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【EDH】 《儀式の大魔導師、イナーラ》 コンボルートまとめ  (〜統率者レジェンズ2)

偉大なる先人の方々によって開発、洗練されてきたイナーラというデッキですが、コンボルートが複雑かつ状況によってルートが変わるため、備忘録も兼ねてまとめておきたいと思います。
誤りを見つけた方は@marketcrier331までご報告ください。


どのルートも基本的に
・墓地に《星霜の学者》
・墓地か手札に《Burnt Offering》か《Sacrifice》
・手札に《浅すぎる墓穴》
を揃えて蘇生ループをつくるのが目標。このままでも無限マナ&無限速攻トークンになる上、納墓が墓地にあれば墓地に落としたスペルを回収することで任意の呪文を無限キャストできる。

1. 呪文探求者キャスト系

1a.基本形
2UB+ライフ7点

《再活性》で《星霜の学者》を釣り上げるのに7点必要なのに注意。1マナ余分に出せるなら《再活性》のかわりに最初から《浅すぎる墓穴》を使うことでライフの支払いが不要になる。

《星霜の学者》の回収で《浅すぎる墓穴》の他に《再活性》を拾うのは《浅すぎる墓穴》スタックで《呪文探求者》を除去された時のケア、とはいっても除去があるなら途中で打たれている気がするが一応。

1b.《星霜の学者》が手札にある場合
1aの(※)の《納墓》で《星霜の学者》のかわりに《陰謀団式療法》を埋めて呪文探求者トークンを生贄にフラッシュバック、自分対象にとって《星霜の学者》を落とす、後は同じ

1c.《再活性》が墓地に落ちている場合
3UB
1aを《再活性》→《浅すぎる墓穴》に変更
上述したように1マナ増えるがライフの支払いが不要になる。

1d.《発掘》が墓地に落ちている場合
3UB+6点
1aを《発掘》→《再活性》、《再活性》→《浅すぎる墓穴》に変更
《再活性》で呪文探求者を2回釣る分6点必要。

1e.《納墓》が墓地に落ちている場合
3UB+10点

《無名の墓/Unmarked Grave》不採用の場合これ

《納墓》が墓地に落ちている場合、《星霜の学者》を埋めるために《約束の終焉》で《納墓》を使う必要がある。その関係で1aと比べて始動が1マナ増える。学者蘇生ループの際に釣り竿が《再活性》のままではライフがもたないが、《約束の終焉》で《納墓》を追放したため《納墓》経由ではなく、適当に《呪文探求者》を出して《浅すぎる墓穴》をサーチしてループを完成させている。
《暗黒の儀式》が使用済の場合はかわりに《Sacrifice》を用いて適当に動きを変えて対応すればよい。

1e.補足
《納墓》墓地+手札に《星霜の学者》の場合
2UB+7点スタート
1aで《納墓》サーチのところを《陰謀団式療法》 サーチから自分対象に打って《星霜の学者》を落とせば合流。
《星霜の学者》が手札にあるとこのルートのように《納墓》相当のカードが増えて役立つときもある。

1e.補足2
《無名の墓》を採用している場合は1a.の《納墓》のかわりにするだけでよい。始動コストは上のものと同じく3UB。

1f.墓掘りの檻など邪魔なものがある場合
3UUUB+7点

変なタイミングで《蒸気の連鎖》を唱えて《呪文探求者》に跳ね返されないようにだけ注意

この例に限らず、サーチ回数を増やすには《呪文探求者》のブリンクをはさむことになる。一番軽いブリンクが《本質の変転》(U)で、さらにサーチのための威光のマナが必要になるので、1U追加すれば1回サーチを増やすことができる。
邪魔な置物をバウンスするなら《蒸気の連鎖》(U)が一番軽く、結果として2UB+1U+Uの3UUUB始動。

置物がない場合でも、例えば1a.のルートでさらに1Uあれば、同様にブリンクして《否定の契約》を持ってくるところからスタートできるなど、《本質の変転》を挟むとできることが増える。

