見出し画像

【期間限定】原作6巻まで無料配信中!【~7/2まで!】『私の百合はお仕事です!』を推すのはお仕事です!


2023年7月2日まで、コミックス1~6巻が各種配信サイトにて無料配信中!
アニメは原作5巻1話目までなので、続きが気になる方は是非どうぞ!
また、Amazonではコミックス12巻及び公式アンソロジーが半額セール中!
(アンソロジーはコミックス12巻読了後の購入をおススメします!)





私の百合はお仕事です!とは

一迅社『コミック百合姫』で連載中の百合漫画

2023年6月末現在で全12巻および公式コミックアンソロジー1巻が発売中。
『コミック百合姫』は毎月18日ごろ発売される月刊誌であり、日本で唯一の百合専門雑誌。
わたゆりは毎月掲載、単行本発売の月に休載を挟むスパンで連載中です。



お嬢様学校(ミッションスクール)を題材としたコンセプトカフェ「カフェ・リーベ女学園」を舞台に繰り広げられる、女性同士の恋愛模様を描いた作品。

コンセプトカフェとは「特定の世界観になりきって接客応対をするカフェ」の事。
一番有名なのはメイド喫茶(お客さんを自らが仕える『ご主人様』として応対する)

この作品で描かれるリーベ女学院は「少女漫画の世界観のような女学院の生徒がサロン(応接)係として来校者をもてなす」というコンセプト。

接客応対だけでなく、キャスト間で演じられる小芝居もリーベの魅力の一つ。


登場人物紹介

白鷺陽芽
CV:小倉唯

今作の主人公。
『億万長者と結婚して玉の輿』を夢に、『誰からも愛され、求められる』演技(ソトヅラ)を続ける少女。外面が良い分、他が疎かになりがち。
1話でリーベの店長である小柴舞をケガさせてしまい、臨時でリーベのバイトをする事に。
コンセプトを理解しないままに美月を「お姉さま」と呼んでしまった事から、姉妹を組むことになった。
素の彼女はソトヅラからは想像できない『イイ』性格をしている一方で、愛される為に他人を蹴落とすと言った行為はしない。

まさしく天使…!


一方、素だとこんなギャグっぽい顔も見せてくれる


個人的に好きな白鷺陽芽。情動が男子中学生並。


綾小路美月
CV:上坂すみれ

リーベでの陽芽の先輩であり、『姉』
業務中は優しい姉を演じているが、裏では仕事が上手くできない陽芽に刺々しい態度で当たっている。
何やら彼女には隠している事があるようで…?


サロンでの美月は妹を可愛がる理想の姉そのもの


一方で素だとツンツン 


身長差は抱きしめると胸元に陽芽の頭が来るくらい



雨宮果乃子
CV:田中美海

陽芽の同級生であり、外面を使っている事を知っている唯一の友人。
かつ、陽芽を介してでないと他人と喋れないレベルの極度の人見知り。
突然バイトを始めた上に内容を教えてくれない陽芽を怪しんで尾行、紆余曲折あってリーベで働くことになった。
陽芽には恋愛的な意味で好意を抱いているが、絶対にその想いは言わないようにしている。


おしゃべりするだけで元気が出るくらい陽芽の事が好き


リーベでは眼鏡を外してコンタクトで勤務


陽芽相手には絶対に見せない『憂い』の顔
物静かと思わせて表情がコロコロ変わるのが果乃子の魅力



橘純加
CV:小市眞琴

リーベでの陽芽と美月の先輩であり、開店当初からサロンに立ち続けているベテラン。
キザで不真面目な読書家キャラを演じているが、素はイケイケのギャル。
勤務態度はとても真面目であり、カフェリーベ女学院を大切に思っている。


顔が良いから(原作本文ママ)


素の純加との差に驚く陽芽
リーベの中でも屈指のギャップ


こんな作品を観たい人にオススメ!


