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モンゴル旅行記その9

さて今回は娘さんがひとり乗馬をリクエストしてくれたので、ついに1人で乗ることができた!

初めはひとりで乗るのは怖いから待ってるね、と言っていた娘も昨日と同じ引き馬で乗れることになった。

着の身着のままで乗った昨日と違い、ちゃんと乗馬用の帽子とブーツが用意されていた。わたしは乗馬教室ではいつも踏み台に足をかけてから乗っていたのだが、直接乗れ、というのでがんばってみた。馬の身長は低いので普通なら乗れると思うが、やはり股関節を痛めていて直接アブミに足を乗せることができない。身振り手振りで踏み台がないか聞いてみるとおじいさんは首を振りつつ馬を移動させた。

?と思っていたらちょっと下に傾斜しているところまで馬を連れて行き、ここで乗れと合図する。

なるほど!
傾斜の高いところなので楽にアブミに足が届いた。これを書いていて亡き父がパキスタンの山中でジープがパンクした時のことを語っていたことを思い出した。スペアタイヤはあるけれどジャッキも何もなく、どうやって交換するのだろうと見ていたらパンクしたまま大きな岩の上にわざと乗り上げてタイヤを浮かし、その状態で交換したのだという。こういうのも知恵だよなと思った。

この時間帯、乗馬しているのはわたしと娘だけ。どこまで進んでもだーれもいない。まさに大草原貸切状態。



最高だった✨✨
乗った馬はよく首を振る子で時々手綱を持っていかれたけれど、それ以外はとても良い子だった。
一度なぜか止まってしまい、キックしても反応がなく焦ったけど、トラブルはそれくらい。

空の広さ
風の匂い
馬の振動

全部覚えておこうと思った。
こんなに時間が止まってほしいと願ったことはない。
きっと一生忘れられない体験だと思う。
モンゴルに来て良かった。
初めての外乗がここで良かったと心から思った。

そして名残惜しみながらこの公園を後にした途端、急に曇って雨が降ってきたのだ。まさに奇跡の晴天の中での乗馬となった。今思い出しても感謝で胸がいっぱいになる。

時間を見たらなんと15時過ぎ。遅めのランチをドライブインで。このドライブインはまだ新しくしかも24時間営業! メニューも豊富でレストラン以外にカフェやコンビニもある。

わたしは娘さんオススメのラムのリブ焼き定食にした。レジまで行くといつもお母さんが淹れてくれるヤギのミルクティーが! モンゴルでは定番の飲み物なんだなと思った。美味しかった。お腹が空いていたので娘もわたしも夢中で食べた。卵のサラダは日本ぽい味付けで美味しかった。

ここのトイレは水洗だけれど紙がない。紙は常時持ち歩いているので問題ないと思ったが娘がトイレの入り口にトイレットペーパーがあるのを発見。入る前に必要な分をちぎるようだ。こういうシステムは中国を旅行した時もなくて初体験。娘はよく気づいたと感心した。

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