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カラードレス問題。

結婚披露宴のお色直しの定番といえば、カラードレスではないだろうか。御多分に洩れず、私もお色直しでブルーのカラードレスを着た。

ブルーのカラードレスを着て、いつもより濃い化粧の私。結婚してかれこれ12年になるが、その姿の写真を見たのは、これまでに2〜3回くらいではないだろうか。理由は明白で、さっぱり似合っておらず封印したいくらいの代物だからである。

それでも、マシなものを選んだつもりだった。
ウェディングドレスはすぐに決まった。カラードレスは、なかなか決められず何着も何着も試着した。そんなに都会でもないが片田舎でもない街の結婚式場には、洗練されたカラードレスは皆無であった。

そうして何とか選んだ、ブルーのドレス。
写真映りが悪い私に今ひとつなドレスじゃあ、封印したくもなるよな、とこれまで思ってきた。


先日、友人宅にお邪魔した時のこと。リビングには結婚式の写真が飾られていた。
友人は誰もが認める美人で、写真の彼女も綺麗。

彼女のカラードレス姿の写真もあり、パープルを纏い微笑んでいたのだが、ウェディングドレス姿の彼女ほどの美しさではない。
似合ってないとは言わないが、私の封印したい写真と似た印象を感じた。
ウェディングドレス姿の方が100倍素敵なんだけど、カラードレスも素敵よ、と花嫁のことはやはり褒めなくてはならない。けれど、手放しで素敵とは言い難い。

彼女のような美人でもそうなんだな、と発見し、写真を封印したくなるのは、写真映りの悪さやドレスのチョイスミスのみならず、カラードレスの気恥ずかしさもあるのだ。

外国人観光客の方が着る着物や浴衣が手放しで似合ってるとは言い難いように。


式場のドレスブティックでカラードレスをなかなか選べずにいた私は、付き添いで来た両家の母たちに、真逆のデザインのウェディングドレスを2着選ぶのはどうかと提案してみたのだが「そんなのつまらない」「白のドレス2着なんて聞いたことがない」と猛反対され「これでいっか」と消去法で選んだのがブルー。

着物は選べないプランだったので、どうしてもドレス2着を選ばねばならなかったのだが、今思うと、白2着にしておけば良かったかな。

お色直し=カラードレスと縛られずに、テイストが違う白2着という自由があってもいいんじゃないかな。
大体の場合、結婚式はそう何回も出来るわけじゃあないんだから。

#お色直し #カラードレス問題 #結婚式 #結婚披露宴

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