・顔の良い女の子を観たい人

コンセプトカフェのキャストと言う事もあって、登場人物たちは兎に角美人。顔が良い!

美人の圧が凄い(原文ママ)

お仕事シーンでは背景に花が咲き誇る少女漫画のような煌びやかな雰囲気を魅せてくれます。


・女の子同士の恋愛を観たい人

タイトルや概要、あらすじだけを見るとお仕事系アニメを想像される方も多いですが、この作品の主題は「女の子同士の恋愛模様」
しかも、カフェのような耽美で華やかな物では無いドロドロしたもの。
少女たちが悩み、苦しみ、もがき、そして前へ進もうとする姿はこの作品のハイライトと言えるでしょう。

顔の良い女の子の曇り顔も沢山拝めます。


  • ※ちなみにお仕事アニメ成分のみを求める場合はアニメ1~3話と12話を観ればOKです。

  • もしくは、ブルーレイ1巻(Amazonリンク)を購入の上で収録されている1~3話とドラマCDを視聴し、12話を観ればOKです。


・クソデカ感情を抱える女の子のやりとりを観たい人

主人公の白木陽芽ちゃんを中心に、様々なキャラの想い感情が織りなすやりとりは必見。
台詞が無い顔だけのコマですら、痛いほどに彼女達の感情が伝わってきます。


・私の百合はお仕事です!の推しポイント(ネタバレ無し)


・キャラクターのバックボーンの深さ

この作品の主要人物は各々が主人公を張れるくらいの重み、関係性を紡いでいく群像劇のような雰囲気を持っています。
一人、もしくは一つの関係性に焦点を当て、深く深く掘り下げていく描写はまさしく圧巻。

・漫画としての構成力

上記のおススメポイント、実は『焦点が当たらないキャラクターは殆ど出演しない』と言う欠点にもなりかねないのですが、わたゆりは全く物足りなさを感じさせないのです。
その理由として、

『焦点が当たってるキャラクターの情報を加味して以前のシーンを見ると新しい発見がある』
『今起きている問題は、その場で描かれていないキャラクターの行動・変化が原因である』

という魅せ方になっていて、飽きがこないです。
意識的に対比描写が入っており、読んでいる途中でもスッと該当する以前のシーンが思い出せるようになっています。
特にこの作品は陽芽を巡る美月・果乃子の三角関係を中心に動く為、例え主人公の陽芽が居なくても常に彼女の影を感じ続ける事が出来るのです。


コミック百合姫本誌が出る度、コミックス新刊が発売される度に読者は『味』を啜り、脳が破壊される歓びを感じています。

(今はブルーレイ特典の書き下ろし漫画やドラマCD等の追加情報もあるのでヤバいです)


・『二面性』の描き方



主人公である白鷺陽芽のソトヅラと本心にはじまり、コンセプトカフェという虚構とスタッフとしての素の姿という現実。
・陽芽以外のキャラも、優しい姉に見えてツンケンしている美月。物静かなように見えて情動的な果乃子。キザな文学系お姉さんを演じるギャルの純加。JKに見えるけど🐰歳の舞さん。 
あるキャラを救った台詞(祝福)が、そのキャラを縛る(呪い)になるという展開。
様々なシーンで直接的には明示されずとも、物事には表も裏もあると言う二面性が強調されていて、その描き方が堪らない程に美しい。
また、『対比』についても分かりやすい形で描かれている為、読み進める度に「これってつまり、あのシーンの…?」と読み返したくなる気持ちが溢れてきます。




・アニメ12話まで完走された方へ、原作わたゆりのススメ(アニメ本編ネタバレあり)


アニメご視聴ありがとうございます!
なんと2023年7月2日まで、アニメの続きがそのまま無料で読めるキャンペーン中です!
是非どうぞ!!



