングしたり、意外にもそこいらの看守より日常生活が描写されてたりするんですよね。チューリッププリズンでは肉がよく出るらしいですが、出どころは逆茂木さんのところだったりして。

このようになかなか良いキャラなので、アペンド発売はもはや秒読みですね。まあ優先度は低いでしょうが…。

小沢

世話焼きっぷりと「トキ」という単語を使うトキがあるのでプリズンのヒナミちゃん呼ばわりされる男。いや草。料理ができるのでヒナミよりスペックが高いぞ。

懲罰房で相当搾られたのか、花丸の金魚糞やってた時とそれ以降でキャラが違いすぎるが、その時点で「ちょっとやりすぎなんじゃ…」とか言ってるあたり、小物だなあと。そんな男が柊一郎のためにソフりんのマグ盗んだり、グランドルートでは命懸けの救出の先鋒を務めたり、危ない橋を渡りまくってくれるのが嬉しい。

狂犬じゃなくて強肩なんだそうだけど、柊一郎のために危ない的にも果敢に挑んでイカした活躍するお前は確かに狂犬だったよ。

柊一郎の死刑前最後の食事に山かけ漬けマグロ丼が出てきたけど、あの時点でお前の仕込みだったんだなあ…。

でもお前妻子がいるのに女の服ビリビリに破いちゃった罪で投獄されていいのかよ?本当は冤罪なんじゃないの?正体見たり!って感じだな(CんCん亭)

釘谷さん

ここで書き切れるお方ではないので個別記事完成をお待ちください…

花丸

本作最強のクズの座をクソ森と争う女。ぬきたしからの唯一の続投キャラ。島の外でアホみたいな宗教立ち上げたのち、なんやかやあってプリズンにぶち込まれた模様。(名前がハッキリ出ている中で、という縛りですが)ぬきたし2ではあまりの畜生ムーブに逆に人気が出るほどのクズでしたが、シリアス寄りな本作ではそのヘイトキャラっぷりが強調され、美人局からの新人いびりを主人公にかまして序盤の悪役として活躍しました。コイツ本当クソっスね。忌憚のない意見ってやつっス。

美人局の鮮やかな流れのせいで柊一郎の初恋を射止めたとんでもないアマでもあります。これマジ?淳之介に比べて初恋が酷すぎるだろ…。

序盤で逆転されてからは空気になっていましたが、その後は我妻によってドスケベ正教の巫女に仕立てられ、傀儡として活動したり、組長にディーラー任されてたり、終盤の忘れられた頃に再登場して出番を稼いでいました。そんな彼女ですが、グランドルートではなんと見返り抜きで善行を行います。それも2回。おめえマジか。

そんなことされたらよ、グランドルートアフターで釈放されて故郷の家族に再会するシーンで素直に感動しちまうじゃねえかよ…。

クソ森

本作最強のクズの座を花丸と争う女。どうしようもないごま擦り女ですが、判断力のなさはいっそ才能。未成年とセックスした時に中出しさせちゃったりとか、口封じがわりにお金払った結果自動売春が成立しちゃったりとか、プリズンに来る前から判断ミスってる。

コイツがついた陣営は悉く負ける傾向にあり、おおよその場面において主人公陣営の敵に回りますが、敗北の煽りを受けて酷い目に…と言うのがお約束。なんだったらコイツに偽情報とか掴ませて相手陣営を撹乱する戦法が罷り通っています。外付けの弱点かよ。

かといって柊一郎を目の敵にしているといえばそんなことはなく、脅された挙句味方にならない範囲でいいように扱われます。コイツはそんな運用が一番いいのかも。

でもグランドルートの最後の最後で柊一郎を脱出させるために敵に立ち向かってくれたのは本当に嬉しかったし、こんな奴が心からの善意で味方してくれたからこそ、プリズンの全てが柊一郎をリスペクトし、彼の脱獄を後押ししてくれた事実に説得力が出たような気がします。

だからヅケ取りで看守の機嫌損ねまくって実質無期懲役してほしい。

波多江三羽烏

プリズン内で組長の側近をする三人のヤクザ。プリズン内で盃を交わし合ったんだとか。「酒と盃はここにはねぇから官給品の茶とマグで堪忍してくれや」とかいうやりとりがあったんかな?立ち絵作られててマジぶったまげた