2. 呪文探求者リアニメイト系

墓地に《呪文探求者》が落ちているとキャストのかわりに釣ることで始動コストが軽くなる。
《納墓》で墓地に落とすパターンは後述するため、ここでは《ギャンブル》などで落ちた場合や、《紅蓮破》などで《呪文探求者》自体が打ち消された後のリカバリーを想定している。

2a.《呪文探求者》墓地+手札に《発掘》/《再活性》(下の例では《発掘》)
1BB+3点

釣ったときの状況は1d.と同じためそのルートでよい

1a.と比較すると《呪文探求者》を場に出すコストがBだけになるが、《星霜の学者》用の釣り竿が2マナのものしか残らないため、結果として《呪文探求者》を釣る際に浮きが1B必要。
《発掘》は《再活性》と交換可能。

2b.《呪文探求者》墓地+手札に《浅すぎる墓穴》
1BB+7点
2a.を《発掘》→《浅すぎる墓穴》, 《再活性》→《発掘》, 《浅すぎる墓穴》→《再活性》に変更

2a.と比較すると、最初の釣り竿が1マナ高いかわりに《星霜の学者》を釣るのに《再活性》を使えるため、始動コストは変わらない。

3. 《納墓》+リアニメイト系

呪文探求者を墓地に落とすのに《納墓》から入るパターン。2.と比べると《星霜の学者》を墓地に落とすのに《納墓》を使えず一手間必要なため始動コストが重くなる。

3a.《納墓》+《発掘》
UBBB+7点

1e.の《納墓》が墓地の場合に帰着させればよいが、《発掘》スタートのため、そのままだと学者を釣るのが《浅すぎる墓穴》しかなくなり始動に2BBBかかってしまう。そこで、《本質の変転》を《再活性》のかわりに使うことでパーツを温存し始動コストを軽くできる。

3b.《納墓》+《発掘》+《弱者選別》などその後に使うコンボパーツのうちどれか1つ
BBB+7点
例)《浅すぎる墓穴》手札の場合

3a.では《本質の変転》を使ってサーチ回数を増やしているとも言えるため、それ以降に使うパーツのうちいずれか1つでも持っているならかわりに《暗黒の儀式》をサーチする余裕が生まれる。

3c. 《納墓》+《再活性》/《浅すぎる墓穴》の場合(下の例では《再活性》)
2BBB+3/7点

《再活性》始動の場合は学者を釣るのが2マナの釣り竿になるため、《発掘》始動の場合よりコストがかかる。
このルートは《再活性》と《浅すぎる墓穴》が可換なため《納墓》+《浅すぎる墓穴》でも始動コストは変わらない。

4. 墓地枚数依存のルート

今までのルートのうち、墓地が何枚かある状態で始動する場合、《陰謀団の儀式》を使用することで始動コストが安くなるパターンが存在する。

4a.《納墓》+《発掘》/《再活性》+ 墓地4枚(下の例では《発掘》)
BBB+6点

《死の国からの脱出》を絡めることで《陰謀団の儀式》で増やしたマナから完走できる。《陰謀団の儀式》のスレッショルドの分墓地があれば3c.では2BBBだったものもBBBからスタートできる。

4b.《納墓》+《浅すぎる墓穴》/《死体発掘》+ 墓地2枚(下の例では《浅すぎる墓穴》)
1BBB+6点

《呪文探求者》の蘇生を1回余分に行い墓地を稼ぐことでスレッショルドを達成している。

以降は4a.とほぼ同じ。
《Sacrifice》が使用済みのためかわりに《暗黒の儀式》を、《浅すぎる墓穴》が使用済みのためかわりに《死体発掘》を用いればよい。

5.その他

直観
《呪文探求者》, 《浅すぎる墓穴》, 《死体発掘》を選択

《呪文探求者》が手札なら2BU、《浅すぎる墓穴》か《死体発掘》なら1BB
《呪文探求者》が手札にきた場合は1a.と同じ
《浅すぎる墓穴》か《死体発掘》が手札にきた場合は2b.と同じ

