雨上株式會社 平井社長の情熱。

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース
クリエイティブリーダシップ特論 第3回 (6月1日)


平井俊旭さん (雨上株式會社 代表取締役社長)

武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科ご卒業。インテリアデザイン事務所(株)SUPER POTATOにご入社。株式会社Smilesでのキャリアを通じて、スープの専門店「スープ ストック トーキョー」のアートディレクション、事業の創業期からブランディングに携われた。2014年、雨上株式會社を設立。地域ブランディングなど地域の活性化業務に取り組んでおられます。


雨上株式會社とは?

2014年、平井 俊旭 社長により設立されました。主な事業活動は、地域ブランディング、商品開発ディレクション、コンペの企画書制作、イベントやツアーの企画、サポート、コミュニティー形成など多岐にわたります。滋賀県高島市の市役所からの委託業務として、地域の交流人口と定住人口を増やすきっかけを作るためのプロジェクトなど実績が豊富です。

高島市のプロジェクトとは? 高島市のプロジェクトは、高島市ならではなのリソースを活用し、定住人口を増加させることをゴールとしています。世界の人々から高島市が認知されることを目標に、地方創発活動に情熱を注がれておられます。ブランディングとは何か?顧客からの信頼を得ている商品やサービスのイメージの総合と平井さんは語ります。ご講演では、和歌山県高野山の事例による分かりやすいブランドの在り方をご教示頂きました。北面大使の意味も初めて知ることができました。ブランディングする上で重要と考える構成要素とは?信頼、コンセプト、イメージ・デザイン、これらが顧客の中で統一されてブランドは顧客の中に構築される。プロジェクト運営に関しては、スモールスタートを意識し、小さく初めて大きく育てることが大切である。業者と住民という関係ではなく、あくまで住民目線(=顧客思考)が必要であると平井さんは語ります。プロジェクトに置いて、多様な手段を重ねる手法や、テーマを設定したらメディア等を活用し繰り返し情報発信することも大切であり、プロジェクトの進め方に関しても大きな学びがありました。

事業に対する貪欲な姿勢、情熱!

現在、武蔵野美術大学の大学院にてサービスデザインはじめとするデザインシンキングを学んでおりますが、顧客に対して価値が伝わるサービスやブランディングする上でのモノの考え方を、平井さんのご講演から学ぶ事ができました。世の中を俯瞰し価値観を広げる視座の高さ、平井さんの事業に対する貪欲までの情熱さに深く感銘しました。貴重な機会をご提供頂き、有難うございました。