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あすなろの手紙 〜俳句を添えて〜 その参拾四

これは橘鶫さん、鮎太さんと紡ぐ、公開書簡です。
いろいろなお話とともに、俳句が添えられています。
あすなろ姉弟の楽しいお手紙、お時間ございましたらぜひ御覧くださいね。

鶫さん、鮎太、こんにちは。
今日も初夏のお手本のような爽やかな朝で、日中は少し暑いくらいのお天気予報。この頃の気候が好きという方が多いのも頷けます。
風が、日差しが、木々が、生き物が、なにもかもが希望に満ち溢れたようなエネルギーを感じます。
大好きな夏、これからしばらくはハイテンションの予定です。笑

さて、前回の鶫さんからのご質問
「今知っている言語以外に学びたい言語は何ですか」
でしたね。
鳥や木の言葉を知りたい、話したい。というお二人の思いに大いに感動しました。
私のことですからきっと「犬と話したい」だろうと思われたかもしれません。ですが、犬は話せなくてもある程度の意思疎通はできるのです。
幸せかどうか、ストレスに感じることはないか、など聞きたいことはありますが、できるだけ汲み取れるようにと思って暮らしています。

じゃあ何語が話せるようになりたいか、なのですが、ヒエログリフをすらすら読めるようになれるならなりたい・・・無茶な願いです。笑
解読されて200年、と言われていますが、入門書を見ても読み解けるとは言い難いですし、アルファベットに充てた表などもありますが、充ててあるだけで自ら読み解くのは至難の技、どれだけ時間を費やしたら理解できるのか気が遠くなります。
でももしすらすら読むことができたら、もっとエジプトの歴史を身近に感じたりできると思うんですよね。いつかエジプトに行きたい、という夢を叶えられたときに、ただ観光するというよりも歴史に触れられる気がして。

そして鮎太からの質問、これが難題でした。
「自由に行けるとしたら、深海と宇宙、どちらに行きますか?」
どっちも行きたい。笑
ちょうどアマプラで「沈黙の艦隊」を見ていて、深海のシーンがたびたび出てくるんですよね。今の潜水艦で潜水可能なのは深さ4000mなのだそうですが、マリアナ海溝は10920m、その倍以上。だれも見たことのない世界が広がっているんですよ。

また、宇宙は際限がない世界なので、いろんな発見ができる気持ちでいます。
私は地球だけでなく必ずほかにも文明の栄えている星があると思っていて、宇宙を虱潰しというわけにはいかないけど探してみたいんですよね。
えーーーーーどっち、どっちだろう。
やっぱり宇宙かなあ。目に入ってくるスケールが大きいから。
深海は視界がどうだろう、ずいぶん先まで見えないだろうからなあ。

結論、宇宙にします。
どちらも行けたらかつてない感動を味わえると思うんだけど。


昨年の5月に詠んだ拙句
夏草の呼吸や午後の死生観

この頃なにかと句のネタにさせてもらっていた雑草天国の空き地。
今はコンクリートが一面に貼られ、月極の駐車場になってしまった。
パチパチと音がして、なんの音だろうと疑問に思ったところからの句です。
時間は後戻りせず、どんどん前に進んでいく。
詠んでおいてよかった、あの音に今年は出会えていません。
なにもかも一期一会、そんな気持ちでいます。

さて、恒例の質問の時間です。
絵の具を一色だけ使って絵を描いてください、と言われたら、何色の絵の具を使いますか。
そして何を書きたいですか。
絵の具って同じ色ばかりが減っていくことの多かった記憶があります。
どうも子供のころから青系の色が好きだったようで、私の絵の具セットでたびたび追加された色はセルリアンブルーでした。

梅雨間近、青空を目一杯堪能したいですね。
わんこの散歩で手首から先がすでに日焼けしているalohaでした。








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