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【P-MODEL】Communo Hybridia(1996.11.15.FRI 新宿リキッドルーム)

※全体的に読みづらい言い回しを調整、話の腰を折る余談をむしろ追加
※かれこれ25年ぐらいDr.のお名前表記を間違えてましたごめんなさい…
※【概要】にイベント関連グッズへのリンクを貼りました

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【概要】

<Unfix#3>
「Communo Hybridia」(コミュノ・ハイブリディア)

「個別に進んで同時に撃て」<電子舟訪日行脚>から半年、一部で噂(?!)となっていたP-MODELのメンバーがプロデュースするクラブ・イベントが満を持して登場!

1996年11月15日(金)新宿LIQUID ROOM
開場:23:00 開演:24:00(終演 11/16 5:00予定)
前売:3,800円
*All Nightのため、18歳未満の方のご入場をお断りさせて頂きます。ご了承下さい。

■当時のチラシ(出典:平沢博物苑
http://www.pinkytrick.com/p/img/flier/1996unfix_b.jpg
■イベント関連グッズ(出典:降り積もる地層
ケース付き蓄光ペンダント
クッション

蓄光ペンダントは会場内で光るよ!クッションに座れば長丁場でも安心!的なノリで販売されてたの今でもジワりますね。ちなみにこれ以外にも「巾着袋付きポンチョ」(黄色・背中側にクッションと同じ銀色ロゴがバーン)がありました。雨の日に、Miburiの本体を包んで運ぶのにちょうどいい大きめサイズでした。(共感を得られない喩え)

平沢が欠席?

「電子舟P-model号が謎のヴァーチュアル小島"コミュノ・ハイブリディア"への航路を発見するためのデジタル空間から来日した」と位置づけられた1996年の「電子舟訪日行脚」ツアーの後半戦は、なんとオールナイトのクラブイベント。

一番最初、5月頃に「ぴあ」(当時はチケット情報誌を週刊で出してました)で「P-MODELオールナイトイベント開催」と掲載されたので、謎過ぎて公式に問い合わせたら「そんなイベント無いです」と言われた謎イベントがついにベールを!

という訳で、いざ当時はまだ新宿歌舞伎町にあったリキッドルームへ。11月の深夜近いの寒空の中、開場するのを待っていると、当日券売場に何やら人だかりがあり、見るとチラシが貼ってある。

「Communo Hybridia」 ご来場の皆様へ
本日 出演を予定しておりました、平沢Branchの
「アクチャル・サイズショー」 は平沢進が急性の風邪の
ため、出演することが出来なくなりました。


ファンクラブ以外でチケットを御購入された方は
後日、ご連絡させていただきますので
お名前・ご住所をお書きください。

▼実際の貼り紙(出典:平沢博物苑
http://www.pinkytrick.com/p/img/flier/1996ass.jpg

えっ、平沢さん出ないの?出られないほどの風邪?
そんなこと言って別人として登場するパターン??ほんとに????

などと若干の混乱をきたす中、とりあえずこんな夜遅くに歌舞伎町に来たからには入場せねばと、リキッド恒例の長い階段待ちを乗り越え、ようやく中に入ると、フラッシュライトとヴァリライトのめくるめく光の明滅。場内BGMはメカ野さんによるゴリゴリテクノ。おお、クラブだ。

福間さんによると、楽屋にも音楽関係者がいっぱい来たけど、誰も音楽の話をしてなかったそうですw。そんな中、ラルフ(クラフトワークのメンバー)やDAF(ドイツのニューウェーブバンド)の話で大いに盛り上がるメカ野さんと福間さん。

メカ野さんは、確か当時はまだ「メカ野さん」ではなく、「ディスクユニオン渋谷dp-1元店長の中野さん」(略して中野元店長)でしたが、ここでは通りのいい「メカ野さん」表記にしておきます。

【オープニング】

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メカ野さん、小西さん、上領さん、福間さんがそれぞれ私服でステージに立ち、オープニング。冒頭でメカ野さんから「平沢さんは急病のため欠席、平沢進ブランチは中止となりました」とのお知らせ。

