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アロンソ録 2023-Rd1バーレーンGP

初めまして アロンソ@Alonso_mania と申します。

2006年よりアロンソのファンとして、テレビ視聴を中心ではありますが、アロンソ視点でF1観戦をしているアロンソオタクです。2023年アストンマーティン移籍に伴い飛躍の1年となっているため、自己満ではありますが各戦のアロンソ視点でGPを振り返っていきたいと考えています。

Rd1 バーレーンGP
予選:5位
決勝:3位
ランキング:3位

2023年は、アルピーヌからアストンマーティンへの移籍。前年の成績をみるとアルピーヌより下位への移籍のため是非が問われていましたが、ふたを開けてみるとレッドブルに次ぐ勢力としてアストンが飛躍。珍しくアロンソの移籍は成功であったと現時点で言っても過言ではないと思います。

飛躍の要因は、レッドブルで15年間、空力のリーダーを務めたダン・ファローが前年4月よりアストンに加入した影響が大きいとされています。 昨年のマシンは開発には十分携われていないため、今年のマシンからその影響は大きく現れたといえよう。前年引退をしたベッテルは、チームの内情を知っていたと思われるが、ここまでの飛躍は想像できたのだろうか・・・

開幕戦バーレーンGPのフリー走行では、FP1は2位、FP2、FP3は1位と絶好調であった。予選ではフェラーリの予想外の一発の速さに後塵を期し5位で終えるも、ロングランでのデグの少なく、バーレーンの路面が荒いことからも決勝への期待は大きいものであった。

決勝
LAP1   vs HAM RUS STR 5位→7位
スタートはやや出遅れ、ターン4でハミルトンのオーバーテイクを許す。しかもチームメイトのストロールに後ろから接触を受けるアクシデントにより「ふざけるな!邪魔すんな」と心で発狂しながらも、マシンのダメージは少なく、ラッセルに抜かれる程度で済んだ不幸中の幸いと言える。とは言え、この接触によりフェラーリ2台を追い抜き表彰台獲得するのは困難になったことは言うまでもない。

LAP13 vs Rus 7位→6位 
ストレートラインスピードに劣るラッセルをターン4で仕掛ける。その後の高速コーナーでのラッセルとサイドバイサイドのバトルを終えパスに成功。同じメルセデスエンジンでのバトルのため、アストンのマシンがダウンフォースが高く優秀であることと、メルセデスが開発失敗したことの両方を改めて証明した瞬間でした。

LAP38 vs HAM 6位→5位
タイヤ交換後、レースペースを一気にあげたアロンソは前方のハミルトンとの差を見る見る縮め、最強と言われた因縁の2人のバトルが始まる。ターン1からラインを変えながら駆け引きを行い、ターン8から仕掛け始め、2回のクロスラインを経てターン9でINに飛び込み、意表をつく華麗なオーバーテイクを決める。
YES !! Let's Go !! という無線でチームを盛り上げるアロンソ。

LAP41 LEC DEF 5位→4位
ルクレールのリタイヤ。不運は最早必然。

LAP45 vs SAI 4位→3位
ストレートラインスピードで劣るマシンの特性を理解し、ターン1や4ではなく、またしてもターン9、10で仕掛ける。タイヤのデグが大きいサインツはタイヤスモークを上げ、ターン10後のトラクションが掛からずオーバーテイク。サインツのミスにより抜かれたと思う者も多いと思うが、アロンソのファンあれば「ミスをさせた」と思う者が多いであろう。相手より常にアウトでライン取りを行い、コーナーインでブロックラインをとらせ、相手のトラクションを鈍らせたり、ミスを誘発させる技術はアロンソは超一流であり、全盛期を彷彿とさせるものでした。ファンにとっては待望の瞬間でした。そして YES Byebye !!と無線で更にチームを盛り上げる。

レース終盤、マシンが快適だからあと1時間走れるとユニークな無線で、チームの気持ちをより高めていました。結果、3位表彰台獲得。レッドブルのワンツー以上にアロンソが輝いていたGPであったと思います。アストンクルーが感極まる様子が国際映像に流れていましたが、アロンソファン皆、同じ気持ちであったと思います。おめでとうアロンソ。

マシンに恵まれないキャリアであったアロンソは開幕戦で表彰台にあがったのは2005年、2006年、2010年、2013年と実は少ない。故に、アロンソ自身も喜びは大きかったと思います。

AMR28