見出し画像

kenshiという最高のスルメゲームをプレイしている話

kenshiは、一言でいうと2世代くらい前のデザイン感のMMOをオフラインでやりたい放題プレイできるゲームです。腰を据えてやっても良いし、腰掛け気分でも楽しめるスルメゲーです。

奴隷、窃盗、追い剥ぎ、四肢切断などが横行する倫理観皆無の世界観なので、ちょっとしたディストピアを生き延びる経験ができます。しかし多くの人にとってはそんな経験は不要なので、このゲームをプレイしなかったとしても貴重なチャンスを失ったと絶望感に打ちひしがれることはないかと思います。

例えば、街の外を歩いてるといきなり野盗に絡まれます。なんと、昏睡状態までボコられた後に、所持してる食べ物を持っていかれます。
でもステータスを上げると、逆に返り討ちにできます。死にかけ倒れてる相手のみぐるみを剥いだりすることもできます。その足で道具屋に向かい、◯体から拝借してきたような血の付いた盗品を売却することも可能です。

つまるところ、kenshiというゲームは基本的に自由なゲームです。ストーリーなどは特にありません。最初にキャラデザしますが、主人公も数ある仲間の1人で、特別な能力はありません。

画像1
割と時代を感じるキャラデザ画面

自分で旅の終着点を決めることとなるのですが、私は【食人族を1匹残らず駆逐する】ことを目標にプレイしています。進撃の巨人みたいな展開となりました。

・どんなゲーム?

ジャンルはMMOっぽいけど1人プレイの戦略型RPG(オフライン)です。アクション要素は薄く、指示に沿って自動で動くキャラを見守るゲームです。

画像2
とある民族から追われていたところ、第3の勢力が漁夫してきて大戦闘になってたの図

RPGなので各種ステータスがあります。育成したければできますし、育成しなくても生きていけます。
あまりにも広いワールドマップには都市が点在しており、どの都市を拠点としても良いですし、何なら野宿でも良いです。

・誰がつくった?

なんと、個人制作ということです。
steamのお陰で、台頭してきたインディーズの雄に気軽に触れることができてます。良い時代ですね。
このゲーム、多少の粗はありますが、そこがかえって良い味を出しています。僕みたいなシミュレーション系・都市開発系が好きなゲーマーにとっては、こういうのが良いんだよと思えるエッセンスの塊でした。

ここからはネタバレ要素も僅かにありますが、ゲームを楽しんでプレイするには全く影響ないところかと思いますのでご容赦下さい。

・民族と勢力の概念

kenshiの世界には複数の民族が存在します。
ツノが生えてるような人間以外の種族も居ます。3大勢力が存在し、その他大勢といった具合ですが、プレイヤー目線ではどの勢力も敵に回すと厄介です。序盤からヘイトを買いすぎると主人公ご一行は壊滅の危機に瀕します。私はそうなりました。

勢力関係に関する細かい事は別の方がブログやTwitterなどで解説されているようなので、沼にハマりたい方はそちらを。ご参考にひとつ引用させていただきます。

・食人族との因縁

ある時、シェク族の庇護下にいた我々旅団ですが、モングレルという都市に向かう決心をしました。wiki情報にて、モングレルにて有能な固有NPCを味方に出来るとのことでした。

モングレル周辺は霧に包まれておりイヤな予感がしたのですが、案の定、視界が悪い中で他民族の襲撃を受けました。
その民族の名はフォグマン。fog man(霧の人)と安直な名前すぎてちょっと笑いますが、、
シェク族の仲間のうち、移動速度のステータスが未熟だった「巨躯のレーン」という仲間がフォグマンに捕まり無意識状態になりました。
通常、気絶したら敵はその場を離れるので、他の仲間が応急処理をして死を免れることができます。
しかしこのフォグマン、おもむろに気絶した巨躯のレーンを担ぎ上げ、自分達の住処へ全速力で連れ去って行きます。
我々も追いかけますが、数の暴力で迎撃され、退散を余儀なくさせられました。ので、仕方なく遠くから囚われた味方の様子をうかがっていました。
すると、「フォグマンプリンス」の名を冠するフォグマンの王子たちが何匹か現れ、、
なんと巨躯のレーンを生きたまま食べ始めました。

画像3
別日にロケハンして野良のシェクを食わせる悪魔的行為

一般のフォグマンたちは、周りを取り囲み空を仰いでは伏せ、土下座を繰り返します。まるでその営みを尊大な儀式と捉えるかの如く、、異常な光景です。

こうして仲間を食われた因縁もあり、私の旅の目標は「食人族をみな〇しするゾ!」ということになった訳です。

・このゲームの面白さとは

理不尽な状況に悩みながらも逞しく生き抜き、自分だけの成功体験を得られる点は随一でした。生活が上手くまわり始めるとジワジワと脳汁が出てきます。唐突にその辺のNPCや動物から絡まれて、命からがら逃げるのに成功した時もたまらんです。もちろん返り討ちにした時も。謎の達成感。
逆に手塩をかけて育てた味方が食われたりすると、はらわた煮えくりかえりますけどね。まあオートセーブの間隔は調節できるので、重要な味方が4んだらロードすれば良いって話ですが、ロードしすぎるのも冷めますしね。。

正直言うと自分はMMO形式のRPGが苦手でしたが、こんなに楽しめたんだなっていい発見が出来ました。オフラインだからこそですね。
ワールドがでかいので、どんな自分勝手なアウトプットするか考えるだけでも二ヒヒものなんです。択が無限に湧いてくるので、次に何をしよう?ってワクワクがとめどないです。シミュレーションゲー好きにはオススメの一本です。

オンラインのMMORPGはMMOの中でも特にコミュニティ依存になる傾向があるように思います。お金(課金)やプレイ時間が絡み、コミュニティ形成にも損得感情が発生しそうなのが、しんどそうだわねって思います。また苦労して成し遂げた事でも、多くの人が同じ成果を得てると考えると一種の虚しさもあります。ソシャゲ全般にも言えることですね。逆に言うとソシャゲ含むオンゲーは共通の話題を作りやすいという素晴らしい面もあり、そこは一長一短ですね。

まあ、オンラインのMMORPGといえばPSO2をゴミスぺのノートPCで20時間くらいしかプレイしたことないような、ほぼエアプみたいな僕の妄言なので、的を射てない可能性が高いこと請け合いです。

それでは、楽しいkenshiライフを皆さんもぜひ。

画像4
親の顔より見たスクイン前炭鉱で、盗賊とのアツい一騎打ちの場面


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?