KYOTOGRAPHIE 10th Anniversary (2022)

今年も行きました、キョウトグラフィー。
PixCypherの写真仲間と行けるのが楽しい。1人やと疲れすぎるので、この写真展。肉体的にも精神的にも、なんじゃこりゃって。

今年は忘れないうちに感想残しておきます。

1 ギイ・ブルダン 
ベストアルバム的な感じで色々見せてもらった感じ。
あー、あの人の写真で見たあんな感じとか、誰かがやってたこの感じとか、既にこのギイ・ブルダンがやってるやーんってのを沢山見た。 知らず知らずのうちにいろんな人が影響受けてるのかなと。
会場オサレ。


2.マイナムゲレージ。

僕は海外に沢山行ったバックパッカーだったということもあり、海外系の写真(特にアフリカとか比較的マイナーなところ)は、半分冷めた目で見る。 文化が違うんだから違いがあって面白くて当たり前と言うところから始まるので。
という訳で写真に映えるアフリカンの皆様が美しかったねって感想で終わりました。 なんか狙って分断とか融合とか表してんのかな、ふーんって感じ。
メインの部屋の身体がガリバートンネルみたいになってる写真が真ん中で切れてて繋げているのが気になったのと、沢山飛んでるゴミ袋が適当な合成にしか見えなくて(多分合成)なんか、そればっかり気になった。

3.現代日本女性写真家たちの祝祭
地蔵ゆかりさん。
日本っぽさ、巻物での展示方法、なんかすごいスピーカーの演出?展示方法が最高。

岩根愛さん。
桜と日本の伝統で僕好みなスローシャッター。ただこれ、同族嫌悪。僕の方がうまいんじゃね? って考えて終わった。お話ししてみたい人。いや、普通にかっこよくて好きだった。でも、同族嫌悪。


殿村任香さん
BEATS感。好き。展示の仕方が最高。(下の写真)

他の皆様も展示の仕方が良いなーと思いつつ、なんか心に刺さるものなく終わり。僕、写真見る目ないのだと思う。


4.イザベル・ムニョス、田中泯、山口源兵衛
あー、これキョウトグラフィーだわーアートだわーって感じ。
こだわった珊瑚とか混ぜたプリント、写真を織物にする狂気、そして海をひたすら漂うオチのないオジサンの映像を延々みさせられる強要感。
これほんと、アートだわ。アートの暴力。俺はこんなことして最高だと思ってんだけどお前どう思う?って勝手に突きつけられる感じ。アートな感じ。
自分の感想としては、僕はあなたのアートのことを心底どうでも良いと思ったのだけれども、敬愛の念は尽きません。 そんなあなたのような人に僕もなりたい。いつかなりたい。
10秒で分かるおもしろ動画がネットに溢れかえってるこのご時世に、何分間も海を漂うオジサンの映像をお金を払って延々と延々と見せられた気持ち、僕はしばらく忘れられない。

5.世界報道写真展
生々しいライブ写真だなって思った。バンドのライブとは違う負の感情を基点にした感情の爆発を収めた写真。
なんか、ライブ写真のようなリアルな現場。1番好きだなって思った。なんか、いろんな展示で理由つけて展示してくる感を強く感じてた中で、これは写真が先にあって後に理由がある気がして。

ただ、なんかこれも少し冷めた目でも見てた。撮られてる人、撮られてるって絶対気付いてるよね。 少しは「あ、俺今撮られてるな、ちょっとええ顔しとこ」みたいに思ってるはずなのよね、なんかそう思うとこれも結局ノンフィクションのようなフィクションなのかと思ったりして、少し興醒め。いや、興奮しててそれどころじゃないとは思うけど、うーんどうなんやろね。
Rage against machineのジャケットにも使われたベトナムの僧侶の焼身自殺写真レベルまで行くともう、そんなこと考えられなくなるけど。。 Know your enemyとか久しぶりに聴きます。


そんなこんなでこの日のキョウトグラフィーは終わり。
KG+の方も見たけど、なんか疲れてて全然覚えてないわ。
僕、アートを見る偏差値低いのかもしれん。よーわからんわ。
でも、偏差値の高いPixのメンバーのみんなとまわれるのが最高。いろんな意見聞けるし、気付けるし。楽しい。本当に。



番外編。
夜に京都駅の平間至写真展を見て帰りました。
うーん、この日の写真展で1番良かったやんか。
アーティストとか、家族写真とか、イキイキとした人が楽しく生きているオーラがものすごく伝わってきて、楽しくて。
写真で何を伝えるのも自由だし、色んな人がいると良いとは思うけど、僕が好きな写真は生きている生のエネルギーを感じられる写真だと再確認した所存。
いろんな展示や写真を見ていきたいけど、僕の好きなものは多分変わらんね。
写真は誰かの主義主張を伝える道具ではなく、撮られた人のものであると。それが絶対ではないけど、僕はそれが好きなんだなと。すごい人、なんでもない人、いろんな人を写真で輝かせたい。それができる自分になりたい。
そう思いまして、これからどうやって写真を撮っていくのか思い返すことが出来た1日でござんして、良き1日でした。

追記。
そうそう、KG+ の方、全然触れてなかった。
14 Neighbor’s awaken 宮下直樹さんの写真めちゃ良かったのよ。
桜の写真が圧巻すぎて、最初合成で作ったアートなのかと思いましたもん。 
カッコいい風景写真沢山見ました。
お店のコーヒーも美味しくて、店員さんも親切で良き時間を過ごしました。

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