2a.と2b.で見たように、《呪文探求者》が墓地の場合、最初に使う釣り竿は1マナでも2マナでも始動コストは変わらないが、始動の際に墓地に《発掘》か《再活性》があると《星霜の学者》を釣るのが面倒になる。そこで、直観で《呪文探求者》と2マナの釣り竿2つを選択することで始動コストを最も軽くできる。
《魔力の墓所》+《直観》+土地2枚で2キル。

《納墓》+《浅すぎる墓穴》インスタントWin
2BBBB

《浅すぎる墓穴》を用いることでインスタントタイミングでループを発生させることができる。
なお、始動時に《Burnt Offering》か《Sacrifice》が既に手札にあれば1BBBスタートになる。
勝ち手段は《納墓》経由で《コラガンの命令》無限キャストか、無限トークン作った上で《納墓》+《浅すぎる墓穴》経由の《タッサの神託者》無限信心。

墓地利用しないパターン
3URR+追加ターンに1UUUBB

失敗したら死ぬので注意

墓掘りの檻などの墓地対策置物がある場合、1枚までなら1f.で書いたように追加で1UU払えば躱せるが、複数枚出ている場合はこのルート。ただし色拘束が厳しい上に6マナ2回要求のため《暗黒の儀式》や《魔力の櫃》などの一時的な加速に頼ることもできないのが難点。


クリーチャーのみのループ
《波止場の恐喝者》+《造物の学者、ヴェンセール》(宝物8つ以上出る時)

1R

《波止場の恐喝者》→《造物の学者、ヴェンセール》をキャストして威光込みで波止場と本体を戻す、を繰り返して無限宝物を生成後、ヴェンセールを威光込みで本体と相手のパーマネントを対象に取ってバウンスを繰り返して更地にすることで実質勝ち。
墓地を全く経由しない上にクリーチャーのみのキャストでできるため、《白鳥の歌》や《激情の後見》にも当たらないのが強み。

自分のクリーチャーしか戻せないため汎用性は低くなるものの、D&D統率者の《冬のエラドリン》やDMUの《Aether Channeler》を使うと波止場カウントを2軽くできる。
(本体が1マナ軽いのと、非伝説のため余剰の宝物がなくても無限キャストするだけで無限速攻トークンができる。)

呪文キャスト制限の回避
《具現の技》+墓地に《練達の魔術師、ナル・メハ》
5B

軸ずらしコンボ

《耳の痛い静寂》、《法の定め》などのキャスト回数制限系や、《三なる宝球》などのコスト増加系を乗り越えられる。
始動時か最初の実演で生成される《具現の技》のコピーの解決時に墓地に《ファイレクシアの変形者》が落ちていれば、威光でコピートークンを作る必要がなくなるので1マナ軽くなる。

《幽体の秘儀術師/Spectral Arcanist》
デッキにこのカードを入れておくと、《呪文探求者》を釣ってスタートするルートが1マナ軽くなることがある。
(幽体の秘儀術師:真紅の契り統率者で収録された3U 3/2のスピリット・ウィザード、ETBで自分の場のスピリットの数以下のマナ総量をもつ墓地のインスタントかソーサリー1枚をただで唱えられる)
一例として、2a.のルート(1BB)をBBに軽量化したものをあげる。

他の釣り上げスタートのルートの場合も同様にして若干始動コストを軽くすることができる。
浮き0マナからマナを生み出すことができ、困ったときは対戦相手の墓地のスペルを唱えることもできるため、採用するウィザードの選択肢に入るかもしれない。

誤りがあればぜひ報告お願いします。
少しでもこれからイナーラを使おうとする人の参考になれば。

参考文献
https://xchucrow.diarynote.jp/201907242108383209/
https://kakkokari.diarynote.jp/202003281109301323/
https://hakuvin.diarynote.jp/202007152352228453/
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://note.com/becky_xx25/n/n04a36479f9b3&ved=2ahUKEwiL3Pnur4nvAhXlDaYKHak1CWsQFjACegQICRAD&usg=AOvVaw3QwPVr8YghdCP0dicY1CZj

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