ryuchellさん

当然だが会ったことも話したこともない、もっと言えば生きている間に話題にすらしたことはほとんどない、でも時々YouTubeチャンネルを見るくらいには存在を知っていたryuchellさん。
事務所で倒れていた、と訃報が出た日の朝、喜納昌吉さんの『花』を聴いていて、どうしてもその歌詞がryuchellさんとリンクしてしまって、勝手に感情を揺らしていた。

ryuchellさんが何を思っていたのか想像することはできない。外に見せている姿しか知らないし、事実、私がその姿に見ていたのは楽しい若者だった。

ただ、分からないからこそ、ryuchellさんの流れに花が咲いて、多くの人が花を眺め、またその花を好んだこと、咲くのを楽しみにしたこと、たくさんの花を咲かせて、多くの人の心に花を残したそういうryuchellさんの人生に、そっと心の中で花を供えたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?