とはいえ、伝達に悲壮感はなく、小西さんも「平沢氏よりメールが来て「あまりに良いものが出来たので、航海を先に送りたい」「またいつか別の機会まで温存したい」「あとはまかせたぞ」というメールが来た」「(平沢さんは)ずるいやっちゃなぁ」というお話を穏やかに仰ってたこともあり、我々も完全に「んもー平沢さんたらーw」「早くよくなってねー」程度のニュアンスで受け取っていました。

が、イベント終了から数日後に「実は風邪などではなく、完全に自律神経をやられた疲弊状態である」という事と「当時の事務所の方針や平沢さんの業務量のバランスが大変よろしくなく、心身の疲弊から全くステージに上がれる状態ではなくなってしまっていた」ということが判明します。

当時の公式サイトでのレポートでは、平沢さんが出演できなくなった経緯の説明として、先ほどのメカ野さんや小西さんのトークが、wavデータとして公開されたのですが、後日、平沢さんが「急性の風邪」と発表された事に関して反論。

Ghost Web(当時の平沢さん個人サイト)には「風邪ぐらいで休むものか。高熱で舞台に立ったことなど何度もある」という、公式発表とは全く違う訴えがテキストでアップされ、そんなことを知る由もなかったファンは、とにかくビックリ。平沢さんが大変なことになっていると、非常にヤキモキさせられた時期でもありました。

当時恒例だった「秋の野音ライブ」の後は、メンバーソロ活動を経つつ、この「コミュノ・ハイブリディア」へ、そしてラストはまたP-MODELでシメるはずの一大プロジェクトでしたが、この件により以降の予定ライブは中止、メンバーもチェンジ、プロジェクトは方向転換、事務所も移籍という、大変な騒動へと転がっていきました。

もちろん経緯説明に関してはメンバーが嘘をついたのではなく、当時の運営の意向だったのだろうと思います。知っていようがいまいが、イベント冒頭で「平沢さんマジ病み」とは言えないですからね…。

このトラブルを経た今では、適切に活動を続けられる環境になってくれた事に、心からホッとしますね…。今は65歳にして20代の心臓レベルの健康体とかだそうで、マジでありがてえなオイ…(拝みだす)長生きしてくれ…(賽銭を投げつける)

その後の平沢さんの復活劇と、当時のファンの心情については、長くなるので割愛しまして(すまん)、イベントレポートを進めます。

それはそうと福間さんですよ

という訳で、大変なウラ事情を知らずにはしゃぐ我々と共に、和やかなオープニングは続きます。

メカ野「今日はどんなパフォーマンスを?」
福間「見てのお楽しみなんですけど、サラリーマンなんです僕」
メカ野「?」
福間「サラリーマンになって、企業戦士ってことで演ります」
メカ野「?」
客席「「「 ? 」」」

ちょっと何言ってるかわからない福間さんでしたが、グレーのダッフルコートにグレー系のチェックのマフラーをお召しになっていて、かわいさ爆発。ファンの方からのプレゼントだったそうです。客席からは「かわいい」「かわいい」の黄色い声、「(色白で)羨ましい…」の羨望の声が続出。

何よりもマイクを!両手で!両手でねえ!始終両手で持っててねえ!ほんとねえ!やりますなあ!さすが末っ子ですなあ!ユーほんとそういうとこですなあ!(訳:かわいかったです)

そもそもメンバーの私服を「生で観られる」機会、現在でもそんなに無くない…?何気にすごくないこのイベント…?上領さんは黒いコートをお召しになってて、小西さんはいかついアーミーっぽいブルゾンでした。あれ、書いてみると普段のお衣装からほぼブレない私服ですね…。

【上領ブランチ】

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上領亘ブランチ。草間敬さんという方との、いわゆるインプロ(音楽なのでジャムセッションですかね)。直前まで仕込んでいたというだけあって、オケを流してセッションしつつ、何度となくその場で軽く打ち合わせも行われてたのですが、その時の上領さんの話し掛け方が、

・草間さんのお洋服の裾を、背後からちょいちょいと引っ張る
・顔を近づけて耳打ちする

で、キュートさとセクシーさの混在っぷりに、失神しそうになったということを後世に残したい。頼んだぞ、お若い馬骨たち。肩ポンポンとかじゃないんだぞ、裾をちょいちょいだぞ。すごいだろ。うわーん。

