見出し画像

すごくかっこいいと思って、これを着てて満足しています ┃「裏表のない世界」 購入者インタビュー vol.4 兵庫県 "KK"さん

コンプレックスに悩むのはやめにして、みんなが自分の「弱さ」や「苦手」を生かせる社会づくりをめざしたい。

そんな想いでオールライト研究所のメンバーが手がけたプロジェクトの第1弾、「裏表のない世界」。裏表のない服が誕生しました。
もっと言えば前後もありません。すべての着こなしが正解です。

そんな、裏表のない世界の商品を購入いただいた方に感想を聞いてきました。今回は、"KK"さんのインタビューをお届けします。

ペンネーム:”KK”
兵庫県在住。大学で教員&コワーキングスペースの運営をされています。
夫と子ども二人の4人暮らし。

購入していただいた商品:
裏表前後ろのない シルケット加工できれい見え ポケットTシャツ
裏表前後ろのないまるっとダブルガーゼパンツ
裏表前後のないすっきりフィット靴下

ーオールライト研究所を知ったきっかけを教えてください。

前から少し取り組みについては知っていたんですが、テレビの動画をみたのが衝撃で。※フジテレビのLiveNEWSαさんでの紹介動画を見ていただいたそうです

https://www.fnn.jp/articles/-/540151

「そういうコンセプトなんだ」というのは頭ではわかっていたけど、TVで編集された動画をみて「これはとても素晴らしいコンセプト!」って一気に惹かれたという感じです。

●買い物は投票だ!

もともと、このあたりのテーマに興味関心が高いので、福祉施設に所属する作家さんとアートライセンスを結んでる会社のお財布を使っていたり、作業所さんの展示会にもいって、買い物したりもしていて。

「買い物が、投票だ!」みたいな事が好きなんです。

だから、フェリシモさんもそういう商品、作るんだ!すごいな!と思ってたんです。

そこから、動画をみて、「これ、すぐ買う!」って、即、購入しました。

ー購入にいたったきっかけを改めて教えてください。

決め手は、やはりコンセプトがとても素敵だな、と思ったこと。
目がみえない方とか、発達障害の方にも絶対いい、という説明をみて、聞いて、本当にそうだな、と思ったんですよね。

裏表のない世界のコンセプト紹介リーフ

よく言うじゃないですか、
「誰も取り残さない」とか「誰にも優しい」とか言うけど、出来てないことのほうが多いなぁ、と。

この商品たちは、すごいしっかりしたコンセプトっていう感じがして、
めっちゃかっこいいと思って。

靴下が一足ずつ売ってるところも、めちゃくちゃいいです!
男性女性にかかわらず着れたり、日常生活が負担にならないというコンセプトに強く共感しました。

誰にもやさしく、かっこいいい「裏表のない世界」

ーちなみに、どういう時によくお召しになっていますか?

届いてから、めっちゃ着ています。週3くらい、でしょうか。
楽というのもあるけど、隙あらば、話のネタにしています。

ー話のネタというのは、どういうことでしょうか?

今、3つの大学で教えているんですけど、どの大学でも、切り口を変えて学生に話をしています。

仕事場に行くときも着てますし、それから今日は家が多いかな?、みたいなときにも着ています。

ちょっとしたお出かけにも、家でも、仕事場でも!

●自分のアンコンシャスバイアスに気づく

ーちなみに、普段お仕事にお出かけするときの服と、この「裏表のない世界」のお洋服はギャップはないんでしょうか?

めっちゃあります!

すごく自分で面白いと思ったのが、「アンコンシャスバイアスを知ろう」の講義中の話ですね。アンコンシャスバイアスというのは、誰もが無意識に持っている偏見のこと。自分が気づかぬうちに思い込んでいる物事の捉え方を指します。

例えば「私は年齢が高いから、仕事なんて見つからない」とか「女だから管理職は難しい」とかいろいろな思い込みってあるじゃないですか。
そういう事例から、自分の「アンコンシャスバイアス」を見つめて、今後の生き方に活かしましょうみたいな講座だったんですよ。

アンコンシャスバイアスの事例って、今のような例を言っても理解はできるんだけど、なんかもっと活きたいい事例ないかなと思って。そこでこの洋服を使ったんですね。

ーどう使われたんですか?

