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やるせなさを楽しむ

3.11の際に岩手に住んでいて、MRとして担当だった大船渡、陸前高田の惨状を目の当たりにしても、COVID-19による世界の変化も自分には致命傷になることは無く、特に感受性が高まる事なく鈍感にそれとなく生きている。

サラリーマン生活も一時は潰れかけたけど、楽しく10年間を過ごせたと自負してる。
周りから見れば羨望される部署で信頼され仕事を回している。
でもふと、うだつの上がらない日々の延長を生きている感覚に苛まれる。

人はどこまで行って満たされても、行き場のない不安と不満がある。
自分が成長、スキルアップした事でさえ何かが一つ終わったと嘆いたりする。

そんな日常の中で、昔からの友達とお互いの成熟度を確かめ合い、そのやるせなさを何となく共有するのが好きだ。

そんな会話が出来るきっかけは、自分や友達の人生の重要な選択時、自分の中でのエポックメイキング的な発見、新しく出会った人からの新鮮なインプットが多い。

そんなきっかけを自分の中に留めるのでは無くて、ちょっとだけ相手に見せてあげれる関係こそ信頼関係なんだと思う。

それを嬉しく思い、日常を少し輝かせてやがて燻んでを繰り返して自分の存在意義を感じて死んでいきたい。


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