上領さんは1つのパートだけでなく、最初はアナログシンセなど、次にタンバリン、そしてお待ちかねのドラムへ。当時の個人サイト用に、ステージ上からデジカメで撮影なども行っていました。

当時の上領さんに、あまり即興音楽のイメージはありませんでしたが「ソロをカタチにするのが難しかったので、こういう珍しいカタチでやってみました」とのことでした。いいもの観られました。

最後にソロから一曲歌い、会場は何とも耽美な雰囲気に。

【福間ブランチ】

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イベント5日前に誕生日を迎えてピチピチの26歳(!)福間創ブランチ。オープニングで言っていた企業戦士とは何なのかというと、要するに「IN A OFFICE ROOM」です。Yシャツ姿のMOMO(百々政幸)さん山口慎一さんと共に、我らが福間さん、えんじ色のスーツ姿で登場。

来ましたよ。さっきのダッフルコートからのスーツですよ。写真無くても、ほんともう分かるでしょ、福間クラスタの諸君。しかも足元はオゾンのクジラ靴なのよ。ほんと分かるでしょ(むせび泣く

客席から「かわいいいいーー!!!💘✨」の嵐でしたが、かわいいのはたぶん本人が一番良く知ってるやつですよ末っ子め…(訳:かわいい)
スーツはコムデギャルソン辺りだったような気がします。

そしてすっかり忘れてましたが、今回のこのメンバー、『errors of P-mania!』に出演された時のバンドと全く同じ面子なんですね。当時は「友達が少ないのはボクの長所」と仰ってましたが、現在はもちろん、当時としても錚々たる顔ぶれです。

『errors of P-mania!』
公式主催で行われた平沢進/P-MODELのコピーバンド大会で、参加をファンから広く公募して、第3回まで開催されました。
福間さんたちが出演したのは、1995年の第3回開催で「スレーブ・マシーンズ」というバンドでした。この時は「ビョーキ」(病気)がイメージだったらしく、入院患者らしく福間さんがパジャマ姿でギターを弾き、残りのお2人が白衣でシンセ類を操作するという、オイあざといな!パジャマってどうなってんだよ最高だったよ!(?)

フーフー
既にP-MODELのメンバーでしたので、自分で応募したのではなく、いわゆる「ショーアップの為の公式枠」という感じだったのかなと思います。

今回は「データ部計算課」(の社員)という設定なので、演出的には(演奏中に)書類にハンコを押したり、お昼のお弁当の宅配があったり、お茶汲みの女性が出てきたり、まさに「IN A OFFICE ROOM」。

そして計算課ということで、このイベント以降、福間さんは「課長」という愛称で呼ばれるようになりました。師匠(平沢さん)、和尚(小西さん)、課長、で何と語呂の良いこと。
ちなみに平沢さんが「師匠」なのは、元メンバーの三浦俊一さんが在籍時にそう呼び始めたことに由来します。と記憶しています。

小西さんの「和尚」については、佇まい由来ではと思いますが、少なくとも「不幸のプロジェクト」以前から、平沢さんが小西さんのことを「小西和尚」と呼んでいたかと。余談ですが、小西さんは平沢さんのことを「平沢くん(※関西イントネーションで)」「博士」「リーダー」と呼んでいましたね。リーダー!合ってるけど!

上領さんの愛称については私の周辺では聞かなかったのですが、我々下民風情がワタル様を愛称で呼ぶなんぞおこがましい&元より「Shisho, Osho, Kacho, Kamiryo」で惜しいなりに韻は踏めていると、個人的に思ってました😉

他には、深夜なので工藤ひとみさんが踊り子として出演されてました。バニーちゃんのような白いふわふわのヒモ状のお衣装!おセクシー!
どうして工藤さんとお友達なのかは「…ひ・み・つ!」だそうです。(かわいいので理由がどうでもよくなる

