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アロンソ禄 2023 Rd4 アゼルバイジャンGP

中国GP開催中止により5週間ぶりのレース。各チーム開発が進む中、アストンの強さはいかに・・・

Rd4 アゼルバイジャンGP
予選:6位
決勝:4位
ランキング:3位

予選
アゼルバイジャンのメインストレートは2.2kmと長く、トップスピードが遅いアストンには不利となるため、低ドラッグ仕様の新型リアウイングを導入。その結果、DRSが作動しないトラブルが発生。スプリントの仕様変更により、トラブル改善する間もなく金曜午後に予選が開始となり、両ドライバー苦戦を強いられることとなった。
レッドブル・アストン2強であった前戦と比べ、1発の速さでフェラーリはレッドブルに対抗する強さがあり、メルセデスも予想外の強さを発揮したこともあり、アストンは予選で出遅れることとなった。

決勝
LAP 1 
スタートはまずまずで順位変動はないも、9位スタートのストロールが7位からジャンプアップをしたことによりアロンソは前方だけに集中することができることとなった。懸念されたDRSは問題なく作動していた。

LAP6 vs STR 6位→6位
5位ハミルトンのオーバーテイクを見切り、先を見据えてタイヤの温存し始めアロンソ。チームメイトより「Fernando I will not atack」との無線が入り、アストン2台は不要なバトルをせずタイヤを温存する戦略となる。

LAP9 vs HAM 6位→5位
タイヤの摩耗は予想より速くハミルトンのラップタイヤは大きく低下。メインストレートで抜かれる前にハミルトンはピットイン。アロンソによりピットインさせられたというべき展開でした。

LAP11 Safty Car 5位→5位
デブリースの単独クラッシュにてセーフティーカー導入。アロンソ含むほとんどのドライバーがハードタイヤに変更、チェッカーフラッグまでの長い旅が始まった。アロンソの順位変動はないがTOPはペレスに変更となった。

LAP14 Restart vs SAI 5→4位
第4コーナーでサインツをINからオーバーテイク。第1~3コーナーでは抜く気配がなかったため不意をついた形となった。残りはLEC

LAP19 無線
理想的なブレーキバランスをチームメイトに伝えるようにと、アロンソからチームに無線が飛ぶ。レース中にも関わらず家庭教師を行う有能っぷり。

LAP32 vs LEC
2-3秒差を保っていた3位ルクレールとの差が1.1秒まで縮まるが、LECがペースアップを行いDRS圏内には入れず、再び差は開いていった。

LAP42-51
レース終盤にアロンソがペースアップ。LAP41では4.5秒であったが、LAP45:3.4秒、LAP47:3.2秒、LAP49:2.7秒、LAP50に2.0秒、LAP51:1.1秒と急激に縮まるが、LECに及ばずチェッカーを受ける。Fastest Lapは最終版にタイヤ交換を行ったラッセルがとることとなったが、LAP49にはアロンソは一時的にFastest Lapを記録しており、アストンがロングランに強い車であることを改めて証明することとなった。

4戦連続表彰台は逃しましたが、ランキング3位は維持。ルクレールは予選1位であり、セーフティカーがフェラーリ有利に働いたことを考えると十分すぎる結果と言えると思います。また、チームメイトと無駄なバトルをせず自分たちの強みを最大限に活かし、チーム一丸と闘えていることが素晴らしいと思えるレースだったと思います。

Ranking
1位 VER 93pt、2位 PER 87pt、3位 ALO 60pt、4位HAM 48pt、5位SAI 34pt