私自身のアンコンシャスバイアスに最近、気づきました、と。

わたし、自分は「大学の教員らしくないといけない」と思っていて、ジャケットは必ず着用して、暗めカラーを着て、ちょっとしっかり目の服を着ていたんです。

女性の大学の教員って、まだ二割半ばぐらいしかいないから、なめられてはいけないとか、ちゃんとした格好なら自分が守られるみたいな部分が、あったんですね

なんかこうビシッとした服装だと、先生っぽいじゃないですか。
自分ですごい、そう思ってて。ちゃんとした服を着た方がいいって思ってたんですよ。

ある日、授業でこの服の話をしたかったから、裏表のない服を着て行ったんですね。で、「すごくない?今日はちょっと違う服なんだけど」って学生にいったんですね。

そしたら、学生からも返ってきた返事が
「そうですか?」
「何の服なんですか?でもカワイイですね」
「別に違う感じしなかった」とかの返事で。

わたしの服装を、誰も気にしてないのかも!みたいなのが分かったんです。
「洋服で自分を守らなければいけない」とか、「大学教員はきっちりしているべき」とか、自分では「そうすべき」と無意識に思い込んでいたんですね。
だけど、学生は先生の服装ってあまり気にしてない、とわかって、「自分のアンコンシャスバイアスはこれだな」と気づけたんです。すごく枠にとらわれてたんですね。

だけど、「別にいいじゃん」って。
自分がこういう服、こういうコンセプトがすごい好きで、それを伝えれる服を着てて。

みんなにやさしく、かっこいい

楽だし。
可愛いとか言ってもらえるし。
めっちゃいいじゃん!って思って、
その時から、「この服で授業したらいいじゃん」って、変化しました。

ちなみに、この話をしない時もこの服装で授業をしていますが、特に何も言われてないです(笑)

●実際に手にとってみての感想

ーTシャツがキレイ目なのがいい、というところをアンケートに書いてくださってましたが、最初からキレイ目に惹かれて購入されたのでしょうか・・・?

いえ、これは届いてみたら意外と綺麗目だったっていうのが正直なところです。
なんだろう。生地がちょっと張りがある感じで、しっかり目なのが、
私は、仕事でも着やすくて、いいなと思っています。

ー実際に手にとってみて、思ったより良かった、ちょっと違った、というところがあれば教えてください。いいところも、悪いところも教えてもらえると嬉しいです。

Tシャツについては、とても満足していて、すごくいい感じです。今2枚目のグレージュが届いて、3枚目の黒も、コンプリート予定です。表裏とか真後ろどれでも着れるんだけど、細かいところを見ると、少し縫い目などが違うな、というところはありますね。でも、あまり気になりません。

そうそう、ちょっと何かをこぼしちゃったときに、裏返しにできるな、というのがいいな、と思っています。

ーそれ、社内でも、言ってるスタッフがいました!

そう、白のTシャツで、食事中にピッととんじゃったときに、地味に服を裏返しにしてシミを隠せるなんてことは初めてなので、便利やん、って思いました。

ズボンは気に入って、黒も買ったんですけど
(この日はグリーンをお召しでした!)

ちょっと、毛玉が出るな、というのがあります。楽でいいんですけど、そういう感じはするかな。

ー他のインタビューでも、毛玉のお話、聞いています。ダブルガーゼの素材を使うと、どうしても毛玉が出やすいということもあって。

そうですよね。

そう、すそにゴムが入っているのがとてもいいです!
トイレの時も便利だし、なんだか形もかわいい。

すそゴムでぽわんなシルエット

ーちょっと、ぽわんとなってますよね。

すごくいいと思います。

ー嬉しいです!もんぺみたいに見えるかも・・というお声も、サンプルを見てもらった方に聞いていたので、意外と履いてみるとそうでもないんだよなーというのが届くといいな、と思っているんです。

ー靴下は、季節的にまだそんなに履いてない、とおっしゃっていましたが、届いてみて触ってみていかがでしたか?