曲はユードラ(古のメールソフト)ネタあり、アシッドテクノのような曲あり、アンビエントのような曲ありの、基本ミニマルミュージック全3曲。
ボーカルはありませんが、「 I CAN'T SPEAK FEMALE VOICE」とか「Stratosphere」などの、我々にもお馴染みのサンプリングなどもあり。スティーヴ・ライヒの『Come out』からもサンプリングされていましたね。

ユードラネタ曲は前日に3人で徹夜、P曲サンプリングは福間さん、最後のアンビエント風曲がMOMOさん作とのこと。
当日は、基本は福間さんがA-DATに仕込んだオケをO2R(ヤマハのミキサー)でEQやSEをMIXして、あとの2人が色々な音をシンセで出していたそうです。

福間「本当なら僕のHPでやってる「ネットおねいちゃん」「バカにいちゃん」の大賞を決めてステージにあげるつもりだったんですが、諸々の事情で出来ず…」

…あああありましたね…!ありましたね……!
もはや完全に委細忘れてしまいましたが、そういうのありましたね…!こちらは、ファンがオモシロ写真を投稿(正確にはメールに添付)するコンテンツでした。やれなかったのは、単純に時間がなくてダメだったそう。

ちなみに「おねえちゃん」ではなく「おねいちゃん」表記で合っています

と書いてて急に思い出しましたが、その投稿コンテンツ、「末っ子Web」ってコーナー名でしたね…。(以下、当時の実際の画像)

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すごいネーミング。
という訳で、おねいちゃんは出せませんでしたが、代わりにユードラネタの曲中でステージに登場した「ユードラちゃん」(鳥の着ぐるみ・中は福間さんのご友人の、隊長こと藤間さん)が、可愛らしく再登場。

他にも、演奏の途中で登場したお弁当に関しては、

観客「おべんと食べないの~?」
福間「あっ…段取りでは食べるはずだったんです」
観客「食べてー!♡♡♡」
観客「食べてー!♡♡♡」

などというやり取りがあって、オールナイトイベントってほんと意味わかんねえな、って当時思いました。(お前も一緒に言っとったわ

イベント後日、「次は間違いなく学園ネタ」「学ラン着ます」と仰っていたので、あれから20年以上経ちましたが、いつまでも待ってます。
福間さんたちならまだまだいけますよ!

このイベント後に「040友の会」という、誰でも参加できる掲示板とチャットのコミュニティが立ちあがりましたが、その創立メンバーもMOMOさんと慎ちゃんだったので、あれ、この人ほんとに友達いないんじゃ…?と思っt

【ゲストブランチ】

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ここで電脳関西からのスペシャルゲスト、Dr.ウツノミア!!
小西さんでも完全には理解出来てないと言われる、難解なインターフェイスを開発、そして操る関西テクノの雄!黄色のツナギで見るからにマッドサイエンティスト!でもパステルイエローに見えてちょっとキュート!💛

改造したパワーグローブと、ブレスコントローラー(呼吸でモジュレーター調整)を使っての演奏でした。パワーグローブの指を動かすと、背後の映像も変化するという、我々が大好物なやつです。
ブレスコントローラー自体は当時、中野テルヲ氏もライブで使ってらっしゃいましたね。

機材トラブルにより、予定時間よりも早く終わってしまったため、後半は小西さんを交えての質疑応答コーナーを開催してくれました。

「パワーグローブはどこで手にいれるのですか?」
Dr.「これはもう製造中止で…P-MODELがライブでタダでバラ蒔いてると聞いてます」

電気屋さんと言うよりはバッタ屋さんで見つかるとのこと。
(※イベント当時の話です。今はヤフオクなどでピンキリであります)
「パワーグローブの値段はいくらですか?」
小西「(P-MODELで使用している都合上)あまり聞かない方がいいですけど、答えてあげて下さい」
Dr.「喫茶店で紅茶1杯飲むくらいです」

(※イベント当時の価格です。数百円ぐらいの相場でした)
「平沢さんのMiburiと戦って勝てますか?」
Dr.「勝てます。絶ッッ対に勝てます 」(不敵な笑み)
「戦わないんですか?」
Dr.「平沢くんとですか?」(乗り気)
小西「もうあんまり言わん方がええ…」