花田さんがお気に入りで、「賢明じゃねえかコラァ!」と「俺の胸が揉めねえってのかぁコラァ!」が好き。スターダストドラゴンもどきを召喚するところもっと好き。俺だったら兄貴胸揉ませていただきますって言っちゃうかもしれん。イキるだけあって極道の囚人数名を単独制圧できるのは流石だなあ。なおそんな人をワンパンで沈める太田部筆頭と、その太田部筆頭と逆茂木さんを警棒一本で瞬殺するソフりん。

梅津さんは花丸によるいじめの時に飯に虫入れ腐ったくせに食堂のおばちゃんヅラしてこの野郎!とか炊事場担当がうんこネタ好きなのはダメでしょ!とかトンチキどころ多い印象。でも組長ルートで炭鉱の深夜番行きにされた時は「炊事場担当にそんな仕事させんなよ!!」って内心キレた。気に入っちゃったんだなあ。

下沼さんは…クールフール枠ですねこれは…。禁止書物(打ち切り漫画)を独房に仕込まれた時にその漫画をパロったセリフ吐いたせいで懲罰房送りになったり、かと思えば懲罰房送りにした看守が同じ漫画が好きというところからおっぱい当ててアプローチして良い関係になったり…なんなんやこいつ。


上履きの妖精

声とビジュアルと僕っ子属性は可愛いと思った。相性がバッキーだったんでキャプテン・アメリカのこと思い出してたらキャプテンアヘリ顔が登場して悶絶するくらい笑った。娑婆に出たら義足代わりにヴィヴラニウムの上履き履いて欲しい。

柊菜子姉さん

苦労人。いずれのルートの後日談でもだーいぶ苦労しそう。柊一郎と縁切りした家族が賢明に見えるくらい苦労させられてる。闘病生活のときに貰った雑草の花束の思い出を一生大事になんてするから…。

樋口先生ほどではないけど癒し要素としてだいぶ助かりました。エロゲ制作という本編通しての題材も、本職に深い関係のある彼女の存在無くしてはうまく立ち行かなかったと思います。

伊栖未アフター。子作り許可証を発行させられた上、非合意で引越させられる。ちょっと最悪すぎる。

ノアルート。まあ姉ちゃんにとっちゃ一番安パイだろう。弟が裁判所での判決よりだいぶ早く出てきたことを不思議に思いそうだが。

組長ルート。弟がムショでヤクザの組長と懇意になった結果娑婆に出て早々九州ヤクザになる。普通に最悪すぎる。

グランドルートアフター。弟が戸籍を消したあげく女の子を三人侍らせてアホみたいに爛れた性活をしていると判明する。7、8人と関係持ったって知ったら卒倒しそう。

どれもこれも無茶苦茶じゃねえか…いや家族が露出でムショ送りになった時点で大概か?

アサちゃんはHがあるミニシナリオがぬきたし2であったけど、この人はどうなんだろうか?個人的には弟が彼女と送る性生活に翻弄される姿をずっと見ていたいけども。

モブ

トートロ爺が印象に残ってる。グランドルートアフターのエロデューサーは改心しなさそうで笑った。

本作のモブも濃い連中が多いうえ、刑務所にぶち込まれるような連中だからか業の深さは前作以上。民度の低さは犯罪者故でしょう。モブ看守はいいやつなのかと思ったらそうでもなく、囚人をイビりたがる奴らばっかです。

クソゴラム(あだ名の由来がわからん)って懲罰房と更生不能房の両方担当してるんでしょ?結構負担デカくない?やっぱあの性根だから他の看守からそういう仕事ばっか押し付けられてんじゃない?

こんなやつらでもグランドルートで助けに駆けつけてくれた時はマジ感動した。大好きだみんな。

青藍島

びっくりした(小並感)柊一郎を助けてくれてありがとう。

沢野ポプラ声の女性が赤ちゃんを連れていることから、ヘンプリはぬきたしの文乃ルート後の世界観なのかなと予想されているようです。水城所長に実質的に封殺されている状況をNLNSが看過するとは思えませんが、外からガンガン人が出入りし続けるとB世界みたいなことになりそうなんでさもありなん。でも前作やってない人でも安心できるレベルの出演に抑えられてたから、柊一郎はじめラーレメンバーを食うようなことはなくてよかった。

