私が転職を決意するまで:その2

前回の続きです。
転職活動をしようと決めた経緯を自分の記録のために整理しています。

4. 部署移動で新規事業担当へ

約3年前、久しぶりに異動が決まりました。
そろそろ新しい仕事をしてみたいと思ったので異動自体はネガではなかったのですが、異動先は予想外の事業開発系の部署。

それまではどちらかと言うとディフェンス寄りと言いますか、既存事業の効率化やオペレーション改善など既に存在するものをキレイに整理していくような業務内容で、自分の性格にもよく合っていました。
(業界自体に興味はなくても、この仕事だったら続けられたかもしれません。)

既存事業と異なり新規や開発系というと道筋も決まっていないし、方針がコロコロ変わるし、というイメージでどちらかというと自分には向いていないと思っていたので、辞令を聞いて驚いたし不安にもなりました。

配属後は、色々なタイミングと縁が重なり、部署の中で数人だけ関わっていた海外事業の開発担当になりました。
初めて海外出張に行ったり、海外のメンバーと英語で仕事をすることも増えました。
大変ではありましたが、この頃は自分の今までの経験を認めてもらい役に立てていた感触もあり、またメンバーにとても恵まれていたので、気持ちは結構前向きだったように思います。

ただ、根本で事業内容自体に関心が持てないのは変わらずだったので、周りの熱意とのギャップに悩んだり、自分だったらどうしたいか?ということが相変わらず言語化できないという苦悩は続いていました。
そのことが自信のなさにも繋がっていたと思います。

5. プライベートの変化と高頻度の出張。そして…

そんな中、実はプライベートでも大きな変化があり、割と急に結婚が決まりました。

お付き合いの期間が短かったので、いわゆる電撃といっても良いかもしれません。
もちろん、とても嬉しかったし幸せなことで、これから続く結婚関連のイベントを考えると胸が躍りました。

が、同時に仕事もある意味順調(?)で、ほぼ毎月1-2週間の海外出張をこなしながらプライベートの諸々もこなしていくことに。

出張と顔合わせ・家探し・入籍・引越し・結婚式準備を常に毎月、毎週交互に片付けていくような日々になり、今考えたら信じられないくらい忙しかったです…。
出張時は基本ほとんどプライベートの時間は無いですし(部屋に戻ってからも深夜まで残タスク)、帰国しても積もり積もった現業を捌くために残業続き。それから家のことを・・・という感じで睡眠も全くとれていませんでした。手を抜くのが下手な性格なので、全て一生懸命やろうとしすぎたなと今では思っています。

だんだん追い詰められて精神的にも不安定になり、泣いたり怒ったりモノを壊したり、旦那さんにもかなり迷惑をかけました。

一度体調を崩すとなかなか治らなくなり、滅多にない高熱を出して一週間うなされることもありました。
代謝が悪くなったり低体温になったり、明らかに体質も変わっていきました。

無事に結婚式まで終えることができ、本当に楽しい一日を過ごすことができたのですが、今考えるとこの頃はかなり病んでいました(笑
式当日の写真を見ても、クマがひどいし顔がむくんでるしで結構酷いです。それを見てまた落ち込むという悪循環もしばらくありました^^;

その後仕事では少人数でやっていたプロジェクトメンバーが相次いで退職、自分への負荷がまた更に増えました・・・
精神状態はなかなか安定せず、海外新規事業という花形のポジションにいながらそれを楽しめていない自分が情けない気がして更に悪循環。

こんな状態なので、会社も休まざるを得ない時が多かった。なのに、なぜか新年度には昇格してしまって・・・

「もうこれ以上ここでキャリアを積むイメージがわかないな」「これ以上責任を背負ってやっていけないな」

本気でそう思うようになり、転職をいよいよ現実的に考え始めました。

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