正直、出オチ感ありますからねMiburi…

改造してない素のパワーグローブは、当時(訪日行脚ツアーで)P-MODELのライブで客席にバラ撒かれたり(この記事セクション冒頭の画像のように、ボトルケースに入れられ、曲の間奏中に天井から客席へ下りてくる)、改造されたものはライブで小西さんが使用していました。

元は任天堂ゲーム用のコントローラーで、それを改造して指の曲げる角度、加速度センサー等でMIDIをリアルタイム制御してるそうです。音源はRoland SC-55、使用マシンは「生きた化石、ASCIIが誇る世界の8bit、MSX!」

グローブを腕にはめてグワーとやると音楽を奏でる訳ですから、この界隈の人たちの「何でわざわざ?!」センス、ほんとどうかしてるぜ。小西さんはP-MODEL加入以前にも使用してましたし、電子悲劇ツアーまでは必ずライブ中に見せ場があった、我々も盛り上がらずにはいられない強烈なインターフェースでしたね。

質疑応答以外にも、本当は演奏中に機材から出るはずだったスモークを手動で出したり(面白がってめちゃ噴出させてた)、マシンを暴走させてみたり、どこまでもフリーダムなDr.でありました。

【小西ブランチ】

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トリは小西健司ブランチ。新曲「Third Mind」お披露目。
しかしもう深夜というか、明け方近いので壁際やロビーで寝てる人もちらほら…。
そんな中、めくるめく鉄骨とリズムの大波、まさに轟音。モニターに映る映像はサイケデリックなLSDテイスト。寝てても起きてても、どのみち夢。
リキッドルームに響く小西和尚の『喝』って感じでした。テクノ座禅。

あのビジュアルにこの音で、めちゃくちゃカッコいいので観てたい気持ちと、5時間立ちっぱなしの疲労と、光の明滅でクラクラして今すぐ寝たい気持ちとで、今思えばこれがオールナイトイベントの初洗礼でした…(ハンズフリー合掌)

イベント後日、福間さんが個人サイトにて

「クラブって客席はみんなそっぽを向いて好きにやってる状態だと思うけど、皆さん真剣にステージ観てる感じ」
「どういう姿勢で望めばいいのかわからない所があったのかしら?」

という趣旨のことを仰ってましたが、確かにその通りで…。
実際に当時の多くのファンとクラブミュージックは、ちょっと縁遠い感じだったでしょうし、別に5時間きっちりステージ向いて無くても良かったんだぞと、今なら思えますねw。今のファンの人たちの方が、こういう現場はより身近になったDJイベントや、アニクラ等で慣れているでしょうか。

【クロージング】

さて、気付けばもう朝5時近く。BGMには「オハヨウ」(スキューバリサイクル版)が流れる中のクロージング。小西ブランチでぐっすり寝ていた皆さんも、さぞかし良い目覚めでありましょうw

シメは、流石にもうメンバーは出て来ずでしたが、今後の宣伝などの後にメカ野さんが一言。

(全く方向性の異なるメンバーソロのように)Pモデルを構成する様々なジグソーパズルのようなピースがありますね?皆さんもそのうちのひとつです。心してかかって下さい。」

「それでは長丁場でしたがお疲れさまでした。
オハヨウ そして サヨナラ 」

と言って終演でした。

後記

流石にもう深夜イベントはやらないでしょうし、この日平沢ブランチでやるはずだった『MODをインターネット上から次々にダウンロードしながら次々にそれを流す』という、当時としてはかなり斬新なスタイルも、現在では時代的に合わなくなってしまいましたが、いつの世も「バンドメンバーという訳ではないが、誰かと一緒に音楽をしている平沢さん」というのは、とても良いものなんですよね。

この記事を書いている2020年現在は、会人たちがその「誰か」に代わるものになっているのだろうと、個人的に思います。本当にいいもんです、今。

このコミュノ・ハイブリディアの後、クリスマスにやるはずだったけど中止になってしまったライブ『ススムとケンジ』(平沢さんと小西さんの2人ユニット/クリスマスなのでドレスコードあり)も、いつの日か開催してくれればと思いつつ、改訂レポを終わります。

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