中型ネオジム磁石専用マニュアル作成プロジェクト開始
7cm台のネオジム磁石を扱うマニュアルの作成開始にあたり、課題点と現状をお伝えしたいと思います。
前書き
私はネオジム磁石を大型磁石を電気実験のために用いています。のそして電気実験用の磁石で必要な要素は外径と磁束密度であり、吸着力はただ邪魔なだけの存在です。私が用いた最大のネオジム磁石はΦ18×Φ7×6mmですが、それでも手袋をはめないと危ないと感じます。
まして一般で市販されている7cm台になると、なおのこと対策が必要であることは目に見えてわかっています。その上、ネット上を探しても、磁石の扱いを想定した情報が見つかりません。
今回は、70mm超えの磁石の扱いの専門マニュアル的な方法を編み出すことを目的とした調査を行っており、その現状をお伝えします。
問題となる吸着力
70mm台の磁石になると、吸着力が自分の体重を超えます。自分の体重を超えるということは、自分の腕力では到底動かせないということも意味しています。手袋をはめるだけでは扱えないことは目に見えてわかっています。
防護用品の選定
ネット上を探しても、磁石の扱いに適した防具について言及しているサイトはなかなか見つかりません。情報が見つからないということは、自分で独自の防具選定をする必要があることを意味している。
現在それに見合っていると思われる工具を選定して購入する段階に入っていて、手に入り次第、手元にある磁石で防具の安全性を実験しようと考えています。防具の実験の結果はnoteに投稿予定です。
非磁性工具の選定
工具に関しても、磁石の扱い専用の工具の選び方については書かれていない。見つけ方が悪い可能性もありますが、そうでない場合、磁石の扱い専用の工具について言及されていないということは、工具メーカー各社が磁石を扱うことを想定していないことを意味する。
工具の種類は防爆工具か、非磁性材質で作られたものであれば何でも良いと考えますが、それに適した工具を探し出すのが困難と判断した。
そこで私は磁石を扱う専用の工具を3Dプリントサービスで作成しようとしており、出来上がったら3Dプリントサービスで出力してもらおうと考えています。出来上がった工具の内容についてもnoteに投稿予定です。
まとめ
・課題:手袋だけでは危ないので、防具や工具を探している。
・現状(防具):防具の選定と購入が終わり、実験の段階に入る予定。
・現状(工具):磁石専用の工具を3Dプリンターで作成予定。
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