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気持ちはわかるなぁ。

先日、月2回の勉強店ツアー池尻大橋編に行きました。この勉強店ツアー参加者は立花含め現在2名。第一第三木曜日開催でその日毎にアテンドはひとり。そのアテンドする人が≪今、最も行きたい店2店≫を決める。【勉強になる店】が条件。①店の雰囲気②料理とドリンク③流行り。この3つが主体で単なる飲み会ではなく自分たちにとって勉強できる店(どんな店であれ何かしらの「なるほど」ポイントはあり、勉強にはなるのですが)参加者条件としては飲食に対して真面目に取り組んでいる人。参加者は来るもの拒まずで募集中です。

さて今回は池尻大橋。一件目は目黒川沿いにある和食屋さん。入口から高級感漂うお店でした(職人さん的な男性スタッフ4,5名)。2件目は山の手通り沿いにある1,2階の小料理屋さん的なお店(女性スタッフ3名)。狙いではなかったのですが男性スタッフだけの店、女性スタッフだけの店になりました。感想として、男性スタッフだけのお店は重み的な雰囲気は生まれますね。特に全員が割烹着とか着て短髪やオールバックでいると背筋が伸びて料理に向き合わなければいけない雰囲気に包まれます。料理やお酒をじっくりと味わいながら大人の会話を楽しむお店。女性スタッフだけのお店は和み的な雰囲気がありますね。働くスタッフの年齢によっても雰囲気は違います。お店の雰囲気はスタッフが作っているということでしょうか。その雰囲気を好んでくれるお客さまがまたその雰囲気を増長させて店の色になるということでしょう。

その女性スタッフだけのお店でおしぼりの代わりに濡れた手ぬぐい(いいにおいがする)が出てきました。最初は「おっ!!」さすが女性スタッフのお店と思ったのですが枝豆食べて、指についた塩を拭こうと思ってそのおしぼり代わりの手ぬぐいを手に取るとビジョビジョ(清潔感がない)なのであまり良い感じではなかった(このコロナ渦の状況では特に)。。おしぼりではなく手ぬぐいにするアイディアの気持ちは良くわかります(他店との差別化)。が。マイナス方向で動く可能性がある事(おしぼりであれば普通なのでマイナスには動かない)はやめた方がよいと思うのです。他店との差別化やオリジナル性はマイナス方向に少しでも動いてしまうと難しくなる。差別化やオリジナル性はお客様の再来店に繋がらなければ意味がないのです。(料理の味は別ですが。これは賛否両論あっても良いと思います。店の雰囲気も同様に、それは店の色になるので)飲食店において不潔な印象を与える事は絶対駄目だと思うのです。店内が清潔、グラスや皿が清潔は飲食店において当たり前事項。気持ちは分かるのですが清潔感を脅かす賭けには出ないほうが良いと勉強になりました。その他の事で他店との差別化、オリジナル性を作るべきだと…。

総括としては2店舗とも思考工夫しておられて料理、雰囲気共に両店とも違った色があって勉強になりました。長く続けておられるお店は何かしらの魅力がありますし、それを出すための思考工夫していることを改めて理解できました。

お店の再開に向けて。災害に強い飲食店を目指して日々思考工夫して頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。