贅沢を言うならSSメンバーも出てほしかったな。

ラーレメンバーを迎え入れた結果、NLNS、SSと合わせてとんでもねえ質の人材が島に集中しているんですが大丈夫なんですかね?Qruppoの次回作主役メンバーが青藍島に出てきたりしたらマジであの島日本から独立しかねんぞ。(杞憂)

水城所長

平行線、別の正義、そんな言葉が似合いすぎます。柊一郎も、後見人のような存在である彼女を確かに尊敬していた気がします。固い意志を持った正義の人であり、簡単に人を攻撃しない人であり、そして他者のために行動できる人であるからこそ、釘谷さんといい柊一郎といい、最初はうまくいったんでしょうなあ。

あの狂った理想も、全ては娘がレイプ被害に遭ってしまったが故のもので、その結果財政界や法曹界をぶん回す女傑として大成できたのがまたなんとも。元から旧家っぽい人だから資質はあったんでしょうけどね。背景が背景だけにお気持ち表明クソフェミみたいな感想だが出てこない。

だけどそれはそうとして、正しいと信じたら簡単に人を殺せてしまうのはやっぱやばすぎるよ。釘谷さんは死ぬほど罪の意識に苛まれて、柊一郎でさえ最後の最後の手段として選ぶんだから、他者を排除する方向にパッと意識を向けられる彼女は危険すぎる。老いた故に意固地になってしまっているのかねえ。

娘を奪われた結果、性に対して強く強く憎しみを抱く老いた傑物。ぬきたしの防人老人と被るのはわざとかな?防人老人とは違って失脚はしたものの決着はつきませんでした。続編なりでケリをつけるのを見たいとも思うし、でもこの人の正義も否定されてはいけないと思うし…いっそ味方として駆けつけてくれる場面も見てみたいし…なんというか嫌いにはなれない。むしろ好きになりそうなキャラです。普段は良いおばあちゃんだしね。

そういえばノアルートでは柊一郎とノアを保護房にぶち込んでたけど、あのあとのカップル成立以降二人に余計なちょっかいをかける描写がないんですよね。柊一郎がエロゲー制作を忘れちゃったとか、互いが互いの人質になるから変なことができないってのもあるだろうけど、私はババアが気振ってる説を推します。保護房にぶち込んだのは二人の愛を確かめるためだったんだよ!

グランドルートで最も掘り下げられた人だし、実質グランドルートヒロインでは?(狂ったお目目)

アマツくん

チンポは友達、怖くない。その正体が明かされた時は「やっぱりか」と思ったのと同時に、「柊一郎の知らない情報を知っているのはなんでや?」とも感じましたね。

各ヒロインとのHが始まるころには存在がかなり希薄になっているのは、柊一郎が他者を求める深層心理が反映されているので、肉体関係に至れるほど親密になった他人がいる時点で、アマツくんはもう必要ない存在として消えちゃう運命にあったんですね…。クソぉ、伊栖未とかノアとか組長の膣中がどうなってるのか実況してくれたっていいじゃねえかよアマツくん…。

実際アマツくんって、柊一郎がプリズンで起こった問題と対決する時はあんまり役に立てない存在で、どうしてもキャラとして空気になってしまう。立ち位置が難しいんですよね。だけど、実際に柊一郎を助けてくれるキャラクターたちが出てきて、そのおかげで柊一郎の孤独が薄らいでいき、その結果としてアマツくんは消えていってしまうんだよ…という流れにしたのはあまりにもライターの腕が良すぎる。脱帽ですね。

私が本作で一番好きな一枚絵って、柊一郎がボタ山の上で叫んでるシーンなんですけど、アマツくんを失った慟哭とも、プリズンという不自由から脱出することができた歓喜の雄叫びともとれるからなんですよね…


ほんと無駄なキャラがおらんなこの作品!さて、個別記事を作らない予定のキャラたちの所感はこのくらいにしておいて、次回はメインヒロインから誰かしらを個別記事にしようと思います。ついでにルートの感想も書くかも。それにあたって2周目始めたいと思ってるので、次回はだいぶ先になってしまいそうです、どうぞご容赦ください。

最後に、こんなクソ長い乱文に目を通していただき、誠にありがとうございました。皆様に良い娑婆ライフがありますように。

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