おばあちゃんから学んだ「子どもを止めない」お散歩
引越しまであと5日。
先週末は、引越し作業の大詰めだったので、わたしの母が息子を預かってくれていました。
母は大雨さえ降っていなければ、息子を散歩に連れ出します。一回でかけると、帰ってくるのは2時間後。いったいどこまで行ってたの?と聞くと、「この家のまわりを歩いてきたんだよ」と言われました。
この家のまわりって、いつもわたしたちの歩くお散歩コースだけど、大人の足で5分でまわりきってしまうショートコース。息子とのお散歩でも、途中で抱っこして歩いてしまうので、長くても30分で帰ってきてしまいます。
母によると、「なんにも手を出さないで子どもが進みたいように進ませている」らしい。
公園にたどりつかなくてもいいし、行ったり戻ったりしてもいいし、工事現場を延々と見ていてもいいし、階段をなんどでも登り降りしていいよ、と思いながらそのとおりに接してくれていたんです。
それで2時間。小道をぐるっと歩くだけで、たっぷり2時間の冒険になっていたんです。
わたしはいままで、道路はあぶないから公園まで行って、「それから自由に」遊ばせよう、と思っていました。
うちの教育モットーは「自由」だというのに、おさんぽのときは手を出し口を出ししていたのでした。。
反省!!
ということで、今朝からわたしも手を出さないお散歩を始めています。子どもとゆっくり街を歩いて、家々の前の飾りを眺めたり、ショベルカーの働くのを見学したり、お散歩中の犬に触らせてもらったり、花や草に触れたり、地面のいろいろな模様にさわってみたり。そんな子の動きにじっくりと付き合っています。
道って、こんなにおもしろいんだね
そんなにしてあげられてなかった、と言うと、母は「わたしも自分の子どもにはこんなふうにできなかったよ、できなくてもいいのよ、」と言ってくれました。
思い通りにさせてあげられないときも、自分を責めず、それでもなるべくのんびりと、見守りつづけたいと思った出来事でした。
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