「モノがいい」という印象です。まだ2回くらいしか履いてなくて。困ったこともなくて普通にいい感じです。靴下の片方だけ、よくなくすんですけど・・、一足だけ売ってるって、嬉しくなります。

靴下は1足売りがあります

ーあまり、買われるかたはいないんですけど、安心しますって言われています。

そうそう、その安心感がすごくいいです。

ーこの製品を生活に取り入れてみて、何か変わったことって、あったでしょうか・・?

生活は、そんなにないかな。
授業でめっちゃ伝えてるのと、気持ち的に、
「選択」した服を着てるっていうのは心地いいな、というのがあります。
「ちゃんと選んだぞ」
「好きな服着てるぞー!」みたいな。

ーもともと、裏表を間違いやすいということはあまりないでしょうか・・・?

間違いやすいわけではないかな。
あ、でもカーディガンを裏表間違えて着ていて、学生に、「先生逆です」って突っ込まれたことはあります。

ーカーディガン!カーディガンにも裏表のない世界への、可能性があるかもしれないですね。

カーディガンがもし商品であったら、私のためだと思いますね。
今は裏表はそこまで困ってなくて、食べ物でちょっと汚しちゃった、のほうが自分的にはニーズがありそうです。

ー学生さんにたくさん伝えてくださってるというお話だったんですが、どういう形で伝えているんでしょうか・・?

授業のテーマによって違うんですけど、

「マイノリティスタディーズ」という授業で、「特権」というトピックがあります。
「自分が当たり前にできてることがそうではないっていう人がいるよね。それは自分の特権である、と言われているんだ。その文脈だと、毎日前後を気にしなくて、服を着れるっていうのも特権。段差を気にせず階段を上がれるのも、特権。わたしたちは、前後裏表を気にするのは苦にならないけど、前後裏表を気にするのが大変な人もいるんだよ。」という文脈で話しています。

授業の初めに、この話をした時、「自分の特権について考えてこなかった。まだまだ自分には気づけることがある。」「自分ができることを見直そう。」と学生からコメントをもらいました。

「現代の経営」という授業では、フェリシモさんの事例が出ている教科書を使用しています。その最新事例として「フェリシモさんは今、こういう視点で物事をみて商品開発されているんだよ。これって、商品開発の素晴らしさだよね!」と商品開発の文脈で伝えたりしています。

ーいろんな形で伝えていただき、ありがとうございます!

Tシャツって、500円くらいから何万円のものもあって、どういうTシャツを選ぶかっていう時に、「こういうコンセプト」があって。
私は別に、「服をよく間違えて着ちゃう」ことで、すごく困ってるわけじゃないけど、「こういう考え方がすげーかっこいいと思って、これを着てて満足してるんですよ。」って、伝えていっています。

ーKKさんのお話をきいた学生さんにも、ぜひ話を聞いてみたくなりました!
KKさん、今日はお話をたくさん聞かせていただいて、ありがとうございました!

●裏表のない世界 イメージムービー
(「すべての着こなしが正解です」)

KKさまが伝えてくださっている商品はこちら!

オールライト研究所 みんなにやさしくかっこいい 裏表前後ろのないまるっとダブルガーゼパンツ
1本 ¥5,980(+10% ¥6,578)

〈ブラック〉

〈グリーン〉

オールライト研究所 みんなにやさしくかっこいい 裏表前後ろのない シルケット加工できれい見え ポケットTシャツの会
月1枚 ¥4,980(+10% ¥5,478)

オールライト研究所 みんなにやさしくかっこいい 裏表前後ろのないすっきりフィット靴下の会
月1足 ¥1,900(+10% ¥2,090)

〈ネイビー〉

〈グレー〉

★前後左右もフリーだから、片足だけの買い足しもできます

裏表前後ろのない すっきりフィット靴下〈片足〉
月1足(片足)
¥980(+10% ¥1,078)

〈片足〉(ネイビー)

〈片足〉(グレー)

★いろんな方に手にとっていただきたくて、ZOZOでも販売しています。