日本選手が全英のタイトルを手にした日
[桃田賢斗は自身の経歴にAll England優勝を刻んだ。]
TUESDAY, MARCH 10, 2020
TEXT BY PREM KUMAR | BADMINTONPHOTO
56年かかりました。多くの選手が挑みましたが敗れていきました。2人はあと一歩のところまで行きましたが決勝で敗退しました。
2019年、「イギリスの壁」がついに崩壊しました。それは百戦錬磨の桃田賢斗によって成し遂げられました。
世界の誰もがトップだと認める男子シングルのスターは、同国の選手が出来なかったAll England Openでの優勝を果たしました。
2017年に世界王者となったデンマークのViktor Axelsenは、第1ゲームを終えた後に棄権を拒否していたため試合の継続は簡単ではありませんでしたが、ファイナルゲームまでもつれた試合は桃田の強い意志が実り、バーミンガムアリーナの決勝戦を 21-11 15-21 21-15 で勝利しました。
[Axelsenは多くの大会で桃田に敗れている]
桃田の国の人たちはこの大会で男子シングルスの優勝を待ちわびていました。日本は1963年の大会から小宮好雄を擁して参戦し、その後1966年に秋山真男が2010年に田児賢一が準優勝した時には絶望していました。
桃田のこの結果は日本のスポーツ界が積み重ねてきたものが彼の信念となって表れてきたのかもしれません。
「このタイトルは世界選手権に匹敵します。しかし、私はまだ満足したくありません。」と2014年からAll Englandに参戦した2度の世界王者は言いました。
桃田は自身の言葉に忠実でした-彼は11回の優勝で輝かしいシーズンを終えました。これはマレーシアのLee Chong Weiが2010年の勝利数10回を上回る、男子シングルの新記録でした。
25歳の彼は、絶頂期にあるアスリートであり、間もなく終えるであろう休養から戻った時には偉大な選手への道を歩み続けるでしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?