第十話 柳生十兵衛がやって来る 【柳生十兵衛がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!】
(これまでのあらすじ:柳生ベイダーとウォーモンガーたみ子は柳生十兵衛に敗れた。十兵衛は西、神奈川へと走る。マサも西、十兵衛へと走る)
柳生ベイダーは命を賭して、自分の作戦を信じて柳生十兵衛に向かってくれた。ウォーモンガーたみ子はあれほど不甲斐ないところを見せた己のために、あの邪悪生物にたった一人で対峙してくれた。
マサの胸中に、彼らの戦いを無駄にできないという想いがこみ上げる。これまでの人生の中で初めて、外から与えられた義務感ではなく、心からそう思えた。
轟轟丸との殺し