ここではアニメの描写で残された『課題』について解説させていただき、より原作の続きを楽しんで頂こうという項になります。


・私の百合はお仕事です!アニメで描写された物とは

結論から申し上げると、アニメ12話。原作1~4巻(と5巻1話)は『導入』にあたります。
舞、寧々、純加、美月で構成されていたリーベ女学院の人間関係。そこに新しく入ってきた白木陽芽と間宮果乃子が『白鷺陽芽』『雨宮果乃子』になる話でした。

一方で美月と純加のバックボーンにも触れ、彼女達の情報も一通り出たという意味でも導入と言えるでしょう。


最終話のラスト、陽芽を向く美月と果乃子が不穏
絵は明るいけど、各々が向いている方向が別




残された○○と言う問題


・陽芽と美月は真に仲直り出来ていないという話

アニメ6話で感動的な和解を経た上で、果乃子の口から美月→陽芽と言う恋愛感情の矢印が示されました。
一方で、陽芽の気持ちはと言うと晴れやかではないというのが示唆されています。

アニメ12話、原作シフト.22

読者目線や果乃子の目線だと明らかに美月は陽芽に対して恋愛感情を抱いているが、陽芽はその事に全く無自覚なのです。
しかも美月のツンデレのような照れ隠しの姿勢を真に受けて、前回の仲直りにすら疑念を抱いている事が読み取れます。

特に、陽芽にとっては『矢野美月は思った事をズバズバ言っちゃう子』であるという小学校時代の印象がこびりついているのも大きいのです。


・純加の対処は最善だったが、果乃子の抱える悩みの根本的な解決にはなっていないという話


アニメ11話では、『恋愛を止めたい純加』と『恋愛をそもそも口に出そうと
しない果乃子』の平行線に終止符が打たれました。


純加は話し合いの末、果乃子の本心に触れて『自分が果乃子の精神的支柱となる事で、破綻を防ぐ』という結論を出し、姉妹となります。

暴走しかけていた果乃子も、純加に自身の恋心を吐き出せるようになって重荷が解けた事で平静さを取り戻します。

(余談ですが、果乃子を救った陽芽の言葉「言わなかったら無かったことになっちゃうからね」が、果乃子自身を苦しめる呪いの言葉になっている二面性が最高に美しいんですよね)


一方で、純加は既に一つの可能性に気付いています。


アニメ11話、原作シフト.20


果乃子が危惧しているのは美月が近づくことによって陽芽が変わっていってしまう事。美月が行動を起こしてしまう事。
これをどうこうすることは果乃子にも純加にも出来ない訳です。


「いずれ」と言う爆弾は、いつ爆発するか分からないままリーベの床下に埋まっている状態。

でも、「その日」は近いのかもしれません。


アニメ12話並びに原作となるシフト.22を観れば大体察せますけども()

原作シフト.22


舞さんの腕問題

白木陽芽は、店長である御子柴舞と衝突事故を起こして腕を怪我させてしまい、その期間の埋め合わせとして入った臨時バイトである。
果乃子もそんな陽芽をサポートするためにリーベに入った。

このシーンを見て分かる通り、舞さんは両手でキーボードを勢い良く叩いてお仕事をこなしている。

舞さんのケガが治るまでと言うリミットも、すぐそこまで来ている。

アニメ12話

カフェリーベの明日はどっちだ




結びに

「私の百合はお仕事です!」2023年7月2日まで、各種電子配信サイトにて原作1~6巻が無料!Amazonkindleでは全12巻+公式コミックアンソロジーが半額!(宣伝)


「私の百合はお仕事です!」は私自身、人生を変えられるくらいに凄い衝撃で殴られた作品でした。
原作を一気に読み、コミック百合姫本誌を買い、毎月毎月楽しみに読んでいます。


永遠に狂いながらエゴサして感想ツイートを啜る毎日を過ごしています。
それでも足りないのでこのnoteを書きました。


興味の湧いた方は、是非手に取って読んで頂けますと非常に嬉しいです。




そしてアニメ2期来てくれ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頼む~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?